i n t h e m i d d l e  o f   l i f e

The answer is blowing in the wind.

ちっちゃな本たち:その2

2007年08月31日 | And the Other

セキユリヲさん主宰の、季刊サルビア。なんといっても表紙のグラフィックがステキ。
これは最新号の6号。東京・御茶ノ水にある製本工房、美篶堂の特集です。
この本で初めて美篶堂を知りました。お気に入りの文庫本をオリジナルのハードカバーに装丁しなおしたりできるワークショップも開かれているそうです。行ってみたい!


カナカナ文庫発行の、旅のミニブックシリーズは、北欧セレクトで、「copenhagen」と「STOCKHOLM」を買いました。
このミニブックシリーズの魅力は、何と言っても、著者・井岡美保さんの視点。
駅のポスターやゴミ箱、コンビニの棚など、友達の旅行写真を見せてもらっているような臨場感があります。
他にもベルリン、プラハなど、他に何種類も発行されています。日本編もあったら楽しそう!


「ボナペティ」は、「つくる」特集。
京橋の文具店「POSTALCO」や、注文生産のパン屋さん「petit a petit」がとりあげられています。
これにも小さなおまけがついていました!


こちらはスタイリッシュなフリーペーパー。
「cafe vivement dimanche」に置いてあったものです。
フリーペーパーとはいえ、「triple mo´ fablog」の岡本仁さん、イラストレーターの原田治さん(あのオサムグッズの生みの親!)など、豪華な執筆陣。読み応えあります。


これは雑誌の付録についていた小冊子。こんなものもとっておきます。商業誌の付録ならではの豪華さで、面白くて、捨てられない!

そんなわけで、ワタクシの小冊子オタクぶり、伝わったでしょうか?
普通の本屋ではたいてい取り扱っていないので、オタクの鼻をきかせ、売っていそうなコアなショップを巡っては手に入れています。
これまでに入手したものは、かなりオトメ度の高いラインナップでしたので、これからはオヤジ系リトルプレスもチェックしていきたいと思います!

近頃のかわいいもの

2007年08月27日 | And the Other

ファッション関係は夏枯れの時期ですが、ちょこちょこと小物を買ってはきっちり散在しているワタクシ…。
こちらはメイド・イン・ノルウェイのヴァセリン。kroneで見つけてかわいさに一目ボレ。


お次はステッドラーのボールペン。105円というお安さで、青・黒2本買いました。
新丸ビルのデルフォニクスで。


こちらも同じくデルフォニクスで、オリジナルのメモ帳。
ハトロン紙みたいなニュアンスのある薄紙で、グレーと茶、選べなくて両方とも購入。
便箋代わりにしたり、ちっちゃな袋を作ってもかわいいかなと。


これは、大きなビスケット…ではなくて、コースターです。
ゴムみたいな素材でできていて、けっこう重たい。
最近会社で冷たいものをよく飲むので、コースターが欲しいなと思っていたところ。
家には昔さんざん作った手づくりコースターがたくさんありますが、会社で使う感じじゃなかったので…。
書類の上に置いて文鎮代わりにも!

ちっちゃな本たち

2007年08月25日 | And the Other

小冊子流れで、書肆アクセス海月書林、その他で細々と買い集めた、とっておきリトルプレスを一方的に紹介いたします。
まずは、この部門の第一人者、柳沢小実さんの「Hutte」。
第1号は、著書「リトルプレスの楽しみ」におまけでついていたのですが、第2号が出ていました。そして第2号にもおまけで第1号がついていました。


「yururina」第3号はスプーン特集。焼印を押した木の匙がおまけについていました。
手づくり作家の成瀬文子さんの記事が面白かった。


「gris-gris」には、しおりやシール、こんなにたくさんおまけが!
こういうカワイイおまけがついてくるのも、リトルプレスのお楽しみ。使うのはもったいないので大事に取っておきます。
パリの古本特集で、とても読み応えがありました。


「いろは」は、海月書林の店主、市川慎子さんが手がけているリトルプレス。
この第4号は、本の装丁も手がけたファッションデザイナー、中林洋子(なみこ)さんの特集。この方の存在はこれを読んで初めて知りましたが、とってもモダンでセンスがよくて…。
戦後の日本ファッション界を牽引し、西武池袋本店にオートクチュールのコーナーも持っていたそうです。

普通の雑誌がやらない、マニアックな人、モノ、こと…に注目できるのも、リトルプレスならでは。
他にもまだまだ持っていますが、長くなるので続きはまた次回に。


レア物!

