i n t h e m i d d l e  o f   l i f e

The answer is blowing in the wind.

御岳山ハイキング:2

2010年08月31日 | Drifting

御嶽神社までの道の途中に、「神代けやき」というコブだらけの巨木がありました。樹齢1000年!ところどころ枝を切ってありました。


御嶽神社の鳥居をくぐってからは、階段の連続。このへんは石だけど、下の方はコンクリで、照り返しが暑かった~!休みつつ登ります。

 
本殿の前には、あうんの狛犬が。


こちらが御嶽神社本殿。参拝し、「駅からハイキング」の地図にスタンプを押します。これがないと、駅ハイポイントがつかない!
実は神社やお寺の御朱印を集めているんですが、暑かったせいか、スタンプを押したらほっとしてしまい、御朱印をいただくのを忘れました…。


展望食堂へ向かう道を間違えてしまい、リフトに乗りました。お腹も減っていたので、階段を登る気力がなかった(苦笑)。


展望食堂では、おそばと焼きおにぎりのセットをいただきました。このテキトー感が山っぽくていい!でも私、とろろが嫌いなので、とろろをよけるのに一苦労~。


展望食堂からの見晴らしは、まさに絶景!
外を眺めていたら、ヘリコプターがやってきて、ホバリングしはじめ、そこから人がツーッと降りてきたんです。あれは、訓練だったのかな…?

この後、ふたたびケーブルカーに乗って下山。今までの駅ハイにくらべ、歩行距離は5km、歩数も1万歩程度と、かなり楽でした。その分暑さにやられた感じ?帰りの電車は、またしても爆睡だったのでした。

御岳山ハイキング:1

2010年08月29日 | Drifting

久しぶりに、「駅からハイキング」で御岳山へ行ってきました。
中央線の御嶽駅で下車し、バス~ケーブルカーを乗り継いで、標高838mの御岳山駅へ。
ケーブルカーを降りると、明らかに下界とは温度が違います。涼しくて過ごしやすい!


ここからしばらく歩くと、「レンゲショウマ」という花の群生地があります。リフトもあるけれど、ハイキングです!まずは徒歩で。コワイ看板が立っていました(笑)。


急だけど、それほど長くはなかった階段を登りきると、あまり陽のささない斜面にレンゲショウマがたくさん咲いていました!
花に群がる人たち(笑)。もれなく私たちも群がる(笑)。


これが「レンゲショウマ」。うつむいて咲く白いかれんな花で、つぼみがまんまるで、ぼんぼりみたい!これが斜面にた~くさん咲いていました。
以前カタクリを見に行った時は、花が全部閉じていたけど、今回はちゃんと咲いてます。


コイツはなんだろう…?ちびゴーヤみたいな、変わった形の植物。レンゲショウマに混じって、ときどき見かけました。

 

 
この一帯には、高山植物がいろいろ咲いていました。どれも名前はわからず…。植物図鑑を買おうかな。
右下は「ヤマジノホトトギス」と、パンフレットに出ていました(笑)。


群生地を後にし、産安社の「安産杉」「夫婦杉」などを見ながら、武蔵御嶽神社へと歩きます。かんかん照りだけど、湿度が低くてカラッとしているので、それほどつらくない。
このあたりには、民宿がいっぱい。一部だけが茅葺き屋根の、不思議なお家がありました。建て増しの結果??


あちこちで咲いていたこの花、「秋海棠」(シュウカイドウ)というそうです。濃いピンク色で目立っていました。

talking about SOFT

2010年08月27日 | Eating


久しぶりに、ソフトクリームの報告をさせてください(笑)。
やっぱり旅先で食べる機会が多いですね~。九州旅行でもたくさん食べました!
こちらは、下関のカモンワーフで食べた、抹茶ソフト。なんとかいうお茶屋さんのオリジナルソフトで、すごくおいしそうに見えたんですが…。いたって普通でした。やっぱり抹茶ソフトは京はやしやのがNo.1!


