霞がかかって筑波山が姿を見せない20日、つくばマラソンに参加した。数えてみたら31回目のフルマラソンで、つくばは15年ぶり2度目となる。会場の筑波大学はイチョウやモミジの紅葉、黄葉まっさかり。とりわけスタート直後のメタセコイアの並木通りは、オレンジを帯びた紅葉で2万人近いランナーを包んでくれた。
科学都市つくばにちなんで、「マラソンを科学する」が大会のテーマ。更衣室には体重計が置いてあったけど、参加者でごった返していて、じゃまだった。レース前後の体重の増減と水分補給が適切だったかどうかを研究するためと、あとのアンケート調査で知った。
レースはいつものペースで中間点まではいったけど、そのあと半分は完全に脚が上がってしまった。つったりもしていないのに、脚が固まってしまって前に出せない。ゴールタイムは4時間36分。15年前のつくばは3時間51分だった。やっぱり実力に合わせて、ペース配分をつくらないといけないということか。フルから退散する前に、もう一工夫、いやひと科学してみよう。