【永田満徳(みつのり)】 日本俳句協会会長代行 俳人協会幹事 俳人協会熊本県支部長 「文学の森」ZOOM俳句教室講師

「火神」主宰 「俳句大学」学長 「Haïku Column」代表 「秋麗」同人 未来図賞/文學の森大賞/中村青史賞

「華文俳句社」Kabun Haiku ④

2019年04月12日 22時30分10秒 | 「俳句界」華文俳句
俳句大学国際俳句学部よりお知らせ!

〜Facebook「華文俳句社」Kabun Haiku ④〜

◆『くまがわ春秋』4月号が発行されました。
◆Facebook「華文俳句社」のKabun Haiku ④が掲載されています。
◆華文圏に俳句の本質かつ型である「切れ」と「取り合わせ」を取り入れた二行俳句を提唱して行きます。
◆2018年11月1日には、二行書きの華文俳句の合同句集『華文俳句選』が発行されました。
◆どうぞご理解ご支援をお願いします。

俳句大學國際俳句學部的通知!

~Facebook 「華文俳句社」Kabun Haiku ④〜

◆『くまがわ春秋』4月號已出版。
◆刊登Facebook「華文俳句社」のKabun Haiku ④。
◆於華文圏提倡包含俳句的基礎「一個切」和「兩項對照組合」的二行俳句。
◆2018年12月1日已出版華文俳句的合著,『華文俳句選』。
◆請各位多多支持指教。

華文俳句(くまがわ春秋)4月号
永田満徳選評•洪郁芬訳


伏案寫一字刪一字
春雨 林國亮
〔永田満徳評論〕
寫了又擦,擦了又寫的反覆推敲字句。安靜寫字的工作環境環繞著滋潤的春雨,像是包容般的氛圍正是春天給人的感受。

机で文字ひとつ書きひとつ消す
春雨
〔永田満徳評〕
書いては消し、書いては消しながら文章の推敲をしている場面。物書きという静かな仕事とそれを包む春雨のしっとりとした雰囲気との取合せが春の気分を醸し出している。



春雨聲忽大忽小
筆尖的俳句   皐月
〔永田満徳評論〕
作者一邊聽著豐潤的「春雨聲」,一邊用心寫俳句。「筆尖的俳句」形容的真巧妙!筆尖寫出的字句想必都揮灑著盎然的春意。

大きくなったり小さくなったりする春雨の音
筆先の俳句
〔永田満徳評〕
しっとりとした「春雨の音」を聞きながら、句作りに励んでいるのである。「筆先の俳句」という措辞がよく、「筆先」から生まれる句はいずれも春の気分が横溢していることだろう。



旗袍飄逸池塘
荷花香    微塵
〔永田満徳評論〕
以包裹靈魂般的「荷花香」為裝飾,穿著旗袍的女性輕輕地繞池塘。眼到之處皆是她嬌豔地步步揮灑春天的氣息。

池で裾を翻すチャイナドレス
蓮の香
〔永田満徳評〕
魂ごと包む「蓮の香」を纏い、チャイナドレスを着た女性が蓮池を巡っている情景。一歩歩むたびに、春の気分を振りまいている女性のあでやかさが目に浮かぶ句である。


コメント
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