牢獄の隅でぽつんと佇む

　午前四時に起きるとさすがに眠い。何しろ夕食時（午後七時前後）に差しかかれば起床して十五時間。でふぉが午前十時起きのミントにしてみれば深夜一時突入だ。今日はお昼寝確定ツモだろう。どうにも出来ない睡眠らぶ。
　そんなこんなで皐月もいよいよ最終日。毎日毎日更新しているうちに風の如く通り抜けてしまったこの一月。振り返ってみると後ろ向きな印象が強い。中旬辺りからぐでぐでぐでんな状況が継続中。文学賞も目標には程遠い進行。晴れ間の見えない心持ち。これから本格的に日本列島に梅雨前線いらっしゃいませなのに，今からこんなことでどうするの私？　といった様相。まぁ，たぶん今の私から考えるにどうにもしないのだろうけれど。
　来月の見通しは洋上で位置確認不能に陥った船舶のような不明瞭さ。目標を掲げておきたいところだけれど，有言不実行になる確率が高すぎて安易に述べる気はしない。正直言って，漆黒の洞窟を明かりも無しに手探りで進んでいるような恐怖感。それでも進まないことには道は開けない。
　未知の未来に希望の旗を掲げるために。敵は己自身なんだろうな。ひしひしとそう感じつつ，漂うのは一ラウンド持たずにＴＫＯ負けしそうな気配。勝ち目のない勝負を挑むつもりはないから。そう，これは戦略的撤退なのさ。言い訳しつつ尻尾を巻いて一目散に逃げていく私なのだった　まる

・文学賞の進行状況
　前日同様。月も変わることだし大した変化もないしというわけで，しばらく報告停止（予定）。水面下でひっそりと足掻いてみようと思う。

・今日の一言
　三歩進んで二歩下がったところに底なし沼。

あんどあいらぶみー

　困ったものだね，ぶろーくんはーと。あまりのめらんこりーで，いつかは飛び立つごーとぅーへぶん？
　横文字を安易に使うのは癪なので平仮名にして抵抗してみる。『使わなければいいではないですか』という声は耳に届かないふりをしよう。そんなこんなで憂鬱ミントのご登場。
　すっかり弱くなったものだと感じた。体力面も全盛期と比べて落ちているけれどそっちのことではない。毎度ながら精神面の話。
　文学賞。熱意はある（はず）。しかし昨日はノーパさんを起こさずじまい。いかんせん思考と行動が不釣り合い。原因は大体分かっている。にもかかわらず修正しないで悪循環。そんな私を私で大好きナルシー。……全くひ弱になったものだ。
　〆切が迫ってくれば少しは奮起するだろうか。逃げ腰の発想だけれど，今はそれを期待してしまうくらい気合い不足。アドレナリンの分泌量が最小設定にされている感覚。なんだかなぁ。
　明日で皐月も最終日。訪れる水無月に向けて。とにかくがむしゃらに変革を求めていくしかないんだろうな。自分の状況を判断しつつも，今回は行動出来るのかと不安でならない。一足早く心は梅雨模様の私だった　まる

