葛飾北斎の肉筆画の輪郭線や、小布施町出身の日本画家・中島千波の「桜」を楽しんだあと、千曲川添いの堤防へ。「菜の花がきれいだから、ぜひ行ってください。八重の桜はもうまだ満開ではありませんが」と駅の観光案内所で勧められた。
小布施橋のそばの堤防で、ただ見とれていた。菜の花やモモの花の明るい黄やピンク、新緑の淡い緑、残雪の白と空の青。お弁当を広げている家族やグループがうらやましい。食べそこなった昼飯の代わりにチョコをほおばりながら、1時間ほどスケッチを楽しんだ。家で油彩画にできればいいなと思いながら。