2007年08月22日 | Drifting
「銀座百点」の1955年発行の第1号です。

これは、銀座の老舗が集まって組織された「銀座百店会」が発行している小冊子。今風に言えばリトルプレスです。
銀座の古くからあるお店に行けば、多分今も最新号が手に入ります。
これはもちろん、1955年当時のものではなく、復刻版。どこで入手したかは忘れてしまいましたが、見つけた瞬間、「おおっ!」と感動し、すかさずGETしたのを覚えています。

佐野繁次郎の表紙をはじめ、吉屋信子や森田たま、源氏鶏太のエッセイなど、豪華な内容。
百店会の加盟店舗は、三愛、ワシントン靴店、天賞堂、不二家、竹葉亭等、今とほとんど変わらないお店ばかり。さすが銀座!
ちなみに、向田邦子の名エッセイ「父の詫び状」は、この「銀座百点」に連載されていたんですよ。

何冊もあったら古本市で売るのに、手元には残念ながら1部しかありません(笑)。

ケータイより。


目黒にて

2007年08月19日 | Drifting
本日は久しぶりに美容院に行った後、所用があり目黒へ。

夕方、目黒通りのカフェ「le cafe Mamie」で一休みしていたら、にわかに外が騒がしくなりました。
なんだろう?と思ったら、24時間テレビのマラソンを走っている欽ちゃんが。
通りの反対側だったので良くは見えませんでしたが、欽ちゃんは道行く人にやたらと触られながらも、早歩きくらいのスピードで走って(歩いて?)いました。
思わずカフェの店員さんと「暑いのに大丈夫ですかねぇ」「心配になっちゃいますね」と会話してしまいました。
今テレビで見たら、欽ちゃん元気そう(笑)。よかったです。

「le cafe Mamie」は女の子だけでやっているカフェで、手作りのクッキーやマドレーヌも置いてあります。オシャレすぎず、地元のおじさんもやって来てタバコをくゆらせている、いい感じのお店です。

ケータイより。


念願の?

2007年08月16日 | Drifting
本日は同僚と、スペイン料理を食べに行って参りました。

ずっとパエリヤが食べたいと思っていて、銀座の、ちょっぴり洞窟チックな、居酒屋風のお店だったのですが…。
お値段が安めだったからなのか、皆さんが言うには「パエリヤはイマイチ」とのこと。
味オンチの私は十分おいしかったのですが(笑)
私はぐっさんか!?

帰りに他の店で、黒蜜のかかった和風パフェも食べて、満足です♪

ケータイより。

読書二題

2007年08月14日 | Reading

最近読んだ本2点。

まずは中島美代子著、「らも」。故・中島らも夫人が、夫との思い出をつづった1冊。
亡くなった人の、生前の私生活を書いた本を読むのは、なんだか覗き見するようで気がとがめるのですが…、好奇心に負けました。
帯に「波瀾万丈は私たちの運命なのか」とありますが、波瀾万丈というより、破天荒?
これまでも、中島らものエッセイを読むたび、「奥さんは大変だろうなぁ」と思っていましたが、これは大変なんて生易しいものではないです。まさに壮絶。
この本を書くのはさぞ、つらかっただろうなぁ。
読んでいて、2人が出会った1970年頃の阪神間の空気が、よく伝わってきました。
きっと、結婚して家庭を持ってからも、クスリをやったりしていたのは、その時代の影響なんだろうなぁ。クスリが切れると、夫人がラリりつつ、バイクに乗って買いに行ってたというからオドロキです。

