あいらぶみー

　形あるもの壊れるは必定。諸行無常が常世の定め，か。
　今日のミントは怪しげなムード漂わせつつご登場。空気を裏切らずに訃報を伝える，もとい愚痴ろうかと思う。
　一言で締めるならマシントラブル。回りくどく長めに実況解説気味で話すと，
『昨晩自室でノーパさんを起動。その後ドライブに音楽ＣＤ挿入。別にまったり音楽鑑賞にふけるつもりではなかった。当然目的は文学賞原稿。ただ無音より何か聴いていた方がはかどるという話。しかしそれが裏目に出ることになる。ＣＤ再生からほんの数分。急に音声が途絶える。メディアプレイヤーを見てみると表示停止中。タスクマネージャで確認するとやっぱり反応無し。凍ったのか，やれやれ。やむなく一度閉じて再度の再生。が，同じ箇所で停止。連続で凍るなんて今日は不調の厄日かい？　だが状況が違った。タスクマネージャで見るにメディアプレイヤーは正常動作中。だったらディスクに問題発生？　そうとは考えにくいのだけれど。ドライブオープン，取り出したディスクをしげしげと観察。取り立てて異常は確認出来ず。それもそうだ，素人がちょっとやそっと眺めて分かるものじゃない。割れているなんていうならともかくね。ディスクをセットし直し再挿入。……む？　メディアプレイヤーが立ち上がらない。そもそも回転音が聞こえない。マイコンピュータを開いてみるとドライブにディスクが読み込まれていなかった。はぁ，今度はこっちか。ため息つきつつドライブを開けて，閉める。……ちょっと，待ちたまえ？　開けて，閉める。開けて，閉める。開けたり閉めたり開けたり閉めたり。……これ，まずくない？　どうにも再生されない。不安に感じつつノーパさんの再起動。残念ながら状況，変わらず。どうにもドライブが反応していない模様。焦り，戸惑い。ふつふつとわいてくる感情に突き動かされるように必死の修復作業に突入。そのまま数刻。努力虚しく結局改善の余地は見出せず，後にはただ疲弊して凹んで鬱になって今日はもう眠ってしまおうと決めた私がいた』
こんな感じ。
　コンピュータにこういう事態が付きものだということは十分理解していたつもりだったのに。いざ直面すると最悪な方向に進んでしまった気がする自分。一度気にかけてしまうと他のことが手に付かなくなるこの神経質っぷり。前から悩みの種ではあったものの今の今までお付き合いし続けている。直したかったドライブが手段不明で直せずにいるように。治したかった精神病（？）も治療法不明で治せずにいる。治せればとっくに治しているって話だ。……前言撤回。治せてもどうするかは微妙かな。あくまで今の私ならということだけれど。ここのところ自分の悪いと感じている面をも愛でている私だから。ちょっとばかりナルシーかもしれない。ちょっとどころか相当？
　話の本質がぐちゃぐちゃのめちゃめちゃになっている。仕方ないことではあるのだ。他者に向けているようで私は私に話しかけている。とりとめのない内容を浮かんだままに語っている。そうしないと保てないのだ，自分自身が。行動を説明して理由付けして納得させて。そうやってステップを踏んで消化していかないとパンクしそうになる。だからこれは私の私による私のためだけの自己中世界。これではいけないと思う理性とこれが本心でしょう？　と問いかけてくる本能。相反する思いに挟まれて，私のねじは刻々とくるくるくるくる狂っていく。
　こんなことを書いているのもひとえに憂鬱さ故なのだろうか。冷静に読み返して後悔するのだろうか。そうだとしても消すつもりはさらさらないけれど。これが私の今の衝動なのだから。真っ直ぐそのままに投げ込んでおこうと思う。
　日々違う色を見せ続ける自分。私は一体何をしようとしてどこに向かおうとしているのだろう。未だ分からぬその答えを手にするために。今はただ小説に打ち込んでみようか。そう思う私だった　まる

・文学賞の進行状況
　最新の内容を見返して誤字脱字修正するだけにとどまる。要因は上記の通り。

・今日の一言
　起爆スイッチは押しそうで押さない。