何となく奈伽塚ミント・純情派

不覚にも連続更新ストップ。
少々夏バテ気味だったし
定期更新に切り替えかも?

そんなこんなで奈伽塚ミント

「刻々と積まれる時間の中で」

2006-06-17 20:31:00 | 詩のような物
 理不尽さの山に埋もれて
 必死で抜け出そうと頂点に向かって
 悶え苦しむ醜き地獄絵図。

 勝利宣言の裏側に敗者の屍があることを
 頂点に登り詰める過程に多くの礎があることを
 知り悟った上で行動しているのかい。
 そうでなければ報われない。
 散り行く存在が報われない。

 争いの果てに何を見つけるのだろう。
 痛みと犠牲を乗り越えて手にするものに
 いったいどれだけの価値を見出せるのだろう。

 分からない分からない。
 分かりたくないそんなこと。
 仲良く手を取り合って平和主義でいいじゃない。

 所詮偽善者だとしても。
 理解しようとしていない
 それだけのことだとしても。
 言葉に自由がある限り
 声高らかに叫び続けてもいいでしょう。

 現状維持は懲り懲りだから
 改革を恐れないで変動を拒まないで
 新たな風を両手広げて受け止めて。

 過去を改めることなど出来ないから
 過ちを認めて今を創っていくより無い。
 先を切り開いていくより無い。
 それが何より過去に報いることだから。

 地獄絵図に救いの路が
 描き刻まれるその時まで
 理不尽の山は積み上げ続けられていく。
 崩し手が何時現れるのか。
 今は未だ誰も知らない。