君はジンジャーエール
僕は荒れた舌を気にしながら
赤ワインを飲んでいた
はやい夕刻と
秘密めいた緑のウォーターボトル
洒落たイタメシ屋の
或る透き間に
向かい合ってルッコラのサラダを待っている
(ところでさ・・・お互い痩せたよね)
その時さ・・・
うんと強い君が・・・
大きなまるい瞳に
涙を ためてしまったんだ・・・
落ちた体重は こぼれた涙だった
僕らはいつも ゲタゲタ笑いしていたはずなのに
使い込まれたはずの 美しい手が
一瞬顔を覆い
目をそらすことも
オイオイ泣いてしまうことも出来ない僕に
静かに深呼吸しながら ゴメンとつぶやく
僕は 大切なものを物理的に失うという物語を
自分と交差させながら
きれいな君の全体を眺めていたんだ
君は 淡々と語りながら
光るカギのありかのところで
肺を膨らませて目力を使う
カギのありかや ありかたは それぞれだけど
救いは芸術だった
グっと来たぜ・・・
帰りの車で話した 立派なカラスの剥製話
もちろんさ
描きたいのは 立派なツヤツヤのクチバシが太いヤツだよ
そして また大笑いしたんだ
さよならのハグしたかったんだけどね
君は 流れ星みたいな黒い川のむこうへ消えてった
いつもの晩夏ようにさ。。。。。。。。
僕は荒れた舌を気にしながら
赤ワインを飲んでいた
はやい夕刻と
秘密めいた緑のウォーターボトル
洒落たイタメシ屋の
或る透き間に
向かい合ってルッコラのサラダを待っている
(ところでさ・・・お互い痩せたよね)
その時さ・・・
うんと強い君が・・・
大きなまるい瞳に
涙を ためてしまったんだ・・・
落ちた体重は こぼれた涙だった
僕らはいつも ゲタゲタ笑いしていたはずなのに
使い込まれたはずの 美しい手が
一瞬顔を覆い
目をそらすことも
オイオイ泣いてしまうことも出来ない僕に
静かに深呼吸しながら ゴメンとつぶやく
僕は 大切なものを物理的に失うという物語を
自分と交差させながら
きれいな君の全体を眺めていたんだ
君は 淡々と語りながら
光るカギのありかのところで
肺を膨らませて目力を使う
カギのありかや ありかたは それぞれだけど
救いは芸術だった
グっと来たぜ・・・
帰りの車で話した 立派なカラスの剥製話
もちろんさ
描きたいのは 立派なツヤツヤのクチバシが太いヤツだよ
そして また大笑いしたんだ
さよならのハグしたかったんだけどね
君は 流れ星みたいな黒い川のむこうへ消えてった
いつもの晩夏ようにさ。。。。。。。。