早い時間だ
ここぞとばかりに煙を吐き出しながら
7本の℡をかけ 8本の℡をうける
ここでは、誰も2分以上寛いでいない
喫煙者達が 押し込められた
阿片窟のような 穴倉バーに
カフェラテを持った 君が現れた
目や鼻にしみる煙の中に 僕を発見する
この光景の端で待つ僕は
君の意識が気になって
喫煙席を移るように目で合図した
君と会うのは 仕事じゃないからさ)
席を移る低血糖の手がふるえた
君が僕の指先に ほんの少し嫉妬する日はあるのだろうか
酸っぱいことを考えながら カップにガムシロをたらす
聡明でいたいと思った