右に6体のお地蔵さん、左にも6体のお地蔵さん。真ん中にいるのは、お釈迦さまみたい。あきる野市乙津の陽谷院の境内で。バックは乙津の深い山と山。みんなが踊って歌っているよう。こんな粋な配置をしたのはいったいだれだろう。
「明和5年(1768)年の檀家数は12軒、現在とさして変わらない」と『無漏西游』(秋川仏教会)には記されている。近くの集落を歩くと、やっぱり10軒ちょっとかなあ。家族みんなで草むしりをしている。家も。すぐそばを流れる秋川には、夏を楽しむ家族連れが二組ほど遊んでいる。ここで遊ぶのは、「秋川通」なんだろうなと思う。