・文学賞の進行状況
　進行零。先行き不安すぎる。

・今日の一言
　他意識過剰。

あいらぶみー

　形あるもの壊れるは必定。諸行無常が常世の定め，か。
　今日のミントは怪しげなムード漂わせつつご登場。空気を裏切らずに訃報を伝える，もとい愚痴ろうかと思う。
　一言で締めるならマシントラブル。回りくどく長めに実況解説気味で話すと，
『昨晩自室でノーパさんを起動。その後ドライブに音楽ＣＤ挿入。別にまったり音楽鑑賞にふけるつもりではなかった。当然目的は文学賞原稿。ただ無音より何か聴いていた方がはかどるという話。しかしそれが裏目に出ることになる。ＣＤ再生からほんの数分。急に音声が途絶える。メディアプレイヤーを見てみると表示停止中。タスクマネージャで確認するとやっぱり反応無し。凍ったのか，やれやれ。やむなく一度閉じて再度の再生。が，同じ箇所で停止。連続で凍るなんて今日は不調の厄日かい？　だが状況が違った。タスクマネージャで見るにメディアプレイヤーは正常動作中。だったらディスクに問題発生？　そうとは考えにくいのだけれど。ドライブオープン，取り出したディスクをしげしげと観察。取り立てて異常は確認出来ず。それもそうだ，素人がちょっとやそっと眺めて分かるものじゃない。割れているなんていうならともかくね。ディスクをセットし直し再挿入。……む？　メディアプレイヤーが立ち上がらない。そもそも回転音が聞こえない。マイコンピュータを開いてみるとドライブにディスクが読み込まれていなかった。はぁ，今度はこっちか。ため息つきつつドライブを開けて，閉める。……ちょっと，待ちたまえ？　開けて，閉める。開けて，閉める。開けたり閉めたり開けたり閉めたり。……これ，まずくない？　どうにも再生されない。不安に感じつつノーパさんの再起動。残念ながら状況，変わらず。どうにもドライブが反応していない模様。焦り，戸惑い。ふつふつとわいてくる感情に突き動かされるように必死の修復作業に突入。そのまま数刻。努力虚しく結局改善の余地は見出せず，後にはただ疲弊して凹んで鬱になって今日はもう眠ってしまおうと決めた私がいた』
こんな感じ。
　コンピュータにこういう事態が付きものだということは十分理解していたつもりだったのに。いざ直面すると最悪な方向に進んでしまった気がする自分。一度気にかけてしまうと他のことが手に付かなくなるこの神経質っぷり。前から悩みの種ではあったものの今の今までお付き合いし続けている。直したかったドライブが手段不明で直せずにいるように。治したかった精神病（？）も治療法不明で治せずにいる。治せればとっくに治しているって話だ。……前言撤回。治せてもどうするかは微妙かな。あくまで今の私ならということだけれど。ここのところ自分の悪いと感じている面をも愛でている私だから。ちょっとばかりナルシーかもしれない。ちょっとどころか相当？
　話の本質がぐちゃぐちゃのめちゃめちゃになっている。仕方ないことではあるのだ。他者に向けているようで私は私に話しかけている。とりとめのない内容を浮かんだままに語っている。そうしないと保てないのだ，自分自身が。行動を説明して理由付けして納得させて。そうやってステップを踏んで消化していかないとパンクしそうになる。だからこれは私の私による私のためだけの自己中世界。これではいけないと思う理性とこれが本心でしょう？　と問いかけてくる本能。相反する思いに挟まれて，私のねじは刻々とくるくるくるくる狂っていく。
　こんなことを書いているのもひとえに憂鬱さ故なのだろうか。冷静に読み返して後悔するのだろうか。そうだとしても消すつもりはさらさらないけれど。これが私の今の衝動なのだから。真っ直ぐそのままに投げ込んでおこうと思う。
　日々違う色を見せ続ける自分。私は一体何をしようとしてどこに向かおうとしているのだろう。未だ分からぬその答えを手にするために。今はただ小説に打ち込んでみようか。そう思う私だった　まる

・文学賞の進行状況
　最新の内容を見返して誤字脱字修正するだけにとどまる。要因は上記の通り。

・今日の一言
　起爆スイッチは押しそうで押さない。

時には結果より過程が重要視されるものなのだよ

　システムオールグリーン。起動完了。出撃準備ＯＫ。いつでも，出られる。
　ロボットアニメを見ようかなと思案中のミント風味に書き出してみたわけだけれど。どうにか昨晩は予定通りに進行したことを報告したいと思う。ペースこそ格段に落ちてはいたものの少しは書き進められた。再び踏み出せたことは自分の中で大きいと言える。あとはどれだけ気持ちを切らさずに継続出来るか。『兎と亀』のように，わずかでも継続させることで最終的に目的を達成させたいものだ。
　報告したところで話は変わって――変えるだけの気力がなかった。ネタもなかった（涙）報告だけしようと思って元から考えてなかったことはお墓まで持っていく秘密にしよう，うん。
　相変わらずのぐだぐだっぷり。それでも毎日更新するのは，最近どうも更新しないと落ち着かなくなる自分がいるから。習慣づいてきたのだろうか。『継続は力なり』と言うし悪いことではなさそうだからいいけれど。
　小説の方も体に染みつくくらいに習慣づけてしまいたい。そんなことを考えながら今日もノートを起動させる私だった　まる

