金沢の兼六園を昨日(2日)ぶらぶら散歩していたら、偶然、雪吊りの作業を見つけた。園内に数ある松の名木の中でも、いちばんノッポの唐崎松だ。
てっぺんに登っている人が親分なのか、下にいる職人に次々と指示している。縄をたぐってまとめておろして、1本1本の枝に結んで切って、冬の雪に耐えられるよう吊るす。
途中でこんがらがったら、どうするのだろうと心配する。外国人も物珍しそうに眺めている。松の木の枝の広がりを大切にする、日本人の美意識であり、プライドなのかなと思う。
乗ってきたクルマは、県立伝統産業工芸館の駐車場にとめた。ここから兼六園にも入場できる。館内の有料展示室に入って、兼六園を散歩して、シニアならたったの200円ですむ。そのへんに駐車するよりも安いし、なにより金沢の伝統工芸の素晴らしさも堪能できる。
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