夫の体調記録~がんばろっ!~

お気楽夫婦だったのに・・・悪性リンパ腫と闘った夫、妻の日記

春のお彼岸にお位牌と故郷に

2007-04-13 00:34:02 | 夫を想う
春のお彼岸に、アカオさんの位牌を持って
アカオさんの実家に行ってきました。

お義母さんは、もう80歳を超えているし、
足腰が弱くなっているので
葬儀には来れなかったので、
お義母さんに会いに行きたいとずっと思っていました。

アカオさんのお位牌を抱いてもらいたいと思っていました。

やはり親子ですよね。
そんな私の想いを言うまでもなく、
私がお位牌をお義母さんの前に差し出しただけで
すぐさま位牌を胸に抱きしめてくれていました。

位牌を抱きしめたまま泣きくずれていました。

我が子に先立たれる母親の気持ちほど切ないものはありません。
例え何歳になっても母親にとっては子供は子供であって
悲しみは同じなんだと思います。
計り知れないです。


アカオさん、
お義母さんの元に帰ることができ、
お義母さんに抱いてもらえて、よかったね。


本人は闘病中、決して母親に電話することもありませんでした。
「電話する?声でも聞いたら?」と私が言っても
「しない。」とかたくなに言っていました。

心配させたくなかったのだろうし、
母親に弱音を吐きたくなかっただろうし、
もし言葉を発したら、
せきをきったように
どうしようもないほど切なさが襲ってくることを
感じていたからだと思う。

きっと治して元気になってから電話しようと、
心に誓って闘病していたに違いない。


本当に母親想いの人でしたから。
いつも母親を自慢してました、大切に想っていました。
苦労して育ててくれた母親を尊敬していましたから。

アカオさんは本当に芯から優しい人でした。


私もお義母さんに会いに行けて、ホッとしました。

お義母さんにアカオさんを抱いてもらえて、
妻として、少し肩の荷がおりた感じです。

春のお彼岸に新幹線に乗って
アカオさんの故郷に帰るお手伝いをして、よかったと思っています。







2 コメント

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夫の母 (ほたる)
2007-04-13 13:15:42
りおんさん、とても親孝行をなさったと思います。
実はわが家も重い病気と闘っています。
主人の母親はもう亡くなっておりますが、
もし生きていたらどんなに悲しんだことだろう
と思います。
こちらのブログはいつも切ない思いで
読ませていただいてました。
これからもお元気でいて下さいね。
返信する
しばらくです。 (ほたる)
2008-06-19 20:52:05
いかがお過ごしですか。
我が家は明日血液検査です。
なんでもない明日が来ることを願って
きょう一日を過ごしました。
検査が近づくといつもこうです。

りおんさんがお元気でいらっしゃいますように。
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