広徳寺(あきる野市)の大銀杏に銀杏の実がどっしりと成っている。だいぶ黄色が混じってきたけど、落葉にはまだまだという感じだ。地面に沿って枝がえん曲に伸びている。「まるで母親が赤ちゃんに手を差しのべているよう」と住職は形容する。なんどスケッチしても新たな発見をくれる大銀杏だ。
2層の山門は、上部の層のほうが長い。堂内には十六羅漢像が安置されている。40センチほどの像が2段に並べられている。総門、山門、本堂と細長く続く伽藍は、歩いていると不思議と落ち着きと安らぎを与えてくれる。
小高い山中にあり、五日市の集落が眼下に見える。遠く小中野の森を探せば、同じ視線に相対するかのように、大悲願寺の門がかすかに見える。