・文学賞の進行状況
　序盤の序盤。現在約３０００文字。

・今日の一言
　久々に雨。雨降って地固まる？

負けると思うな思えば負けよ

　眠気に弱い。弱すぎるよ私。少し前なら夜更かし歓迎，徹夜もどんと来い，二徹くらいは任せろって感じだったのに。敵さんも学習しているということだろうか。いや，たぶん私側に原因あり。
　さて。書き出しで察したかなと思うけれど昨日は結局早めにダウン。ノート起動とはいかず原稿再始動には至らなかった。勝負所，山場と考えていたにもかかわらず。こういう辺りが精神面のもろさなのかな，と思う。ただそれで終わりにしないところは一歩前進かもしれない。反省をふまえて二時間ほど仮眠をとった。おかげでほとんど眠気無し。進められるかどうかは向かい合ってみないと分からないけれど起動はできそう。まずはそこから。昨日の二の舞はごめんである。
　小説に対する熱意だけは失われていない。それを確かに感じている。今はそれで充分だ。ここだけは手放すわけにいかないと思うから。もっと真摯にぶつかっていこう。言葉だけで終わらないように。自分に言い聞かせる私だった　まる

・文学賞の進行状況
　上記の通り。どうにか今晩こそは。

・今日の一言
　一字入魂。

１３日（×２）の金曜日

　憂鬱七日目。遂に一週間。こうなってくると，もはや追い出すより共存の方向を探る方がいいような予感。事実この状態自体は好いているわけだし。やる気のないだるさはちょっと問題に思えるものの，最大のネックだった文学賞は取り組めそうな気がしてきたし。そんなこんなで憂鬱も個性の一つと認めて歩んでいこうと決めた１５の夜。『今は昼ですよ，ミントさん？』とか『１５って，１５って……ねぇ？』とか。ツッコミ発言は華麗にスルーするのであしからず。私自身分かっているのでお茶目なジョークと受け流してください。
　意思表明を済ませたところで唐突にゴルフの話。
　もの凄くゴルフが好き。いつだったからか，きっかけは何か。それは良く覚えていないものの，とにかくゴルフが好き。テレビで時間があれば観戦しているし，某髭の人がタイトルに冠されたものを筆頭にゲームでも良くやる。あり得ないくらいにミラクルショット連発の漫画も結構好きである。リアルの世界では飛距離が無いと苦しいことが増えているらしいが，個人的にはパワーが無くてもアプローチやパットの正確性で勝負するゴルファーが好きだ。スピンでベタピンにつけたときなんかは異様に感動，感激の嵐。
　さてさて，しかしながら私クラブは握ったこともない。自転車で２０分ほどの所にゴルフ場があるのだけれど行ったこともない。ツアー開催されるくらいの場所なのだけれど，人混みが嫌いなので観戦にも行かない。完全なるインドアさんなのだ。一度くらいラウンドしてみたいとは考えているが，果たして実現出来るのやら。ご教授してくださる方募集中。年中金欠なのでボランティアになってしまうわけだけれど。

　毎日更新していると段々ネタも尽きてくる。自分で実行してみてこまめに更新するブロガーさんの素晴らしさに気づく。ブログ用のネタ帳でも作ろうかなぁと思う私なのだった　まる

