北朝鮮、イラン、シリアが核開発で密接連携 10月に協議
イランとシリアの代表団が10月下旬、核開発協力推進のため、北朝鮮を訪れていたことが明らかになった。北朝鮮の核問題に詳しい情報筋によると、核施設で働く技術者のための3カ国共同の訓練プロジェクトなどについて協議したとみられるという。大量破壊兵器拡散阻止に向けた国際的な包囲網が敷かれているなかでも、3カ国が核開発に向けて、密接な連携を保っていることを示す動きといえる。
シリア代表団の訪朝は、ロンドン発行のアラビア語紙アッシャルク・アルアウサトが10月27日付で報じた。情報筋によると、シリアの代表団は10月23日から数日間滞在し、イランの核開発を担当する高官らも同じ時期に平壌を訪れた。共同訓練プロジェクトの拡大の可能性などについて話し合ったもようだという。
同筋は共同訓練プロジェクトが2006年後半から始まったと指摘する。
イランやシリアの大学で、工学や化学を学んだ優秀な学生を対象に、核開発に携わるために理論、実用両面から教育するのがねらい。3カ月から半年にわたる集中コースの受講者は計20人程度で、機密を守るため、講義はイラン革命防衛隊の施設内で行われたという。
核開発ではイラン、シリアよりも先行している北朝鮮からは、兵器開発の中心的な機関である第2自然科学院(国防科学院)からトップクラスの核専門家が派遣され、さらに、寧辺の核施設で実際に核開発に従事している担当者も参加し、「核施設の安全対策、放射性物質の人に対する影響、事故の際の対応など5つの講座を受け持って、指導にあたった」(同筋)。
北朝鮮としてはイラン、シリアに積極的に核開発のノウハウを教えることで、両国から金銭面などで見返りを受けるメリットがあるという。同筋はこの共同訓練プロジェクトについて、「3カ国の共同核開発計画の一環」と位置づけている。
講座の「卒業生」たちは、核開発の「最前線」に送り込まれているものとみられる。
昨年9月、シリア国内の核開発の拠点とみられる施設がイスラエル軍によって空爆、破壊された。ドイツ誌シュピーゲルは独情報機関の報告として、原子炉はシリアと北朝鮮がイランの核開発を支援するため建設していたと報じた。
シリア、北朝鮮ともに核開発協力を否定している。
◇
在日イラン大使館の話「大量破壊兵器開発を目的とした、北朝鮮とのいかなる2国間あるいは多国間の技術的・軍事的協力関係を否定する」
(引用終了)
昨年9月末の6カ国協議では、「朝鮮民主主義人民共和国は、核物質、技術及びノウハウを移転しないとの約束を再確認した。」はずですが、北朝鮮のイラン・シリアへの核技術・ノウハウの提供が真実であっても(おそらく確実でしょうが)、米国・中国・ロシアは、見過ごすつもりでしょうか。
12月8日から北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の首席代表会合が行われる予定ですが、今までの調子では、緩めの交渉で終わりそうです。
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イランとシリアの代表団が10月下旬、核開発協力推進のため、北朝鮮を訪れていたことが明らかになった。北朝鮮の核問題に詳しい情報筋によると、核施設で働く技術者のための3カ国共同の訓練プロジェクトなどについて協議したとみられるという。大量破壊兵器拡散阻止に向けた国際的な包囲網が敷かれているなかでも、3カ国が核開発に向けて、密接な連携を保っていることを示す動きといえる。
シリア代表団の訪朝は、ロンドン発行のアラビア語紙アッシャルク・アルアウサトが10月27日付で報じた。情報筋によると、シリアの代表団は10月23日から数日間滞在し、イランの核開発を担当する高官らも同じ時期に平壌を訪れた。共同訓練プロジェクトの拡大の可能性などについて話し合ったもようだという。
同筋は共同訓練プロジェクトが2006年後半から始まったと指摘する。
イランやシリアの大学で、工学や化学を学んだ優秀な学生を対象に、核開発に携わるために理論、実用両面から教育するのがねらい。3カ月から半年にわたる集中コースの受講者は計20人程度で、機密を守るため、講義はイラン革命防衛隊の施設内で行われたという。
核開発ではイラン、シリアよりも先行している北朝鮮からは、兵器開発の中心的な機関である第2自然科学院(国防科学院)からトップクラスの核専門家が派遣され、さらに、寧辺の核施設で実際に核開発に従事している担当者も参加し、「核施設の安全対策、放射性物質の人に対する影響、事故の際の対応など5つの講座を受け持って、指導にあたった」(同筋)。
北朝鮮としてはイラン、シリアに積極的に核開発のノウハウを教えることで、両国から金銭面などで見返りを受けるメリットがあるという。同筋はこの共同訓練プロジェクトについて、「3カ国の共同核開発計画の一環」と位置づけている。
講座の「卒業生」たちは、核開発の「最前線」に送り込まれているものとみられる。
昨年9月、シリア国内の核開発の拠点とみられる施設がイスラエル軍によって空爆、破壊された。ドイツ誌シュピーゲルは独情報機関の報告として、原子炉はシリアと北朝鮮がイランの核開発を支援するため建設していたと報じた。
シリア、北朝鮮ともに核開発協力を否定している。
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在日イラン大使館の話「大量破壊兵器開発を目的とした、北朝鮮とのいかなる2国間あるいは多国間の技術的・軍事的協力関係を否定する」
(引用終了)
昨年9月末の6カ国協議では、「朝鮮民主主義人民共和国は、核物質、技術及びノウハウを移転しないとの約束を再確認した。」はずですが、北朝鮮のイラン・シリアへの核技術・ノウハウの提供が真実であっても(おそらく確実でしょうが)、米国・中国・ロシアは、見過ごすつもりでしょうか。
12月8日から北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の首席代表会合が行われる予定ですが、今までの調子では、緩めの交渉で終わりそうです。
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