あきる野ライフ

東京都の西に位置する自然豊かなあきる野市から、四季折々の情報を発信していきます。

流木の仏像

2016-03-22 09:49:01 | 日記


残り梅の花に埋もれる徳雲院(あきる野市乙津)。秋川の支流である養沢川の畔にあり、気温が周囲よりもいちだんと低いため、春分の日を過ぎても梅の花が残っている。
境内には五日市七福神の一つ、寿老人が祀られている。みのむし工房(五日市)の落合實さんが流木を利用してつくった作品だ。
「定時制の先生をやっていて、時間があったからなんとなく仏像を彫り始めた。でももう、50年近くになるなあ」と落合さん。流木や廃材を活用し、小さいのも大きいのも、たくさんの仏像を彫ってきた。
「円空の仏像には、木っ端を使ったような作品もあります。どんな小さな木にも命があるんだなと衝撃を受けました」と話してくれた。
徳雲院から長岳橋を渡ると、歩いて10分ほどで瀬音の湯に出る。無料の足湯でぽかぽか気分になることができる。



早川漁港(小田原市)

2016-03-14 09:47:42 | 日記


逗子で墓参りのあと海岸沿いをドライブし、早川漁港に干物を買いに行った。小田原らしいところを探していたら、遠くに箱根の山がちらりと見えた。手前の岸壁に座ってスケッチ。このぐらいの漁船なら、ちょっと遠いところへも漁に行けるなと思う。
南仏マルセイユのレストランで、ツアーで一緒に食事した人との会話を思い出した。「ボートみたいな、小さな船ばかりだなあ」と言うと、「すぐ近くの沖合いで漁をしているんだ」と教えてくれた。海洋大の先生だった人で、魚や網の名前まで詳しく話してくれたけど、それはもう忘れてしまった。

知林ヶ島

2016-03-11 10:08:41 | 日記


指宿市の宿から朝早く散歩していたら、島を見つけてスケッチ。左奥の小さな島のかたちが、なんとなく面白かったけど、主役は正面の知林ヶ島。ちょっと大きな無人島だ。
海面のちょっとざわついているラインが、これから10月にかけて、大潮の干潮時に砂州が出現し渡れるようになる。
「うわー、いいんだ。楽しそう」と描いている絵をのぞかれた。「私も絵心はあるんだけど、今日はいい出会いがあった」と喜ばれた。
絵を描いている楽しみの一つは、知らない人がきやすく声をかけてくれること。「絵心があってもなくても、スケッチを楽しんで」と声をかけた。

立神岩

2016-03-10 09:58:11 | 日記


枕崎市の火の神公園で、岩に腰かけて沖合の奇岩「立神岩」をスケッチ。近くのベンチでは、お弁当を広げる若い二人も。雄大な海を眺めながら、ランチができて幸せだなあと思う。本人たちは当たり前のような顔をしていたけど。
手元のパンフでは「~古くから漁業繁栄の守り神として地元の漁民に崇拝されている高さ42メートルの奇岩」と立神岩の説明があった。
見た目よりもずっと高いのだ。もっとコントラストを強く、協調して描いたほうがいいなと思った。じっと見ているとマリア像のようにも見えてくる。近くを小さな黄色い漁船が通っていった。

鹿児島マラソン、第一回

2016-03-09 11:04:08 | 日記


錦江湾に浮かぶヨットから、「がんばれー、がんばれー」と大きな声が飛んでくる。ドンと浮かんだ桜島も、走れば少しずつ姿を変えて励ましてくれる。
第一回の鹿児島マラソンが6日に開かれだ。鹿児島市の街中を走り抜け、姶良市への海岸線を走り抜けるコースだ。
市民の応援は熱気と誠意にあふれていた。フルマラソンを15年続けているけど、声だけでなく拍手の声援が、これほど心にしみてきたことはない。
最近の調子からレースはきっと厳しくなると覚悟してスタートした。中間点を過ぎてから、やはり脚に伸びがなくなった。
「ゴールまであと何キロ」から、「苦しいいまを楽しめ、それがフルだ」と気持ちを切り替えた。40キロ過ぎて街中に入り、声援が大きくなるたびに体は不思議と軽くなった。
「あと100メートル」は短かった。ゴールしたあと、ふらふらしていると、スタッフが駆けつけて完走タオルを首にかけてくれた。ありがたかった。
ネットタイムは4時間19分34秒。これが現在のベストタイム。フルはそろそろ無理かなと思っていたけど、次もまたどこかの大会へとなんとかいけそうだ。