ホリエモンは国会でもノーネクタイで、ラフなシャツ?まぁ、クールビズだから、いいのかもね。
政治のわからない人は立候補すべきでない、という声もあるようだが、そういう思考を変えないと、いつまでたっても地元とのつながりが深く、組織票の固い候補者しか立候補、当選ということはできない。
義理人情から政策本位の選挙へ。このことが、今回の選挙で一番問われるのだと思う。そういう意味では、地元になんのゆかりもないホリエモンの出馬は歓迎されていい。
ただ、今まで政治に興味があるような言動は、少なくともメディアを通じては感じなかったし、なぜ広島6区なのか、なぜ無所属なのか、不可解な点も多い。異常に権力欲、名誉欲が強いだけなのか…
他にも刺客を次々解き放つ自民党執行部。解散から今に至る流れを見ていて思ったのは、今回の選挙の争点は郵政民営化がメインではないということだ。
もちろん争点の一つであることは間違いない。仮に、小泉さん率いる自民党が勝てば、郵政民営化は実現されることになる。しかし、国会は郵政のためだけに存在するわけではない。郵政が決着した後、どういう政権を望むのか。どういう政策を実現してもらいたいのか。それが最大のポイントである。
だから、今回の選挙を、「郵政民営化の是非を問う国民投票」であるかのように位置づける小泉首相、自民党執行部は、間違っている。1つの政策について、いくら総理大臣の強い信念があるからといって、いちいち選挙をしていたらきりがないし、それなら、国会議員など不要になるのではないか(国民が直接、政策に賛成票、反対票を投じればいい)。こういうやり方が常態化するのなら、議院内閣制、間接民主制をも揺るがし、憲法に反することにもなりかねない。
内閣支持率は上昇しているが、小泉さんもやり方に騙されてはいけない。だからといって、小泉さんがダメだというわけでもないし、民主党がいいというわけでもない。残り約3週間、じっくり各党、各候補者を見定めていこう。