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アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

ラジオがない

2011-04-25 | 読み物
モイラさんが毎晩おもしろくて眠れないと言われる「ラジオ深夜便」の月刊誌。
番組表を見るだけで楽しそうだけど、
枕元にラジオはなく、ましてや起きて聴くがんばりもないので、
少し読んで寝ます。
ところが、読み出すとやっぱり聴きたくなる。
あきらめて、仕方なくおやすみなさいです。


「キモノなでしこ3」

2011-03-18 | 読み物
非常に臆病な私ですが、こうして長いこと生きていると
色々な世界をのぞかせていただけて、大変ありがたいです。
人様に生かされてるって実感する毎日です。

今日は事務職の関係での一区切り、多くの方とお会いしました。
「大丈夫でしたか?」
「まだ生きてるで~」

若い方からちょっと年上の方、
電話や書面だけでなく実際にお会いして、初めてわかるお人柄があります。

仕事の話以外にも、色んな会話を通して
日常生活では得られない情報も得ることが出来たりして
日々感謝でございます。

さて、ご縁あって3月17日発売の
キモノなでしこ 3 (エイムック 2156)
エイ出版社

で、着付けをさせていただきました。

和多谷 沙恵さん
優しさとしなやかさを兼ね備えた美しい方
朝から夕暮れまであちこち移動しながらの大変な撮影でしたが
そばにいて本当に清々しい気持ちになれる素晴らしいお嬢様でした。
沙恵さん思い出の地「神戸」からお送りするページ、ぜひ読んでくださいね

被災地の皆さんにもキモノを楽しむ日が早く戻ってきますように

最低にして最高の道

2011-03-15 | 読み物
ぼちぼち元気に動けていますか?
何となく静かな大阪の街も、
口がにぎやかになってきたような気がします。
どんなんや。

テレビは完全受動態になってしまうので
NHKを見たい時だけつけています。
朝日、フジ系に関しては拒絶反応を起こしました。
しばくっ!

こういう時こそ心に栄養。
音楽や本や落語やら。ね。



高村光太郎「最低にして最高の道」


もうよさう。

ちひさな利慾とちひさな不平と、

ちひさなぐちとちひさな怒りと、

さういふうるさいけちなものは、

あゝ、きれいにもうよさう。

わたくしごとのいざこざに

みにくい皺を縱によせて

この世を地獄に住むのはよさう。

こそこそと裏から裏へ

うす汚い企みをやるのはよさう。

この世の拔け驅けはもうよさう。

さういふことはともかく忘れて、

みんなといつしよに大きく生きよう。

見かけもかけ値もない裸のこゝろで

らくらくと、のびのびと、

あの空を仰いでわれらは生きよう。

泣くも笑ふもみんなといつしよに、

最低にして最高の道を行かう。


ナポリタンの思い出@東海林さだお本を読んで

2011-02-08 | 読み物
とても分厚い、市販のカバーでは収まりきらない厚さかも?
しかし、これが読み始めたらやめられない!
という本を、モイラさんからお薦めいただきました。

丸かじり劇場メモリアルBOX (朝日文庫 し 14-4)
東海林 さだお
朝日新聞社


この本笑うで!

いきなり笑うで!

特に私ら世代の方。

中に出てくる食べ物のひとつに「ナポリタン」があります。
これにまつわる本の中身はさておき、
私もハタチの頃に忘れられないナポリタン話があります。

「カフェ」なんて言葉はどこを探してもなかなかなかった時代です。
飛行機に乗って、外人のスチュワーデスさんに
「コッフィープリーズ」なのか「コッフェープリーズ」なのか
はたまた「キャフェープリーズ」なのか、
そんな迷いがあった昭和な日本人として生きていた時代。

ババ姫とマチコと私の3人、「喫茶店」でお昼ご飯を食べた時。

「すみませ~んナポリタンありますかぁ~?」
「え?ナポリタンって・・・えっとぉ、えっとぉ、えっとぉ・・・」
高校生のアルバイトっぽい女の子でした。
「ほら、スパゲッティーで、赤くてケチャップ味で」
(パスタなんて言いませんでした)
「あ!わかった!緑の豆がパラパラ乗ったやつですね!」
「そこかい!」

昔はそんなん食べてたんです・・・。

機会があれば、一度読んでみてください。
昔の話から、新しい一品までに係るウンチクに
鼻の穴をヒクヒクさせてください


「宇治茶の松露園」着付け教室
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