・文学賞の進行状況
　変わらず。今晩が勝負所。正否の山場。私，ファイト。

・今日の一言
　心機一転？

天パは天ぷらパフェの略なのですよ？ という洗脳

　憂鬱六日目。さすがにどろどろした内面を書き殴るのにも疲れたので，記事くらいそこから離れようと思う。
　こうみえて私，天然なのである。
　唐突に激しく勘違いされそうな入り方をしてみたわけだけれど。性格の話ではない。天然キャラということではない。髪質の話だ。こうみえて私，天然パーマなのである。何がこうみえてなのかは大いに自分でも謎だが気にしない。気にしてはいけない。
　天然パーマ。通称天パ。言わずもがなストレートの対極。人によっては「勝手にパーマになってるわけでしょ？　羨ましい」とか「私も天パがよかったなぁ」とか言うわけだが，天パには天パなりの悩みがある。
　今現在髪を伸ばし気味の私。しかし天パだとどうにも思うようにいかない。ある程度の長さまでくると勝手にカールする。するとどうなるか。量は着実に増えているにもかかわらず，見かけが大して変わらないという不思議な状況に陥る。変化点を上げるとすれば後ろ髪の外はね率が右肩上がりということだろうか。美容院ででも調整してもらう手はあるが，とてもではないが気乗りしない。しばらくすれば戻ってしまうわけだし。一時のために髪で資金を消費するなら別に回す。それが私。
　他にもある。寝癖。ストレートの場合がよく分からないので主観でしか言えないがとにかく酷い。直りにくいし度合いは激しいし。長さに応じて危険Ｌｖが小悪魔→悪魔→魔王といった具合にパワーアップするのも困りもの。枕やら寝方やら色々試してみたけれど，今のところ効果的な手段は発見出来ず。涙，涙でそのうち血涙が出るのでは？　という勢いである。
　あとは……何だろう。あぁ，そうそう。私はあまり経験したことはないが，湿気に弱いというのを聞く。雨降りで湿度が高いときなどに外を歩くと，髪型が目を覆いたくなるほどになるとか。気合い入れてセットした日だと言葉もないらしい。私はそこまで至ったことはないが，確かに言われてみると湿気っている日には，はね方がいつも以上になるような気がする。シャワーを浴びた直後。余すところなく濡れた髪。よく考えてみると結構悲劇じみた様相を呈しているかもしれない。
　どうだろう。『天パはストレートよりパーマがかかっているぶん得』などということは無いことが，少しは感じてもらえるのではなかろうか。『隣の薔薇は赤く見える』というし，互いに相手を良く思うことはあるだろう。しかし『一長一短』，利点ばかりではないということだ。
　ちなみに私はというと。天パを悪いと思ったことはない。確かに悩みはあるが生活に支障が出るわけでもないし。何より鏡でいつも見るのは天パの私なのだから，ストレートに変えたら違和感生じすぎて大変になる予感がする。一度くらいはそれもいいかなと考えてはいるけれど。
　こうしてまた日常風景を綴るうちに憂鬱よ，吹き飛んでしまえ。その訪れを期待しないで待つことにしよう。そう思う私なのだった　まる

・文学賞の進行状況
　変わらず。雑文なら書けるのに。何だろう，この矛盾。

・今日の一言
　複雑。

例しに念じた期待は裏腹

　唐突にすっかり元に戻ったのですが何か問題でも？　というわけで，今日からまたがしがしテンションあげていきますよ～♪　そんなことを言えたらいいのに。つくづくそう思う。この状態にもすっかり慣れて，相変わらずぬるま湯につかっているような好ましさがあるのだけれど。それでもやはり現状維持ではいけないと思うのであって。ただ頭に浮かぶのは逃げの一手ばかり。まったく……そんな自分がますます好きに嫌になる。
　鬱というだけならまぁいいとしよう。小説が全く書き進められないのは実に困る。大問題だ。着実に時間は無くなっていくのに，埋まってくれないテキスト文書。深刻だ。ネガティブな方が書きやすいと考えている私だけれど，今回はそうもいかない。ネガティブを三，四歩置き去りにしてしまった感じである。どうしようと思ってはいるのだけれど，悩み始めるとすぐに無気力感。おちおち考えてもいられない。酷い状況。
　無神論者の私。けれどこんな時ばかりは，都合良く神様にでも祈ってみたくなる。どこに届くわけではないと知りつつも。夜空を見上げて流れ星にでも願ってみようか。
　これではダメだ。そう理解しながらあくまで他力本願の私なのだった　まる

・文学賞の進行状況
　変わらず。変えられず。

・今日の一言
　茫洋。

翼を失った鳥は羽ばたけない

　義務感に襲われている。やらなくてはいけないという脅迫観念が背後にぴたりと取り憑いて離れない。されど今の私にはそうそう行動を起こすことが出来なくて。消せない痛みは強まるばかり。酷く悪循環。
　一秒一秒，刻一刻。状況が悪化の一途を辿っているような感覚。それは果たして錯覚なのか真実なのか。
　未来なんて予測出来ない。それくらいは分かっていたつもりだけれど。これほどまでに先の見えない暗闇は初めてかもしれない。滅入るとか不安になるとか。そういった感情を通り越して，ただただ前に進めず立ちつくしている。そんな私。
　胸で軋んでいる問題に，数学のような決まり切った解答はないように思う。十人十色。人の数だけ答えがある。私が導き出すのは何色だろう。願わくば自分自身で納得出来る色でありますことを。そっと呟いてみる私なのだった　まる