桜庭一樹、「桜庭一樹読書日記」。
日本推理作家協会賞を受賞し、最近にわかに注目を集めている作家です。
しつこいようですが、私は人の日記を読むのが好きなので、これも店頭で見つけてすぐに手に取りました。
桜庭一樹は初めて読む作家ですが、パラパラめくって、ピンときたので即買い。
期待を裏切らず、面白かった!
他に読書日記で面白かったものといえば、書評家の藤田香織ですが、彼女は職業柄、最近出版された国内の小説が多かったのに比べ、こちらは、7:3で海外ものが多い。しかも大昔に出版されたものも混じっていて、私の知らない作家ばかり。
そのラインナップを見ているだけでも面白かった!勉強になりました。
この人は、相当センシティブな人。乙女の心を持った人です。
「赤朽葉家の伝説」すでに買ってあり、読むのが楽しみ~♪

ようやく…

2007年08月12日 | And the Other


夏まっさかり。ようやく本日、エアコンを買いに行ってきました。

いままでも寝室にはあったのですが、リビングにはなく、日中はもっぱら扇風機のお世話になってました(笑)。
ベランダに打ち水をしたりして、どうにか今まで過ごしてきたのですが、ようやく重い腰を上げて電気店へ。
エアコンには何の興味も関心もないので、値段と「○畳用」の表示を見て、およそ5分であっさり購入。

帰り道、夕焼けがとってもきれいでした。

<お知らせbanban>
ようやく
手づくりサイトを更新…。


思いがけなく

2007年08月10日 | Drifting


本日は会社の公休日。
渋谷からバスに乗り、リネンのお店「fog」に行ってまいりました。
「fog」は卸を主にやっているお店のため、平日の18:00までの営業で、土日祝はお休みなのです。

リネンのチュニックや、はぎれ等を購入し、下北沢までお散歩しようかと思ったのですが、暑さに負け、普通にバスで今来た道を渋谷まで戻りました。
すると、偶然にも、駅前の東急東横店に「大古本市」の張り紙が!
「これは行かねばなるまい」とほくほく顔でエスカレーターに乗る私…(今気づいたけど、最近「市」に行ってばかり)。

かなりの時間、催事場でウロウロし、本日の収穫は5冊。
植草甚一「ぼくの読書法」¥700
ローリー・リン・ドラモンド「あなたに不利な証拠として」¥500
三津間智子「ウエキ洋菓子店」¥500
和田由美/岩川亜矢「こだわりのロングセラー」¥500
嵐山光三郎「インスタントラーメン読本」←まちがいなく絶版!¥150

古本市は、町の古本屋が何軒も寄り集まって開催され、区画ごとに「○○書店」と看板が出ているのですが、私が購入した本は、5冊のうち4冊までが、目黒区の「古本遊戯 流浪堂」というお店の本でした。好みに合っているのかも!

「ちょいとお天気がいいと、表へ出たくなって、さて、どこへ行くかなと思うと、東京じゅうの古本屋の地図が頭に浮んで、あそこは二、三日前行ったばかりだからないな、というぐあいに消していって、よし、あそこがありそうだというわけで出かけていくんです。たいてい当りますね」
すばらしき哉、植草甚一。


夏の夜の市

2007年08月08日 | Drifting
本日は退社後、毎年恒例、人形町の瀬戸物市に行って来ました。

去年は北欧っぽい(と自分では思っている)お皿を買ったのでしたが、今年は写真のガラスびんたちを購入。
昭和初期に薬びんとして作られたもののようです。
くすんだ色、いびつな形がかなりカワイイ!

このお店には、他にも80年代に輸出用として作られたアメリカ向けのスーベニアグッズなどもあり、かなり面白かったです。
有田焼や清水焼を売っているお店が多い中、異彩を放っていました。

人形町は昔からの老舗が多い街で、今日も「重盛永信堂」の人形焼を買い、古そうなおそば屋さんでそばを食べて帰宅。
暑かったけど楽しかった!