九州国立博物館で食べた、白桃ソフト。あっさりしてておいしかった。何しろ暑かったので、生き返る思いでした。
このときは夏が始まったばかりだったけど、もう8月も終わりですねぇ。


鹿児島の仙巌園で食べた、紅いもソフト。予想通りまったりしていた…。
これは、食べたかったというより、ネタのために食べました。バカです(笑)。


同じく鹿児島・桜島で食べた、小みかんソフト。こちらはサワヤカでおいしかったです。この、ツノがピンと立ったソフトの形はすばらしい(笑)。
小みかんというのは、桜島の名産品で、直径4~5cmくらいしかない小さいみかんです。夏だったので売っていませんでしたが、甘くておいしいそうです!


あわてたあまり、ピンボケに。こちらは帰京後、有楽町のデパートで出張販売していた、清里・清泉寮のソフトクリーム。偶然通りかかって発見し、即食べ(笑)。
「ミルキー」みたいな味なんだけど、ねっとりしてなくてあっさり。超美味!うわさには聞いてたけど、清泉寮グレード高いっす。


こちらは、丸の内ブリックスクエアの高級チョコレート店「カカオサンパカ」のソフトクリーム。「ジャラッツ」というんです。ウルトラマンの叫び声?どうやらスペイン語らしい。
チョコレート味のソフトクリームで、コーンにもカカオが練りこんであります。思ったよりもあっさりで食べやすい。でもインパクトには欠けたかなぁ。暑かったので、溶けかかってます。

聞くところによると、小豆島には醤油ソフトや佃煮(!)ソフトなど、たくさんのご当地ソフトがあるとか…。行くしかないかな!?


群馬旅行:富岡製糸場

2010年08月24日 | Traveling

高崎駅に戻って、駅構内で適当にお昼ご飯をたべた後、上信電鉄というローカル線に乗って、上州富岡駅へ。最近世界遺産暫定リストに載ったという、富岡製糸場へと向かいます。


駅から10分ほど歩くと、富岡製糸場が見えてきました。
それにしても暑い~。よくニュースで、熊谷や館林は37度とか38度とか報じられていますが、高崎も近いんです。この日も絶対それくらいあったと思います…。


富岡製糸場は、明治初期に建てられた、日本で最初の官営工場です。この地が選ばれたのは、養蚕がさかんで、土地が広く、水が確保できたからだそう。昭和62年まで操業されていて、現在も操業当時のまま、ほぼ手付かずで工場や寮などの施設が保存されています。
入場券を買うと、ガイドさんが引率してくれて、10人ほどのグループで工場内を見て回ります。この大きな建物は、繭をしまっておく倉庫だそう。


こちらは糸をつむぐ工場。木造で、壁や天井にガラスがたくさんはめ込まれ、作業するのに必要な外光がとりこめるようになっています。


中にはこのような機械が。今にも動き出しそうな感じでした。
糸を作るには、繭を熱湯で煮ながら作業をしていくそうで、この工場内は大変な熱気、臭気だったそうです。
女工さんは住み込みで勤務し、最初は「外人に生き血を吸われる」というウワサがたって、なかなか人が集まらなかったとか…。
こういったことを、ガイドさんが細かく説明してくれるので、面白い反面、暑い(そればっかり)!聞きながら、「早く涼しいところに行かせて~」って思っていました…。


ガイドさんの説明が終わると、自由に見て回れます。冷房のきいた資料館でひと休みした後、ぐるっと一周。工場の中はすごく広い!


大きな煙突や、鉄水槽なんかも当時のまま残っています。
本当に「手付かず」という感じで、ちょっとした廃墟?もう少し観光客への演出があってもいいかなぁと思いました。


帰り道は、暑さのあまり途中にあった「まちなか交流館」でひと休み…。地元のおばさま方が何人かいらっしゃり、しばしおしゃべり。
製糸場の操業当時は、工場から煙がもくもくと立ちのぼり、女工さんが大勢働いていたんだそうです。なぜかおばさまから梨をいただきました(笑)。


駅までの道には、なかなか味のある物件が(笑)。急行食堂!