・文学賞の進行状況
　進行状況変わらず。

・今日の一言
　苦悩。

流されるまま渦にのまれていく

　五月も下旬。残数十日。今月も既に２／３を消化したことになる。早いものだ。
　時間の消化は早いものだけれど，私の中でもやもやは一向に消化される気配がない。このままではいけない。そう思う一方で，このままでいたいと感じている自分。数日前と比較して完全完璧肯定するより無いほどにずれ始めている。世界と私がずれていく。自分と私がずれていく。崩壊の足音が聞こえる。大事なねじをどこかに落としてきてしまったのかな。だとしたら探しに行かないと。……私はどこに行こうというのだろう。気力なんて，ありはしないというのに。
　能動的に行動する意欲がわかなくて。受動的，誘われるままに今日も外出してきた。帰り道。少しずつ日が落ちるのが遅くなってきて。少し前なら宵闇に包まれていた時間帯なのに夕焼けが見えた。ゆっくりと山陰に沈んでいくオレンジを瞳に映して。あの綺麗な存在でも摂理に逆らえず消えていくのだなと。切なさを覚えずにはいられない私なのだった　まる

・文学賞の進行状況
　進行状況変わらず。危険な香りが漂ってきたように思える。

・今日の一言
　悲哀。

別れの言葉は簡潔簡明簡素に

　単刀直入に答えを述べてしまおうか。結局日が沈んで再び昇ったところで，昨日と何ら状況に変化はない。まるで日付だけが一日分スライドしたよう。憂鬱。とにかく憂鬱だった。別に某涼宮の影響ではない。
　電車に揺られ少し遠くまで出かけてきたが，それで何が変わるわけでもなかった。現状打破をするためにどうするべきか。最善策は見えてこない。しばらく，様子をみようと思う。それが次善佳良の案に思えた。諦めなのかもしれない。投了宣言をしてしまったのかもしれない。……今の私には，よく分からなかった。
　行動理念が欠如して。思考回路が焼き切れて。存在証明は霧散して。世界にそっと「さよなら」を告げてみようかと思うのだった　まる

