アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

男もの羽織、メリットとデメリット

2013-12-19 | キモノ
先日、男もの羽織を着ましたが、こんなことがありました。
雨模様だったので、いそいそと雨コートを出してきて
ちょうど防寒にもなりましょうと袖を通そうとすると
通りません。


男ものの羽織(キモノもそうですが)は、女ものキモノと違って
脇の下の身八つ口がない。つまり、袖がフリフリとなっていなくて
胴体に縫いつけられている状態になっていますので
袖を雨コートの袖の中にポイと放り込むことが出来ないというわけです。


ポイッと出せない羽織の袖は、雨コートの脇あたりで団子になりました。
仕方なく雨コートをあきらめて、大判のショールを巻きつけて出かけました。
というわけで、男もののキモノの上に女もののキモノを重ねることはできませんが
女もののキモノの上に男もののキモノは重ねられるということです。
ん?合ってる?
とにかく、今回男もの羽織りはとても役に立ちました。
脇の下スースーもなく、安心安全でとても暖かい。
しみ、取ってもらおうかな(まだ悩んでる)


2 コメント

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男物羽織 (may)
2013-12-20 08:52:03
知り合いで冬場に身八つ口が開いてなくて
暖かいからとあえてリサイクルか骨董市で
男物羽織を探して買った人がいます。
でもそういうデメリットもあるのですね~
でも暖かいのはいいな~
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Re:mayちゃん (emy)
2013-12-20 21:34:43
ほんとにねー、着てみないとわからないのは洋服と同じです。
これなら入ると思ってたのにチャックが上がらないとか…意味がちがーう。
怖くて甘えた記憶はないけど、爺さんの羽織に喜ぶ日が来るなんて、あの世で小さい目をパチクリしてるかも。
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