「モテ期」…!?


高崎まで戻って、お土産など買った後、帰路は新幹線はやめて、湘南新宿ラインのグリーン車に乗りました。キティだるま弁当の夕ご飯!


中身はこんな。キティ柄ソーセージ、キティかまぼこなど…。芸が細かい!普通においしかったです。
車窓から外を眺めていたら、「北斗星」「カシオペア」とすれ違いました。いつかは乗ってみたい!

…というわけで、やっとリフレッシュ休暇の報告が終わりました。1ヶ月以上かかってます(笑)。
今は母が入院中なので、旅の予定もありませんが、涼しくなったらまたどこかに行きたい。すでにいくつか計画中です!楽しみ~。

群馬旅行:榛名神社

2010年08月23日 | Traveling

群馬旅行の2日目は、高崎からバスに1時間ほどゆられて、榛名神社にやってきました。
榛名山は、赤城山・妙義山と共に上毛三山に数えられています。創建は6世紀と、かなり歴史ある神社。
大きな岩に囲まれたパワースポットだと聞いて、ぜひ訪れてみたかった場所です。


さっそく出てきた門は、「随神門」。江戸時代の建築だそうで、古色蒼然として迫力!


参道は山の中。なんとなく高尾山を思い出すこの道…。日もあまりささず、ひんやり涼しくて、歩きやすかったです。


こんな塚がありました!めずらしい。全国の使い古されたハケやブラシが集まってくるんでしょうか?


途中、三重塔もありました。こちらは明治期の建築だそうです。あちこちに大きな岩と、杉!上ばかり見上げつつ歩いていきます。


この「矢立杉」は、樹齢1000年とも言われる国の天然記念物。なんでも、武田信玄が矢を立てて戦勝祈願したといういわれがあるそうな。あまりに大きくて、てっぺんまで撮りきれない!


こちらは双龍門。1855年の創建だそうです。階段をあがっていくと、いよいよ本殿。


こちらが本殿。1806年に建てられました。こんな山奥に、これだけのものを建てるのは大変だったろうなぁ~。
本殿の後ろには巨岩が。


この岩は「御姿岩」と呼ばれているそうです。神様の岩なんですね。それにしてもとにかく高い!見上げてばかり。
榛名神社は、他にも滝があったり、水琴窟があったりと、見どころはたくさん!道は舗装されていますが、山歩きの楽しさも味わえて、超おすすめの神社です!また行きたい~。

帰りはまたしてもバスが1時間に1本のため、参道入口にあった「こけももアイス」もあきらめ、まっすぐ高崎まで戻りました。心残り…。

旅の合い間に

2010年08月21日 | Reading

群馬旅行の途中ですが、だんだん旅ネタに飽きてきたので、最近読んだ本のことを。

北尾トロ「全力でスローボールを投げる」
表紙の絵がサイコー笑える!週刊文春で連載していた、「体験もの」エッセイをまとめた本。お見合いパーティに参加してみたり、宝塚歌劇を見に行ってみたり、いろんなことに挑戦してます。これだったらもっと長く書けるのに、というネタを、紙面の都合なのか、むりやり短くまとめているような感じ。そして、連載も終わってしまったようです…。続けてほしかったなぁ。

佐々木譲「笑う警官」
直木賞を受賞したので、一時期どこへ行っても平積みになっていた著者の本。1冊も読んだことがなかったので、読んでみました。…いやぁ~真面目だった。1夜の間に同僚の冤罪を晴らさなくてはならないという緊迫した設定は面白かったけれど、全体に真面目すぎてお話に入りにくかったです。