・文学賞の進行状況
　全く書けない。進行状況変わらず。再開の見通しが立つのかさえ怪しい。

・今日の一言
　存在。虚無。皆無。絶無。消失。消失。――消失。

開けはなったパンドラの箱に唯一残された希望は踏みにじった

　今月三度目の土曜日。特別な意味はない。
　昨夜の話。ゆっくりお風呂につかってリフレッシュ。部屋に引っ込みノートを起動させる。三日ぶりの執筆作業。さて，やりますかぁ。そこまではよかった。
　いざテキスト文書を開いて続きを書き進めようとすると思うようにいかない。場面情景は頭である程度まとまっているにもかかわらず。原因不明だ，う～ん。唸っているとなんだか頭が熱い。もしや知恵熱？　無視して作業を続けようとしたものの，漂い始める不穏な空気。あぁ，これはまずい。思い通りにならないながらにある程度は書いていたので，慌てて電源を落とし就寝。
　迎えた，朝。どうも変だった。具合は悪い気がしないのになにやらぼ～っとする。集中力が欠けている感覚。珍しく早く（７時頃だったろうか）起きたせいかな。初めはそう思っていたのだが，朝食を済ませデスクを起動させると（それが９時頃）どうも違うようだと気づく。校正作業をもう一度出来る範囲で取りかかろうかと思ったものの，気力がない。他の作業にしておこうかと思ったもののそちらも同様。まるでやる気をネコソギ持っていかれたよう。何なんだろうこれは。少し考えてみるが答えは出ず。思考力まで落ちているかの如きだるさだった。
　さて，そんな私のこの症状。こうして記事をまとめていて思い当たる節を見つけた。何しろ今月は皐月なのだ。この時期にこの様相を呈すなんてあれしかないではないか。『五月病』。五月にしかかからないものではないが，今はそんなことは気にしない。現在は五月。それ以上でも以下でもないのだから。
　例しに『五月病』について調べてみた。己を知ること。まずはそこから戦いは始まるのである。愛すべきＧｏｏｇｌｅ様の検索結果からまとめてみると。
・五月病：新たな環境に適応しきれなかったストレスが原因で発生する
　ということらしい。症状は当てはまっているようなのだが，原因になりそうな事態はなかったように思う。はて，私は五月病ではないということだろうか。そう考えたところである一文が目にとまる。
『鬱病まで進展しないうちに――』
　鬱，病。確かに最近憂鬱だなぁと思っていたけれど。しかし，しかしである。鬱病ではないよ，うん。まさかねぇ？　……否定しきれない，私。手遅れ？　これは手遅れ？
　――ふぅ。ため息を一つ。やめよう。そう思った。考えすぎるときっと深みにはまる。いや，それすらも考えたくないという逃げの現われなのかもしれないが。
　本気で一度しっかり医師の診断を受けないと危険なのかも。そうは思うが病院は毛嫌いしている。本能的な部分で拒否反応。どうせ何を訊かれたところで本音で答えはしないだろう。ならば結局，意味はない。
　どこにぶつけたらいいのか分からぬもやもやを内に抱えて。明日になればきっと何もなかったかのように元通りだよね？　と。希望的観測でもって考察を投げ捨てる。どうしようもなく破綻しているはずなのに。そんな自分を愛しく思ってしまう私がいるのだった　まる

・文学賞の進行状況
　序盤の序盤。現在３０００文字弱。

・今日の一言
　堕落。瓦解。破綻。壊滅。逃避。逃避。――逃避。

集中力 高めすぎたら 幻覚が

　再校正作業三日目。
　前二日を踏まえてしっかり睡眠をとった割りにあくび連発。しかしながら今日は頑張った。頑張ったよ，私は。何しろ調子も速度も段違いだった。もちろん手抜きですすっと読み進めたわけではなく，しっかりチェックした上での話だ。昨日一昨日と比較すると倍くらいだったのではないか。そんな印象が残っている。それが誇張ではないことを示すように，つい先程一通り作業が終了しメール送信に到達出来た。ちょっと感激。明日は土曜日。週末ということでしっかり作業が出来るか分からなかったし。ついでに言うと週末くらい羽を伸ばしたいし。……平日も羽を伸ばしてるのでは？　という意見は却下の方向で。
　さて。とは言うもののあまりまったりとしすぎるわけにはいかない。昨日睡眠にあてるために文学賞執筆を諦めたので（別に校正作業に責任転嫁するつもりはない），一昨日と合わせ都合二日間が休息日として使われたことになる。まだ〆切まで余裕があるとはいえ油断は禁物。早め早めに進めるに越したことはない。最近日中は上手くはかどらないので夜しかやっていないわけだし。次の場面はもう頭に浮かんでいる。今日は書き進めることにしよう。
　気合いを入れるのはいいが，過ぎたるは及ばざるがごとし。熱心になりすぎてまた睡眠のリズムを崩す。そうならないように注意はしようと自分に警告しておくのだった　まる

・文学賞の進行状況
　上記にある通り。進行状況変わらず。

・今日の一言
　携帯電話に見知らぬ番号から着信。どこから番号がもれたのやら。

気まぐれに踊る感情のステップ

　寝起き。どこをどう考えても否定しようが無く寝起き。校正作業していたらまた眠気が襲ってきたわけで。二日連続のお昼寝と相成ったと。まぁ，今日は早めに起きられたしいいとしよう。
　昨日はお昼寝のつもりが相当寝てしまった。何しろ目が覚めたら野球が終わる頃。そのせいで夜はなかなか眠れず……気がつけば６時＝もう，朝。これはもう今日一日頑張って夜ぐっすり寝ようか。そうでもしないとリズムが戻らない気がする。思った矢先，目蓋が落ちた。起きると１０時。中途半端に眠ったせいか眠気充満。以下冒頭に戻る，と。
　結局全ての始まりは４時まで粘ったことかもしれない。きっとそうだ。そういうことにしておかないと，私が年中眠たい人みたいではないか。いや，半分以上それで当たっているけれど。
　まとめ：夜更かしは計画的に。

