MILESTONES (団塊オヤジのJAZZ日記)

JAZZに関わる話題を中心に、たわい無い日常を不定期に紹介しています。

団塊オヤジのJAZZ日記・・(三人のピアニスト、それぞれのピアノ)

2014年11月02日 | JAZZ Piano
昨晩、演奏スタイルの異なる三人のピアニストが出演するライブに行ってきました。

MusicaArtigiano vol.1 (2014.11.1/sat)

出演
スガダイロー
林 正樹
HAUSCHKAS(ハウシュカ)


(ライブの模様・・)


最初の登場は”スガダイロー”です・・。
おそらくテーマだけを決めた、フリー・インプロビゼーションだと思いますが、まさに一期一会の驚愕の一時間でした・・。
理知的で美しいテーマからフリーになっていく様は一遍の小説を読んでいるようで、あらためて、”スガダイロー”というピアニストの素晴らしさを感じました・・。

スガダイローの演奏を聴いていて、キース・ジャレットの初期のソロアルバム”ケルン・コンサート”を初めて聴いたときの事を思い出した・・。
このアルバムは今でも小生のお気に入りのアルバムで何度と無く聴き返しているアルバムであるが、この日のライブアルバムがあれば絶対、手に入れたくなるほどの名演だったと思う・・。
感動しました!!

二番手に登場した”林 正樹”も理知的で美しい旋律を持ったピアニストで、女性には人気がありそうなピアニストですね。

三番手は、いよいよ今回のライブの目玉ともいえる?? ”HAUSCHKAS(ハウシュカ)”の登場です・・。
事前にプリペアド・ピアノを探求しているピアニストという事をチェックして、ライブに臨んだので、大体予想通りの演奏でしたが、オールドジャズファンの小生には少々物足りなさを感じる演奏でした。
日本人の観客の前で長々と英語で色々トークしていましたが、英語力のない小生にとっては、このトークもストレスを感じる時間でしたね・・。
演奏スタイルは生ピアノを電子機器のように聴かす、ピアニスト兼エンジニアといったようなものです。
電子機器を使えば、生ピアノでこんな音が出せるのかと、演奏パフォーマンスを興味深く見ましたが、演奏的にはシンセサイザーとどう違うの??と思ってしまいました。
英語が全く理解できない小生ではあるが、彼が”トミタ”と言っていたように聞き取れた・・。
日本が世界に誇るシンセサイザー奏者”冨田勲氏”の事を話していたのではないだろうか・・。
演奏を聴いていて、彼は”冨田勲氏”の影響をうけているな・・と小生には感じられました・・。

全体的には、”スガダイロー”の感動のソロが聴けたし、楽しい、ライブでした・・。
コメント
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