【永田満徳(みつのり)】 日本俳句協会副会長 俳人協会幹事 俳人協会熊本県支部長 「文学の森」ZOOM俳句教室講師

火神主宰 俳句大学学長 Haïku Column代表 「秋麗」同人 未来図賞/文學の森大賞/中村青史賞

「華文俳句社」Kabun Haiku 2020・1

2019年12月25日 17時04分54秒 | 月刊誌「俳句界」
俳句大学国際俳句学部よりお知らせ!

〜Facebook「華文俳句社」Kabun Haiku 2020・1〜

◆2020年『俳句界』月号が発行されました。
◆Facebook「華文俳句社」のKabun Haiku ①が掲載されています。
◆華文圏に俳句の本質かつ型である「切れ」と「取り合わせ」を取り入れた二行俳句を提唱して行きます。
◆2018年11月1日には、二行書きの華文俳句の合同句集『華文俳句選』が発行されました。
◆どうぞご理解ご支援をお願いします。

俳句大學國際俳句學部的通知!

~Facebook 「華文俳句社」Kabun Haiku 2020・1

◆2020年『俳句界』1月號已出版。
◆刊登Facebook「華文俳句社」のKabun Haiku ①。
◆於華文圏提倡包含俳句的基礎「一個切」和「兩項對照組合」的二行俳句。
◆2018年12月1日已出版華文俳句的合著,『華文俳句選』。
◆請各位多多支持指教。

華文俳句(俳句界)1月号
永田満徳選評•洪郁芬訳

薛心鹿

張開雙臂深呼吸


〔永田満徳評論〕
此景應是作者結束了一天的工作,在外頭行著深呼吸。季語使用「雁」,相當貼切。晚秋至初春的雁飛時期,呼吸清新空氣,藉此釋放身心的疲憊,頗能引起讀者共鳴。

薛心鹿

両手を広げて深呼吸する

〔永田満徳評〕
仕事を終え、外に出て、「深呼吸」をしている情景である。「雁」という秋の季語が効いていて、「雁」の頃の清々しい大気を吸って、疲れを癒す様子を詠んでいるところが共感できる。


楊博賢

醫院長廊的腳步聲
霜降
〔永田満徳評論〕
走廊的腳步聲在安靜的醫院裡顯得特別響亮。適逢寒冷時期更是如此。藉著季語「霜降」於此兩項對照組合裡的運用,巧妙地描述了冬天的嚴寒與寂靜。

楊博賢

病院の長い廊下の足音
霜降
〔永田満徳評〕
廊下の「足音」は静かな病院であるがゆえに耳につくものである。ましてや、寒い頃であればなおさらである。「霜降」との取合せによって、冬の厳しい寒さとともに静けさがよく捉えられている。


郭至卿

窗外盛開的紫藤
愛情小說
〔永田満徳評論〕
兩項對照組合的場景是現今盛開庭園的紫藤,窗外灑入暖煦的光,麗人正入迷地讀著戀愛小說。此俳句巧妙地勾勒出春天平穩的氛圍。

郭至卿

窓外に溢れんばかりの藤
恋愛小説
〔永田満徳評〕
今を盛りに咲き誇っている庭の藤との取合せによって、窓から差し込む暖かい光を浴びて、「恋愛小説」に読み耽っている麗人の姿が目に浮かぶ。春の穏やかな雰囲気がうまく描き出されている。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 季語で一句① 〔『くまがわ春... | トップ | 月刊誌「俳句界」12月号! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