あきる野ライフ

東京都の西に位置する自然豊かなあきる野市から、四季折々の情報を発信していきます。

シダレウメがいない、明白院

2014-02-28 16:36:36 | 日記


シダレウメがいない。山門に粉雪が舞うように白い花を咲かせた、あの青梅市民がこよなく愛したシダレウメがない。プラムポックスウイルスに感染し、伐採されてしまったのか。青梅マラソンのコースにあり、いつもランナーを励ましてくれていた。ことし2月16日のマラソンが中止になった大雪は、シダレウメの涙だったのか。すぐそばには、紅梅がピンクの花を咲かせていた。でもちょっとさびしそう。


『調律師』熊谷達也

2014-02-27 15:22:51 | 日記


なにが気に入っているのだろう、熊谷達也の本はほとんど読んでいる。文体がやわらかいこと、優しさを内に秘めた人を描いていること、ノンフィクションの部分がたくさんなどなど、読んだ本によって理由はいろいろ。
『調律師』は、元ピアニストの調律師が主人公。自身の交通事故で妻を失った喪失感と苦悩が、亡くなった妻から継いだという「音」に「香り」を感じるという共感覚を通して描かれている。
発行元の文芸春秋のホームページでは、著者自身が「今回は、苦悩や葛藤からの解放をテーマに、普段は表に出さないけれど、パートナーを失った喪失感、憎しみ、苦痛、といった深い情念を奥底に持つ男を描いてみたかった」と語っている。

雛祭り

2014-02-25 16:00:00 | 日記


明治時代のお年寄りのお内裏様で、音曲に合わせて踊っている。奥多摩町立図書館に立ち寄ったら、1階のホールでお雛様が数多く展示されていた。町民から提供されたお雛様で、昭和から現代まで年代ごとに飾られ、それぞれの時代の雰囲気を漂わせている。
「家では飾られなくなって、町役場で預かっておいてくれというケースが増え増した」と係の人が話してくれた。町の高齢化が進んでいる現象が、こんなところにも表れている。


六枚屏風岩

2014-02-24 10:11:23 | 日記


東京サマーランド近くの山の斜面で、かつては土柱が6本あったのだろう。右側の斜面は崩れたあとなのか。屏風に見立てられて、六枚屏風岩と呼ばれている。あきる野市の自然のシンボルだ。
手前の雪の土手と屏風岩の間には、見えないけれど秋川が流れている。昨日の午後、水墨画を見るようで陽だまりを見つけスケッチしていたら、小さな女の子が3人、そりを片手に土手のうえを通りかかった。
滑る場所をさがしているようだけど、おしゃべりに夢中のようで、ここまで声が聞こえてくる。ずっと遠くのサマーランドのほうからは「おかあ~さん」という呼び声も聞こえてきた。


雪に三分咲き

2014-02-23 14:00:00 | 日記


「雪が降ると開花が早くなる。水分のせいだろう」とあきる野市内の梅園のそばで、持ち主らしいおじさんが教えてくれた。ちょうど三分咲きといったところ。湿った雪の白さとは、同じ白でもちょっとばかり品が違うと言っているようだ。