太田和彦「自選ニッポン居酒屋放浪記」
この人の本も初めて読みました。日本のあちこちを放浪して、居酒屋で酒を飲む、そのことだけを書いた本。一晩に何軒もハシゴするのがすごい!だいたいひとつの店に30分、せいぜい1時間くらいしか滞在しないみたいです。正しく、カッコイイ酒飲みおじさん。時々お店の人に冷たくされて落ち込んだりしているところが、おかしくも悲しい。

宮部みゆき責任編集「松本清張傑作短編コレクション」上中下
小倉に行ってからずっと読んでいた本。昭和20~30年代あたりを背景にした、推理ものの短編が主で、「日本の黒い霧」等からノンフィクションも数編入ってます。どの短編も完成度が高く、面白かった!清張は、人間の心のちょっとしたすき間、「魔が差す」瞬間を書くのが本当にうまい。デビュー作「西郷札」は息を呑む展開。時々挿入される宮部みゆきの「口上」もよかったです。

宮田珠己「スットコランド日記深煎り」
去年読んだ「スットコランド日記」の続編。相変わらず面白い!この本では、著者はちょっと停滞期に入っていたようで、どちらかというと暗い感じの毎日が続くのですが、無理して明るくしようとか、毎日を充実させようとかいう作意がないところがいい。ホントにありのままの(と思われる)日常が書かれているだけなんだけど、なんだろうこの面白さは?
たまに、著者は仕事で四国遍路の旅に出るのですが、そうするとたちどころに面白さが半減。「日常を読ませろ!」という気がしてきます。勝手なもんです、読者って(笑)。

群馬旅行:足尾銅山

2010年08月19日 | Traveling

足尾銅山は、江戸時代に発見され、昭和まで稼動していた銅山です。
今までトロッコ列車に乗ってたのに、ここでもトロッコ!ちっちゃくて、かがむようにして乗ります。わずかな距離ですが、これに乗って坑道入り口へ。


ここから、坑道の中へと入っていきます。中が真っ暗!


坑道の中はこんな。ひんやり涼しく、水がポタポタ落ちてきます。
足尾銅山は、長い間に掘りつくされ、坑道を全部あわせると、1200キロもの長さになるそうです。東京~博多間に匹敵するとか…。ヒエ~。迷子になったりしないんだろうか。
観光として見られるのは、もちろんほんの一部。


中には、江戸~昭和にかけての坑夫の人形がたくさん。最初は手掘りだったのが、次第にドリルなどの工具を使うようになっていきます。休憩中のこちらは、昭和の方々。


坑道を出ると、資料館があります。銅のカタマリ、20キロ!持ち上げられませんでした~。


足尾銅山を見終わって、帰りのトロッコ列車までは時間があったため、ひとつ隣の「足尾」駅まで歩いてみました。15分ほどですが、すごく暑かった・・・。
足尾駅は、小さなかわいい駅(どの駅もそうですが)。


駅に着くと、帰りのトロッコ列車が止まっていました。帰りは行きよりもすいてる。子供達もいないので、静か(笑)。


帰りのトロッコ列車では、ついついビールを飲んでしまい、気付いたら景色も見ずに、テーブルにつっぷして寝てました…。出社して話したら、同僚から「それじゃ疲れたサラリーマンじゃないですか」と突っ込まれました(爆笑)。
まあ、行きに堪能したからいいか!


トロッコ列車の終着駅、桐生から、両毛線で高崎へ。本日は高崎泊。
高崎周辺では、良質の小麦が取れるそうで、パスタが名物のひとつなんです。駅ビルにあったパスタ屋さん「はらっぱ」で、トマトソースのパスタを食べました。メニューの一部は、「乾麺」か「生麺」を選べるようになってます。
味は、まあ普通のパスタ?いやおいしかったです、普通に(笑)。

群馬旅行:わたらせ渓谷鉄道2

2010年08月18日 | Traveling

神戸駅に戻ると、ちょうどトロッコ列車が停車中!行きはトロッコに乗る予定じゃなかったんだけど、聞いたら席が空いてるというので、券を買ってあわてて乗り込みました。どこまでも適当な私(汗)。
トロッコ列車には、窓がありません。渓谷の景色を楽しめるようになっていますが、時々虫が飛び込んでくるので、要注意!


