はと@杭州便り

中国杭州で仕事&子育てしているはとぽっぽのページです。

燃油付加費(ranyou fujiafei)

2006-08-01 22:14:34 | 杭州生活
ここのところ、最高気温40度近くの猛暑が続いている杭州。
いつの間にか梅雨も明け、8月に入って暑さも本番になってきた。

普段、一人で出かけるときはなるべく自転車かバスを利用するようにしているのだが、もうかなりへタレ気味
今日の日中、用事で外に出ようとした時も、蜃気楼の立つような暑さの前にくらくらくら
冗談じゃなく、身の危険を感じる暑さである。

外出先まではバス4駅+徒歩5分の距離なのだが、どうしてもバスに乗る気がせず、
思い切ってタクシーで行くことに
ワンメーターで行けるはずだと思って、一応財布の中の10元札を確認して乗った…、のだが。

運転手:「11元だよ。あと1元!」
私:「ウソだぁ~!!この距離だったら絶対10元だよ!!」

と言ったら運転手は「小姐、これこれ」と助手席前に貼ってあるシールを指さした。
そこには…

「8月1日より、一回乗車ごとに燃油付加費・1元をお支払いください」
と書いてある

げ、原油価格値上げの影響が、ついにタクシー料金に反映されてしまったのか…

数ヶ月前、上海のタクシー初乗り料金が11元に値上げになったと聞いて、びっくりしたもんだが、
まさか杭州で、こんなに早く初乗り11元になるとは思わなかった…。

ちなみに中国のタクシー初乗り料金は、町によって違う。
深圳ではナント、初乗り13元だという噂を聞いた。

同じ浙江省内で、私の知ってる限りでは

紹興・金華・嘉興…5元
衢州・龍泉…3元

だった。

じゃあ、初乗り3元以下のタクシーは存在するのか?

浙江省内では難しいと思い、隣の江西省へ行ってみた。

衢州からさらにバスに乗り換え、山道を走ること約3時間の江西省婺源(ブゲン)紫陽鎮。
そこでは確かに

初乗り2元!!

だった。

しかしそれは、既にタクシーじゃなくて、バイクタクシーだった…

バイクタクシーとは、その名の通り客を大型バイクの後に乗っけてくれるタクシー
(?)なのだが
運転してくれるおっちゃんに後から抱きつかないといけないので、女性はちょっと、いやかなり抵抗がある。

私は今まで江西省、福建省、広西壮族自治区の田舎で乗ったことがあるが、荷物が重いときや雨のときはもう散々だった。

しかし、中国の田舎ではこのバイクが村と村をつなぐ、唯一の交通手段だったりする。
バイクタクシーに乗って気がついたのだが、貧しくて車が買えない、というよりは、
山道や奥地で舗装されていないケモノ道のような細い道しか通っていないので、車自体が通れないから、というのが正しそうだった

このバイクタクシー、福建省の土楼めぐりのときも、広西の棚田めぐりのときも大活躍!
観光バスでは絶対に見ることのできない、素晴らしい土楼の集落や棚田の風景を思う存分見て回れたのだった。

広い中国、いつかどこかで初乗り2元の本物のタクシーがあったら、見てみたいもんである。

話がそれたが、杭州のタクシーの値上げはイタイ
原油価格が落ち着いても、タクシーの方もこのまま初乗り11元で落ち着いちゃったりして…

今までは、「自家用車を買うことを思えばタクシーの方が経済的」だと思って使っていたのだが、タクシーに乗れないとなると、交通手段が自転車か市バスしかないのがツライ。
杭州にも早く地下鉄が通って、公共交通がもっと便利になってくれるといいのだけど…

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