奄美大島の梅雨明けとほぼ同時に、F8号の奄美の油彩画が仕上がった。奄美を訪ねたのはちょうど三年前。空港に着いて一直線に田中一村美術館へ。奄美特有の高倉を模した展示館は、私の好きな一村の絵をゆっくりと見学できた。
空や雲、海はその時のスケッチや写真からすぐにイメージできたものの、アダンの実と葉はなかなか納得のいく仕上がりにならない。一村の画集を取り出してじっくりと観察しながら、描き方の真似をしながらなんとか描いた。改めて一村のすごさを実感できた。
奄美の居酒屋にはボトルを残したままだ。繁華街の通りでは、FM放送のスタジオで女子アナが外をきょろきょろみながら放送していた。なんか声をかけられそうだった。朝の魚市場では、若者の漁師が獲ったセミエビがいい値で売られていた。年寄りの漁師に「1週間寝てくらせるぞ」と冷やかされていた。
また、奄美に無性にいきたくなった。

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