トンネルにさしかかると、列車内は電気が消えてこんなふうになります。
キレイなんだけど、ディーゼルエンジンの音がかなりうるさい(笑)。さらに、一緒に乗り合わせていた子供たちがおもしろがって絶叫するので、すごいことに…。
そして、強風!夏だったので涼しくてよかったけど、季節によっては寒いだろうなぁ。この状態が15分くらい続きます。渓谷鉄道は、1駅間がわりと長めです。


トンネルをぬけると、渓谷が!マウイ島で乗ったサトウキビ列車を思い出すなぁ~。


通洞駅に近づくと、足尾銅山の廃墟が目の前に。独特な雰囲気。社宅のようなものもあり、今も住んでる人がいるみたいでした。


トロッコ状態にも飽きてきた頃、「通洞」駅に到着。ここで大半の人がゾロゾロと下車。子供たちも下車(笑)。
子供たちをまくように、いそぎ足で「足尾銅山」へ向かいます。昔教科書で習った、「田中正造」の、あの足尾銅山です!


ここから足尾銅山の中へと入っていきます!

群馬旅行:わたらせ渓谷鉄道1

2010年08月17日 | Traveling

リフレッシュ休暇後半は、鎌倉へ行ったり、中国文明展を見に行ったりし、7月17日からは1泊の群馬旅行へ。北千住から特急「あかぎ」に乗り、相老駅へとやってきました。
ここから「わたらせ渓谷鉄道」に乗り込みます!群馬県に来たのは、これが目的~。


相老駅構内に、なぜか古代蓮が。まだ午前中なのでキレイに咲いていました!


まずは、「神戸」(ごうど)という駅で下車。この駅には、古い列車を改造したレストランがあり、そこで特製弁当を買うため降りたのですが、なんとまだ開いていませんでした(汗)。ちょ、調査不足…。


わたらせ渓谷鉄道は、あずき色のかわいい列車。これはトロッコ列車ではなくて、普通の車両です。
写真を撮った後は、次の鉄道が来るまでかなり時間があり、することもなくぼーっとしていたら、駅の周りをうろうろしていた地元のおじさんが、「富弘美術館に行くんじゃないの?もうじきバスが出ちゃうよ」と。
観光ガイドでもない、ただのおじさんに、「そこは何?近いの?いくらで行けるの?」とネホリハホリ聞いたあげく、ここでぼーっとしていても仕方ないので、行ってみるか!とバスに乗りこみました。


富弘美術館は、星野富弘さんという画家の方の作品を展示した美術館。
星野さんは、もともと学校の先生だったのですが、勤務中に校舎から転落し、手足が一切動かなくなってしまったそうです。
ここにあるのは、全て口に絵筆をくわえて描かれたもの。草花の絵が多いのですが、文字がまた味があっていいんだな。とても口に筆をくわえて描いたとは思えない!


バスや鉄道の乗り継ぎを考えて、神戸駅でのお弁当はあきらめ、美術館内のこぎれいなカフェで、ライ麦パンのはちみつ添えをお昼ご飯にいただきました。このはちみつが超~おいしかった!買いたかったけど、カフェでは売っていませんでした…。残念。


