子孫に痛みを残したのは誰だ!

2011-12-12 23:50:17 | 時事関連
税と社会保障に関連する話題で、増税の必要性を訴えるときに、
「子孫に痛みを残してはならない!」
というフレーズがよく聞かれます。が、このフレーズを口にする人々こそ、もっともこのフレーズを口にする資格のない人々であると、私は思います。

そもそも、我が国の社会保障費がこんなにかかっているのは、社会保障の恩恵にあずかる高齢者の人口が増えるからなのですが、こんなに費用のかかる社会保障制度を実現させたのは、ほかならぬ「現在の高齢者」です。彼らは団塊世代以上の人々であると同時に、学生闘争を主導した「全共闘世代」でもあります。全共闘世代の特徴は、権利意識だけは無駄に高く、そのくせ義務の負担、負う責任は最小限に抑えようという姿勢。そして、彼らが社会的実権を握り続けているために、私達若手世代がどこまでも、どこまでも割を食い続けているわけです。

社会保障費がかかりまくる問題点を解決する方法のひとつは、やはり社会保障の恩恵を受けている世代に対して一定以上の負担を求めること、すなわち「受益者負担の原則」の本質に立ち返ることではないかと思います。

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