みつばちマーサのベラルーシ音楽ブログ

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ミュージカル「預言者」⑤ 感想

2007年11月08日 | その他
 そもそもマーサ一家は「預言者」に出ているトーダルを見に行ったのである。
 しかし、作品の内容の強烈さに彼のことをすっかり忘れていた。(^^;)
 前にも書いたけど、トーダルは主役のダブルキャストであって、もう一人の主役オレイニコフが出演しているときは、彼は「その他大勢」のうちの一人の役をやっている。
 しかし、この「その他大勢」がやたら多い。しかもみんな歌いながら踊っているので、どこにトーダルがいるのか分からなかったのです。(双眼鏡持って行けばよかった。不覚!)

 はちの子(4歳のとき好きだった芸能人:山下智久)はトーダルにあげようと、花束を持って行ったのだが、50人ばかりがいっせいに踊っているのを見ても、どこにいるのかまるで分からず、最後のカーテンコールでもどこにいるのか分からず、(分かったとしても、出演者が多すぎて近寄れなかったと思う。)仕方がないので、一番手前中央にいたオレイニコフに花束を渡した。
 オレイニコフは子どもから花束をもらってうれしかったらしく、ほっぺにキスをしてくれたのだが、その様子は画像となって、「預言者」の公式サイト内で見られるので、暇な人は探してほしい。
 
 さて、あまりにも考えることを要求するミュージカルであったため、家に帰ってからも、捨平と、ああだこうだと内容について議論したよ。
 はちの子(現在好きな芸能人:ウエンツ瑛士。母はどちらかときかれれば徹平ちゃん派)に
「おもしろかった?」
ときいたら
「また見たいよ。」
「何が一番おもしろかった?」
「赤い服の女の人とおじさんが火の中で歌うところ。」
どうやら「人妻との不倫デュエット」曲 がお気に召したよう。
 さらに不倫が発覚して、夫が妻を怒るシーンでは
「かわいそうだった。どうしてあんなに怒ったの?」
と心配していた。

 というような感想を後日、トーダルにはメールで送っておいたよ。
「『預言者』のテーマはずいぶん深刻で重いテーマだったね。でもこういうテーマは実はよくある内容で、要するに人間にとっての永遠のテーマだと感じたよ。
 でも、この作品を日本で日本人に見せるとなると、どうでしょう? 日本人はだいたいキリスト教のことはよく理解していないし、この作品を見ても深く理解できず、表面(例:人形とのダンス)だけ見て喜んで終わり、ということになるかも。日本公演が実現すればいいけど、日本人の観客に深く理解してもらうために、台詞は翻訳しておくとかしないとだめだろうね。次はトーダルの預言者が見たいです。」
と私は自分の感想を書いたよ。
(その後トーダルからは「預言者の感想、いいことを書いてくれてありがとう。」
というメールの返信がきた。)

 しかし日本で公演するとなったら大変だろうなあ。翻訳だけの問題ではなく、あの馬鹿でっかい舞台装置、どうやって日本まで運ぶんだろう。
 


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