外の遊歩道からは、ちょうど「草木湖」が見えました。


遊歩道に咲いていた花。百合の一種?
この後、ふたたびバスで神戸駅まで戻ります。バスの運転手さんが、行きと同じ人でした(笑)。

庭園美術館

2010年08月15日 | Drifting

九州から帰っても、まだ休暇はたくさん残ってる!ウヒヒヒ~♪
休暇7日目は目黒にある、東京都庭園美術館に有元利夫展を観に行きました。有元利夫は、38歳で夭折した画家。昔よく読んだ宮本輝の本の装丁に使われていたので知りました。
若くして逝ったということが頭にこびりついていたせいか、どの作品にも「死」の気配が満ちているような気がして、ちょっとこわかった。この人は、自分の死を早くから見据えていたんじゃないかなぁという気がしました。


庭園美術館は、1933年に朝香宮邸として建てられた、アール・デコ様式の建物で、一時は迎賓館として使われたこともあったそうです。
建物の中はすばらしかったけれど、写真撮影は禁止。外観のみの撮影でガマン。


お庭に出ると、夏の日差しがふりそそいで暑い!


芝生におかれた椅子。


ヒョウもいました。


帰りに、美術館に併設されているカフェ「茶洒 kanetanaka」に寄りました。料亭「金田中」が経営しているカフェです。
余談ですが、昔秘書をしていた頃、「金田中」で役員が会食をしたことがありました。「きんたなか」と読んだワタシ…。

宇治抹茶のかき氷を頼んだら、「まったく甘くないけどよろしいですか?」え~っ甘くないかき氷てどんなの!?
…これは失敗でした。とにかく苦い。ただの「苦い氷」。これなら冷たいお茶を飲んだほうがよかったかも。添えられていた「ずんだあん」と「花豆」で、苦さを必死にごまかしました~。

九州旅行:さいごは白熊!

2010年08月13日 | Traveling

鹿児島市内に戻ると、すでに午後。夕方の飛行機で東京に帰るため、あまり時間はないけれど、まだ鹿児島でやり残したことがあります。
そう!それは、「天文館むじゃき」の白熊を食べること!
お店の前には、白熊が!後ろにはく製もいる…。


巨大かき氷も…!


これが「白熊」。ミルク味のカキ氷です。さっき桜島で「小みかんソフト」を食べたばかりで、またしても冷やもの2連発。よい子は真似しないでね。しないか。
この大きさに、「食べきれないかな?」と思ったけど、心配は無用でした。ペロリとたいらげました!
白熊は、「特許製法」。氷がフワフワできめ細かく、かかっているシロップはミルク味なんだけど、練乳よりもサラサラで、ぜんぜんしつこくない!超おいしかった~。また食べたい!
「チョコレート」や「いちご」など、いろんな味がありますが、圧倒的にこの普通白熊を食べている人が多いようでした。


これでもう思い残すこともなく…。路面電車に乗って、鹿児島中央駅まで行き、そこから空港、そして東京へ。
楽しかった九州。4泊もしたら飽きるかな?と思ったけど、全然飽きない。もう1泊できたら、霧島神宮や指宿にも行けたのに、残念なり・・・。
今回の旅行は、いろんな乗り物に乗りました。飛行機、電車、新幹線、バス、タクシー、路面電車、船、(電動)自転車。ああ・・・ホント楽しかったな。またいつか、九州に来るからね~!


おまけ:帰りに羽田で食べた、ラーメン&チャーハンセット(笑)。

九州旅行:桜島2

2010年08月12日 | Traveling

バスは桜島の、もうひとつの展望台「有村溶岩展望所」にやってきました。
これは「ライオン岩」。ライオンの横顔に見えます!


こんな看板が…!


ここからの眺望はすばらしかった。当たり前だけど、大地があって空があって、そこに人間が住まわせてもらっているんだなと感じました。写真では雄大だった景色がうまく伝わらないなぁ。
桜島、また来たい!


バスは再び桜島港に戻りますが、乗客が2人だけだったので、「なぎさ公園」の足湯で下ろしてもらいました。
京都からの女の子と2人、足湯につかりながら、旅の話をしたり、なぜか司馬遼太郎の話をしたり。いい思い出になりました。
暑かったけど、足湯につかるとサッパリ!


