みらいやの小説創作・新人賞挑戦日記

講談社児童文学新人賞にて最終選考まで行った「みらいや」の新人賞挑戦日記。「駆け出し作家の執筆日記」に変わる日は近いのか?

敗戦の弁

2005-10-14 | 新人賞
 応募していた文學界新人賞と文藝賞、ともに一次も通過していなかった。この結果から目をそらしてはいけない。
 端的にいって、自分の書いたものには文学的価値がないということだろう。小説の形になっていないということは、さすがにないと思うが。
 やっぱり自分には、純文系はあっていないのだろう。難しいことは抜きにして、楽しく書いて、楽しく読めるもののほうがいい。苦しみながら書いて、予選すらなかなか通らず、また万が一デビューできてもそれだけて食べていくことも容易ではない純文を目指すなんていうのは、自虐にすら思えてくる。「それでも目指すのだ」というような文学的信念がある人はいいだろうが、自分にはそんなものはない。そういう半端な気持ちだから一次もかからないのかもしれないが。
 読み捨てでもいい。単なる消耗品でもいい。書いている間、あるいは読んでいる間、つらい現実を忘れられ、心から楽しめるようなものをこれからは一心に目指していこうと思う。純文系の新作はもう書かない。ライトノベルを含めたエンタメ系一本で行く。
 とはいえ、エンタメ系といえども道は遠い。日本ラブストーリー大賞は依然連絡なし。一次落ちしたのだろう。ただ、才能が大きな割合を占める純文系と違って、対策は取れると思う。文学的な価値ではなく、商業的な価値で判断してくるのがエンタメ系だ。商業的な価値なら、努力である程度は補えるだろう。予選すら通ってくれないと、その努力をする気もなかなか出てこないが、もうあまり無理せず、あせらず、自分が楽しむことを基本にこれからもぼちぼちやっていこうと思う。

1 コメント

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Unknown (toku)
2005-10-15 17:33:21
こんにちは。ラブストはあいかわらず一次の結果がわかりませんね。

同じく宝島社のこのミスの選考過程を見ていると、一次でかなり絞りこまれるようなので、私はもうあきらめることにしました。



現実は、なかなかきびしいものです……。
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