　そういえば昨日はハリー・ポッターシリーズ最新刊の発売日だった。長いお昼寝から目覚めて思い出した私。予約しておいた近くのセブン○レブンへ。全７巻と予告されているが遂に第６巻。物語も終盤に差しかかっているだけあって今回も上下巻方式。その分厚さは読み応えが十分にありそうだ。さて早速包装をはがして――はがすことなく棚に退避させる。何しろ５巻がまだ包装にくるまったままで棚にあるのだ。先に６巻を開けても仕様がない。どうしてそんな状況に？　といった感じなので，軽く弁明でもしてみようか。
　５巻発売当時。私はどっぷりライトノベルにはまっていた。４巻まで読み終えていたハリー・ポッター最新刊を発売日当日に買ったはいいが，優先順位はライトノベルが上だった。それにだ。綺麗に包装されているとコレクター精神旺盛の私としては，むやみに開けたくなくなる次第で。そのままに棚に眠り――いつの間にか６巻発売が訪れていたと，そういうことになる。
　いつかは読むに違いない。今晩当たり気まぐれで開けるかもしれないし，何年か先まで封印指定になっているのかもしれない。実に曖昧だがそれでいいと思う。買った＝読まなきゃという義務感に襲われ始めたら読書を楽しめないだろうから。
　部屋に詰まった本達よ，私の気が向くまでゆっくりと眠れ。

　さてと。校正作業に移るとしようか。やるからには全ての作品をチェックしないと気が済まない。それが私だから。
　再び眠りに誘われるのは避けたいと。ファイト！　自分に気合いを入れてみるのだった　まる

・文学賞の進行状況
　ずっと起きていた割りに書き進められるような状況ではなく，結局昨日はお休み。進行状況変わらず。

・今日の一言
　最近アクセスip数と比べ閲覧数が多い。全文表示なのに……何故？

凹んで凹んで凹み続けて裏側に凸

　ふわぁ，と本日の起床はあくび混じり。眠い目をこすりこすり，とりあえずデスクトップを起動させメールボックスをチェック。……あ，メール。しかも送信元がＢＦ編集部。う～，こんな眠い日に来なくたって。行き場のない愚痴をこぼしながらもちゃんと中身は確認する。
『サイドノコウセイサギョウヲオネガイイタシマス』
　わっといずでぃす？　一瞬変換ボタンが動作不良だった。ぶんぶんと頭を振ってもう一度見直す。
『再度の校正作業をお願い致します』
　再度の，校正，作業？　今度は意味の理解速度がダイヤルアップだった。ぺしぺしと頬を叩いて気を取り直す。
　あぁ，なんだ。校正作業をもう一回やるのか～。……もう一回？　悪魔再来？　もはや半分夢の中だった。す～，す～zzz...

　上記文章はフィクションです。登場人物及び団体名は全て架空の存在です。

　と，たぶんに意味のない書き方で『校正作業再び』という衝撃を表現してみた。別に驚いていないけれど。困ってもいないけれど。逆に望むところだけれど。もともとＢＦに協力を惜しむつもりはないし。
　ただ……眠い。今日は無性に眠い。理由は分かりすぎるほど分かっている。やっぱり今朝４時まで粘ったのは失敗だったか。２時には寝ようと思っていたのに。１０時起床と仮定して８時間睡眠は動作必須環境なのに。推奨必須環境は１０時間以上なのに。などと堕落っぷりを主張。
　どうにか作業にかかってはみたものの，短めの作品一つこなしたところで限界の警告。うとうとしながらこれ以上やってもいい結果は得られそうにない。まぁ，今回は期限が土曜日までとまだあることだし。久し振りにお昼寝でもして，それから考えても遅くないか。
　部屋に戻って横になろうとして。もう一回布団を敷き直すのは面倒だなぁと。ついそう思ってしまう，どうにも疲れ気味な私なのだった　まる

・文学賞の進行状況
　序盤の序盤。現在２０００文字強。

・今日の一言
　軽く人生に投了宣言？　ちょっと鬱かも。