一足先に鹿児島市内に戻る彼女と別れ、私は昨日焼酎屋のお兄ちゃんに教えてもらった、道の駅へ。


ここで、お昼ご飯に「小みかんうどん」をいただきました。桜島名産の「小みかん」が練りこんであるといううどんです。ちょっぴり麺が黄色っぽいのわかりますか?
めんつゆにも小みかんが使ってあって、ほんのりフルーティな味(笑)。おいしかったですよ。
しかし、これを食べている人、他には誰もいなかった(笑)。

ふたたびフェリーに乗って、鹿児島市内に戻ります。長かった九州旅行も終わりに近づいてきました!

九州旅行:桜島1

2010年08月10日 | Traveling

九州旅行もようやく最終日。曇り空の下、鹿児島港からフェリーに乗り込み、桜島へ出発!
桜島フェリーは、年中無休の24時間運行。車が何台も乗る、大型のフェリーです。桜島まではほんの15分ほど。


写真をとったりしているうちに、あっという間に桜島港に到着!
島内をどうやって回るか、なんのプランも持っていなかったので、ここでも観光案内所に立ち寄ったら、「あと5分でバスが出るから!」とうながされ、言われるままにあわてて観光バスに乗りました。徒歩またはレンタサイクルで回ろうと思っていたのですが、甘かった!?
月曜日ということもあってか、観光バスの乗客は、私ともう一人、京都から来たという女の子だけ。大型バスを二人で貸しきって、島内観光スタート!


ぐんぐん山を登って、バスはまず「湯之平展望所」にやってきました。いやぁ、とてもじゃないけど、ここまで自転車や徒歩では来れなかった…。バス乗って正解!
桜島には、北岳、中岳、南岳と3つのお山があります。山の頂上は雲に隠れてしまってました。黒いのは全部溶岩。溶岩の間から、野性の松などの植物が生えてきているそうです。


展望台からは、鹿児島市街と、錦江湾を行きかうフェリーが見えました。さっきまでいた場所が、あんなに遠い!バス乗って正解(しつこい)。


大正の大噴火(1914年)により、埋没した鳥居。車窓から撮りました。
この大正噴火は、1ヶ月にわたって続き、火山灰は東北の方でも観測されたとか。
流れ出た溶岩で、桜島は大隈半島と地続きになってしまったそうです。今は「島」ではなくて、「半島」なんですね。


南の方にしか生えないという、「アコウ」というめずらしい木を車窓から見たりしつつ、島の反対側に回ると、なんと!噴火していました!もくもくと黒い煙が…。
この後、火山灰が降ってきました。あたり一面グレーになり、何も見えなくなって、バスの窓がみるみるうちに灰に覆われ、道路にも灰がいっぱい!とてもじゃないけど、外には出れない!洗濯物も干せない~。

ガイドさんのお話では、桜島は今年に入ってからすでに600回以上噴火しているんだとか。ビックリ!「溶岩が流れてきたりしないんですか?」と聞いたら、「う~ん、噴石がときどき飛んでくるくらいですかねぇ」とのお答え…。地元の人にとって、噴火はぜんぜん珍しいことではないらしい。
ちなみに、鹿児島市では、降灰の多い地域には「克灰袋」を配布しているそうです。この袋に灰を入れて、ゴミの集積場などに出しておくと、回収してくれるんだとか…。すごいですね~。

九州旅行:鹿児島4

2010年08月08日 | Traveling

仙巌園を後にして、「両棒餅」のお店の立ち並ぶ道を三たびシティビューに乗り、かごしま水族館へとやって来ました!下関以来、3日ぶりの水族館(笑)。


ここの一番の目玉は、ジンベイザメ。ブレちゃったけど、大きな水槽をゆうゆうと泳ぎ回っていました。ジンベイザメは、頭が平たく、口が大きくて、目が離れてて、とってもユーモラスな顔!かわいかったです。