ケータイより。

優しい作家

2007年08月06日 | Reading

いしいしんじの初期の短編集、「東京夜話」です。
下北沢、銀座、上野、巣鴨、神保町…。
東京の各地を舞台に繰り広げられる18の小さな物語。
読み終わって改めて、いしいしんじという作家の魅力を再認識しました。

著者とおぼしき主人公は、新宿ではダッチワイフと酒をくみかわし、浅草では親友のホームレスの飼い犬を手当てし、池袋では落ち込む池袋本人をなぐさめます。
主人公はときに、ヒトの目を離れて、築地でせりにかけられる大きなクロマグロになり、日比谷公園に住む妻子持ちの鳩にもなります。

神保町を舞台にした短編「老将軍のオセロゲーム」では、著者は古本を武器に見立て、「表紙をめくると背後でもうひとつの扉が閉まる。本は「外」の世界を一時的にしろ滅ぼしてしまう」と綴ります。
まさしくその通り!思わず膝を打ちました。
読書は好きですが、本を読むことを必ずしもいいこととは思えない、それをこう的確に言葉にしてくれた作家は初めてでした。

私は優しさというものに懐疑的な人間ですが、いしいしんじは、私の思う「優しさ」を体現してくれる作家だなぁと思うのです。
巻末に、かつて、サラリーマン時代の著者の上司だった人が寄せた短文が載っていますが、そこに書かれた昔のエピソードも印象的。
ホント、いしいしんじは私好みの作家なんだなぁ。

最後にもうひとつ、関西出身でいながら、東京のあらゆる場所を舞台にしたこういう短編を書けてしまう、そのことに羨望を覚えます。
私もここ以外のどこかに、こんなふうに溶け込むことができるかな?



ハクライもの

2007年08月03日 | And the Other


最近ジャケ買いした、ラブリーかつ小悪魔な輸入菓子たち。

まずはメイド イン スイス、リコラの、パスティーユ エルダーフラワー。
エルダーフラワーは、以前IKEAで買ったエルダーフラワージュースでお試し済み。
これはパッケージからしてのど飴かと思いきや、中身はなんとグミでした。
エルダーフラワーのうすぼんやりしたのどかな甘みと、人工的な何かの味が混ざった、微妙な味です。


お次、白いマーガレットを生けたら似合いそうな、おフランス生まれ、LORINAの「フレンチレモネード(無果汁)」。
「キリンレモン」からパンチを抜いたような味。パッケージを見なければとても「フレンチレモネード」とは思えません。


おなじみの、ロータス カラメルビスケット。原産国ベルギー。
普通においしい。ちょっと甘いものがつまみたいときにイイ感じ。


オランダ産、ラドマーカーのコーヒーキャンディ。
これも違和感なくおいしいです。もうちょっと甘さひかえめ、コーヒー多めならなおGOOD。
黄色に黒のルックスが好みすぎ。


最後、これが問題です。イギリスからやってきた、アルトイズ ウインターグリーン…。
アルトイズはミントのタブレット。赤いパッケージならよく見かけるのですが、青なんてめずらしい!と思い、買いました。
しかしこれがとんでもないシロモノ。
正露丸がみっちりつまった薬箱を食べているような味。缶のふたを開けただけで、ツーンと目にしみるような刺激臭が…!
1個しか食べてません。まだいっぱい残ってる(涙)。会社に持っていって、好奇心旺盛な人に食べてもらおうっと…。


ユーロ恐るべし

2007年08月01日 | And the Other


ずっとディプティックの「タムダオ」というオードトワレを愛用していたのですが、夏本番になり、なんとなくこのお寺の香りに違和感が出てきました。
夏向けの香りがほしいなーと思っていたところ、先日行った輸入雑貨店で、こんな会話を耳にしました。

「これ、全部値上がりするんですよね~」
「そうですね。8月から、1000円上がります」
思わず会話に入ってしまった私。

「何が値上がりするんですか?」
「ディプティックの全商品です」
「1000円も?」
「キャンドルは1000円、トワレは3000円です」
なぬ~~~!?
ディプティックのオードトワレは6825円(消費税込み)なんですが、それが3000円の値上がりって!どうやらユーロ高の影響らしいですが、この値上げ率はありえない~~~~。

というわけで、値上がり前にあわてて、お店にあった最後の1個を買いました。
「ヴィルジリオ」という名前で、「ハーブ、ヒマラヤスギ、バジル。古代ローマの朝の風景を思わせる爽やかでのどかな緑の香り」だそうです。
さっそく愛用していますが、気に入りました!