アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

仮名手本忠臣蔵第一部@文楽劇場

2012-11-05 | 日記
始まりました、通し狂言「仮名手本忠臣蔵」。
8年ぶりの興行とのこと、行っとかなきゃ次まで命があるんだかないんだか。
日本橋にある国立文楽劇場へ行って参じました。
朝から船場界隈での用事を駆け足でかたずけるため、
今回は洋装でのダッシュです!((( 三( -_-)


1階はほぼ満席だったでしょうか?
私は文楽は「オトナの人形劇」感覚、1人で気ままに行きます。
25分の休憩は、自分の座席でもぐもぐ。
前後の間隔は狭いんですが、自由にくつろいで観ます。
今回は、だいたいド真ん中あたりの席でした。
本当は、義大夫さんと三味線に近いところが好きなんですが。

第一部だけでも10時半から16時まで!
お尻の痛みとの戦いでもあります。
しかし、最初から最後までわかりやすいストーリーと場面のメリハリがあって
そりゃお腹は轟音鳴り響き、エッチラ舟も漕ぎましたが、予想以上に楽しめました。
ご病気から復帰された鶴澤清治さんと呂勢大夫さんの時、
あたしゃ一番の拍手をしましたね。
「待ってましたっ」とは言えなかったけれど。
やっぱり三味線の音は良いですね~うっとり。

しかし、切腹の段は水を打ったように場内は静まり返り、
観客全員でおごそかに古式に則った切腹を見守る場面は
とても不思議な感覚に陥ってしまいました。
ものすごい緊張感が漂うシーンでした。

劇場内で、オシャレな勝野ちゃんご夫妻を発見してホッとしました~。
モダンで素敵な紬、黄色い帯は角出しで粋に。


帰りは第二部の入りもあり、ごった返していました。


再来週、第二部に行く予定です。行けたら・・・です。えぇい、行くわいなぁ。