この、デカいタツノオトシゴみたいな生物は、「オオウミウマ」。初めて見た…。ネットで調べたら、やっぱり「タツノオトシゴ」の仲間でした。不思議な生き物だなぁ~。


タコ…。水槽の中をのたくっていたんだけど、みるみるうちに小さなツボの中に入っていき、目だけ出してこっちを見ていました。チラ見…。


これは「ホウボウ」。前足みたいなのが付いていて、水槽の中をちょこちょこ歩くんです。おもしろい!


この銀色っぽい丸い物体、なんだと思いますか?
最初ガラス球か何かかと思ったら、なんと海草だったんです!ビックリ!「おおばろにあ」と書いてありました…。何語!?


「食べるとまずい」。その情報、いらないし(苦笑)。


夕食は、待ってました!黒豚トンカツです!
その名も「黒福多」というお店。なんかアヤシイお店が集まった通りにあるのですが、トンカツはやわらかくて、くさみもなく、すごくおいしかったです。


これらも一応、載せておきます(笑)。

この後、芋焼酎を買いに行った「維新館」というお店で、店員さんと鹿児島弁についておしゃべり。「今は、西郷さんみたいに、『~でごわす』って言う人、いないの?」と聞いたら、いないそうです(笑)。鹿児島弁は、やわらかくておっとりした、いい感じのイントネーション。
この店員さんに、桜島のオススメスポットなども教えていただき、地図までもらって、いよいよ翌日は桜島へ渡ります!

九州旅行:鹿児島3

2010年08月07日 | Traveling

身内が入院して、なんだかんだ忙しく、更新が遅れました~。
鹿児島観光はふたたびシティビューに乗って、途中車窓から西郷隆盛が自決した洞窟(うっそうとした山の中でした)などを見つつ、「仙巌園」にやって来ました。
仙巌園は、島津光久が17世紀に作った庭園。海沿いにあって、かなり広く、普通の日本式庭園とはちょっと違ったおもむき。植物の勢いがすごくて、入ってすぐいかにも「南国!」って感じがしました。


こちらは、1895年に建てられた正門。潮風にさらされた感じがありありと。
この門の前で、実際に「篤姫」のロケが行われたそう。


お庭から、桜島が見えました!第一印象は「大きい!」。江ノ島くらいかと思っていたんです…(笑)。
本当にすぐそばにあるんですよね。見えた時は感動しました。


こちらは島津家の別邸だったという家。開放的!いかにも南国だぁ~。


こちらは、琉球の王様から贈られたという、「望嶽楼」。ここで、勝海舟と島津斉彬が会談をしたそうです。中国風の瓦みたいなものが、タイルのように床に敷き詰めてあって、漢詩の世界!


この仙巌園の中には、水力発電用のダムの跡もあるんです。
あれこれ見ているうちに、日本国内にちっちゃな国がいくつもあった「藩」の時代、この南端の「薩摩」はすごかったんだな。がんばっていたんだ!となんだか、つくづく思ってしまいました。


お腹がへってきたので、園内にある茶店で、鹿児島名物の「両棒餅(ぢゃんぼもち)」をいただきました。みたらし団子と同じようなものですが、めずらしいのはしょうゆ味とみそ味があるところ。色の濃いほうがみそ味で、しょうゆ味より甘い!どちらが好きかといわれたら、う~ん、やっぱりしょうゆかな(笑)。


仙巌園のお隣には、「尚古集成館」という施設があります。こちらは、島津家が幕末に建てた工場で、現在は当時の工業機械を展示した博物館になっています。薩摩藩(島津家)のすごさがここにも…。
建物は1865年の建築で、世界遺産の暫定リストにも載っているとか。
バスの時間があったので、ぐるっと一回りしただけでしたが、中の冷房がありがたかった(笑)。