日本経済新聞社主催「文楽の夕べ」へ行ってきました。
18時からですが、日もとっぷり暮れた中之島中央公会堂。
ゴッサムシティ。
会場は文楽愛が溢れておりました。
あ、すみれ庵さん、あ、こころやさん、あ、後藤先生、ゆかりさんご夫妻。
最初は対談。
というか、ほぼワンマンショーーとなりました竹本住大夫さんのお話。
引退の頃は、ずいぶん心身ともにお疲れのご様子で心配でしたが
解放されて?ものすっごくお元気!
1時間という設定でも足りないぐらいの喋りっぷりが頼もしい。
ほんの少し浄瑠璃してくださったのがとても嬉しかったです。
一生懸命なことと情の深さは日本一でしょう。
ミニ文楽は 「桂川連理柵 道行朧の桂川 (かつらがわれんりのしがらみ みちゆきおぼろのかつらがわ)」
これまた「あほな」ストーリーですが、実話があったから余計に流行ったお半長、
14歳のお半と40前の長兵衛、出来ちゃったので心中します、のストーリーです。
いつの世も・・・ですわなぁ。
最後は技芸員さん方による対談を楽しみました。
皆さん本当にお話がお上手で、これまたあっという間に終了しました。
勘十郎さんと文字久大夫さんは言うに及ばず、籐三さんの朴とつとしたお話に相反するノリの良い三味線、魅力的でした。
たいるちゃん、琴さん、文楽のゆかりさん、ありがとうございました。
初冬の夜にキモノの琴さん、良いなぁ。
1月の初春公演も楽しみです