何となく奈伽塚ミント・純情派

不覚にも連続更新ストップ。
少々夏バテ気味だったし
定期更新に切り替えかも?

そんなこんなで奈伽塚ミント

「その日まで」

2006-06-25 16:16:44 | 詩のような物
 咲き誇る素適な花々たちも
 やがては散ってしまうように
 生まれ出でた私も
 やがては儚く散り行くのだろう。

 夜空を彩る輝く星々も
 やがては無に帰るように
 生まれ出でた私も
 やがては零へと帰り行くのだろう。

 そこに永遠は存在せず
 終わりと始まりの絡み合う鎖が
 どっしりと其の身を横たえている。

 限りある時間限りある命。
 永遠は確かに求めたくなるけれど
 終わりあるからこそ精魂尽きるまで
 全力を尽くせるんじゃないのかな?

 やがて散り行く定めなら
 多くの視線を集めるように
 精一杯咲き誇ろう。

 やがて無に帰す定めなら
 多くの光を残せるように
 精一杯輝こう。

 身は散れども
 咲き誇った記録は残る。
 身が消えども
 輝き放てば記憶に残る。

 終わりと始まりの鎖の中に
 自分の欠片を刻み込もうと
 燃やし続けてみようと思う。
 蝋が溶け消えるまで
 精一杯に命の炎を。