テーマ 「ネジ,メロンパン,天空より現れ天空の彼方に消える,喰う」
「――ねぇ,私たち初めからどこかずれてたのよ」
「――あぁ,そうかもね」
その言葉は僕の本音だったのだろうか?
駅前のとある喫茶店。窓際の一角で僕たちは話しこんでいた。
(どうしてこんな話になったんだろう?)
僕は思った。 きっかけは30分ほど前。ショッピングセンターで買い物を楽しんでいた時のこと。
――それはネジが一本抜けてしまっただけのような,ほんのささいなずれだった。けど,繊細な僕らにとっては,あまりにも大きすぎるものだった……。
<三十分前>
「――そろそろいいんじゃないか?」
「――ん? そうね。これだけあれば十分かな?」
夕暮れ時のショッピングセンター。その喧騒の中に僕たちはいた。
僕と麗奈が,こうして同じ時を重ねるようになって半年が過ぎた。僕は麗奈のことが好きだし,麗奈のほうも僕のことをまんざらでもない,くらいには想ってくれていると思う。この半年で親密になってきていると思う。
僕は麗奈を旅行に誘った。ちょうど大学も冬期休暇に入る。――この旅行でちゃんと告白しようと思った。
麗奈は快くOKしてくれた。
――そうして僕らは,その旅行のための買い出しにやってきていたのだった。――(続く)(2)へ
「――ねぇ,私たち初めからどこかずれてたのよ」
「――あぁ,そうかもね」
その言葉は僕の本音だったのだろうか?
駅前のとある喫茶店。窓際の一角で僕たちは話しこんでいた。
(どうしてこんな話になったんだろう?)
僕は思った。 きっかけは30分ほど前。ショッピングセンターで買い物を楽しんでいた時のこと。
――それはネジが一本抜けてしまっただけのような,ほんのささいなずれだった。けど,繊細な僕らにとっては,あまりにも大きすぎるものだった……。
<三十分前>
「――そろそろいいんじゃないか?」
「――ん? そうね。これだけあれば十分かな?」
夕暮れ時のショッピングセンター。その喧騒の中に僕たちはいた。
僕と麗奈が,こうして同じ時を重ねるようになって半年が過ぎた。僕は麗奈のことが好きだし,麗奈のほうも僕のことをまんざらでもない,くらいには想ってくれていると思う。この半年で親密になってきていると思う。
僕は麗奈を旅行に誘った。ちょうど大学も冬期休暇に入る。――この旅行でちゃんと告白しようと思った。
麗奈は快くOKしてくれた。
――そうして僕らは,その旅行のための買い出しにやってきていたのだった。――(続く)(2)へ
まんまとかかったざんす!!!!!
読んでみてくださぁ~い。
トラも一匹連れて来たざんす。
今,一生懸命仕上げてます。おかげで『連載シナリオ』停滞前線也。近日中に公開します,はい。
第二回もよければ参加してくださいね。私も一回目の仕上げたら取りかかりますよ。
ではでは,今後もよろしくです。今度そちらも見に行かせてもらいますね。
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こちらにははじめましてなので、ご挨拶をかねて、お知らせまで ... 。
続きものも、いいですね ...
展開が気になります。