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太田裕美について少し真面目に語ってみようか

35年の時が過ぎ、太田裕美についてあらためてもう一度考えてみようと思っています。

実力派??

2009年09月29日 | あまり関係のない話
いまだに太田裕美のファンであるらしい人も多く、そんな方のブログの中で「実力派」という評価をしている人もいる。私などは腰を抜かしそうになってしまう....「実力派ねぇ...たしかにけっしてヘタではなかったと思うが......」

「舌足らず」という言い方はデビュー当時から言われていた。舌足らずさがどうしても「幼稚さ」を思わせ、大学生になった私は太田裕美のファンであることが言い出しにくい状況だった。

WikiPediaには「大学生などに絶大な人気を誇り、渡辺プロ公式ファンクラブができるより早く、東京大学で太田裕美ファンクラブが結成された。いわゆる『学園祭の女王』という称号を得た最初の歌手とも言われている。」とある。東大にファンクラブができたのがいつなのかわからないが、1975年~1976年当時だとすると、かなり程度の悪い東大生である(笑) 正直に言って、18歳か19歳、あるいはもっと年くった年で、当時の太田裕美のファンだと公言できたとすると、よほど度胸があったか、精神年齢が幼かったのどちらかである。

まあ、ほかの人間のことはさておくとして、「舌足らず」の件だが、実際、太田裕美のラ行(らりるれろ)はかなりヒドイ。ラ行とダ行の中間のような発音である。また、「ボク」も「ポク」に聞こえ、「その瞬間に僕の」が「その瞬間にポ~クの」(南風 -SOUNTH WIND- 1980年)とどうしても聞こえてしまう。

その上、鼻がつまったような声を出すときも多いし、高音でのばすときなど、裏声(ファルセットというらしいが)との間でふらふらしている。

けっして実力派と呼ばれるような歌手ではなかったと思う。実力派というのならほかにいくらでもいるはずで、太田裕美を実力派と呼んでしまっては、そういった方たちに申し訳が立たない....

にもかかわらず、私にとっては、その舌足らずも、鼻声も、ふらふらした歌い方も声も、たまらなく魅力的だった。いまでも魅力的である。

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