夫の体調記録~がんばろっ!~

お気楽夫婦だったのに・・・悪性リンパ腫と闘った夫、妻の日記

体内で水漏れ、腎機能低下

2006-08-09 00:28:14 | 夫の体調記録
転院3日目も高熱が続いていた。
薬のアレルギーなのか悪性リンパ腫が悪さしているせいなのか
発疹もひどいのでそれも調べるらしい。

転院4日目の土曜日、忙しくて面会に行かなかった。

5日目の日曜日、仕事で都内に夕方までいたので
その足で病院に行ってみた。
びっくりした!
ベッドから降りて立って苦しそうに一生懸命着替えをしているアカオさんがいた。
パジャマのズボンを脱ぎ、取り替えている。
その動作がとても辛そう。苦しみながらやっているので、大変そうだった。
ちょうど私が来たので、手伝ってあげてよかった。
着替えも苦しく大変なのにはわけがある。
体内に水がたまって、お腹も肺にも水がたまってるので圧迫されて苦しいのだ。
そこへもってトイレに行こうとベッドから力んで立ち上がった瞬間に
大変なことになったらしい。
かわいそうに。。。

慌ててそれらを始末し、取り替えてあげる。
それも自分でしたのだろうか?
手が汚れるし、それらすべての作業は高熱で体中腫れている彼には
とてもつらい作業。
本当に苦しそう。ふうふういいながら、呼吸すら息苦しいようだった。
そしてカオを見てもっとびっくりした!
顔が横に二倍に大きくなっていた。
今にも破裂しそうな腫れた顔。
まるで風船のようになっていた。
本当にびっくり!

こんなのアカオさんじゃないよー(泣き)
私は必死で着替えを手伝い、手を拭き、体を拭き、周りを拭き、
看護士にシーツを取替えに頼んだ。

悲しくなって泣きたくなったけど、
アカオさんは苦しく闘っているのだから
こんなことで私がいちいち動揺してメソメソしていてはダメだ。

実はその時、知り合いの若い男性が私に付き添って見舞いに来てくれていた。
私の知り合いだけど、2、3年前にうちの店に何回か手伝いにきてくれて
シェフ(アカオさん)もかわいがっている人だ。
若い彼の純粋な英気が、またアカオさんの励みになったかも。
看護士がベッドを取り替えているとき、
部屋の外の廊下で彼は座って待っててくれたのだけど、
トイレから戻ってきたアカオさんはその子の隣に座って喋っていた。

精一杯いつもの調子で喋っていたけど、
それも辛かったかもしれないけど、
でもかえっていつものシェフの意気込みで喋れたし、
顔は横に腫れて辛そうだけど、話す内容は元気な時のままだし、
アカオさんを慕ってくれる若い男性といつもどおり喋れて、
アカオさんもよかったかも。
「○○くん、俺のこと不死身だと思ってたんじゃないー?!(笑)」
「いやー、シェフは強いですから!俺、憧れてますから!
 シェフの料理のファンですから。」

よかった。アカオさんに力強く言ってくれる若い人の言葉は心強かった。
アカオさんは、じゃーねー、と笑顔で彼を見送っていた。


翌日聞いたのだけど、
その後、深夜12時~明け方5時頃まで実は大変だったらしい。
腎機能が停止して(?)
ドクターも来てくれて、合う薬を探すのにバタバタしていたらしい。
ようやっと適合する薬をみつけ、腎臓の働きを元に戻すにいたったらしい。

ステロイド剤を投与した、と聞いています。

月曜日、私は仕事で出張していた。大阪に5時まで仕事だったのだけど、
主治医の説明があるとかで、夕方に来るようにとのことだったけど、
それは無理ーと思いつつ、
でも、とにかく猛ダッシュで仕事を追え、急いで新幹線に乗り込み
予定より早めの8時10分に病院に到着した。
もちろん、面会時間過ぎてるし、先生の話は聴けないけど、
でもどうしてもアカオさんに会いたかった。

アカオさんはメールで
「今日は遅いと言っていたので、まっすぐ家に帰っていいよ」と言ってきた。
面会時間は20:00まで。
○○駅着が19:45だったけど、そこからタクシーでT病院まで飛ばす。

無理無理病院に入り込む。

腫れはいくらはひいて、顔は大丈夫だった。
安心。
手足や首など、多少むくんでいるものの、前日よりは落ち着いてるので安心。

長女(前妻との子供)に頼んで、顔を出すように言っておいたので、
彼女は仕事帰りに行ってくれたらしく、
そのせいかアカオさんも落ち着いた明るい顔をしていた。
よかった。
熱は昨日、今日と、37度台。


そして今日、火曜日。
主治医に説明を受ける。
とにかく、進行が早いので
高熱や腎機能が落ち着くのを待たずに
抗がん剤治療を始めるそうです。
明日から、強力な治療を始めます。

ちなみに今日の熱は39.1ど、やや高くなっていた。
今のうちに、と、あんみつを食べていた。


アカオさん、頑張って!!

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