夫の体調記録~がんばろっ!~

お気楽夫婦だったのに・・・悪性リンパ腫と闘った夫、妻の日記

臍帯血移植

2006-09-04 10:27:45 | 夫の体調記録
アカオさんは まもなく臍帯血移植に挑む。

それまでの間、保険のきかない薬を毎日飲んで、
とりあえず暴れる悪性がん細胞の頭を抑えている。

その薬のおかげで、熱も下がり、腫れもひいたのも2、3日の話で、
9月2日(土)あたりから、また熱が上がりだした。

日曜日、面会に行ったときは
熱があってだるそうで朦朧(もうろう)としている感じ。
看護士さんに
「あと半月(移植までの約2週間のこと)この調子でもつんだろうか」
と、弱きでつぶやいていた。
移植までこんな調子が続くことの不安。
こんなに悪くて移植できるのだろうか、という不安だろう。

一生懸命励ます。
だって、悪性細胞の暴れ以外は、本当に健康そうなんだもん。
その悪性細胞だけをやっつけられればいいのだけど、
そのために骨髄の中を空っぽにして新たな造血細胞を移植するわけだから、
そこからがまた新たな闘いなのだろうか。
んー、悔しい! その悪いやつだけいなくなればいいのに。
その悪いやつのために、他のいいものもすべて取り替えることになるリスク。

なんとも苦渋の決断だけど、
でもこのまま移植しなければ、
悪性を抱えたまま感染症になる確立が高いというのだから、
やはり今となっては最善の選択となるのだろう。
望みを捨てずに挑むということが。


「チャンスをつなげる」

そういう意味で治療に挑む。


顧客(たまたまドクター)からの励ましのメッセージでした。

チャンスをつなげるために最善の治療を使って
そして望みを持って挑むことが
生き続けるために必要なのが、まさに今のアカオさんの状態かもしれない。