羽田が便利に、世界が近づく!Part1

2012-10-21 23:21:02 | 時事関連
本日(10月21日)より、京急蒲田駅前後に残っていた地上区間(本線下り、空港線の品川→羽田空港・羽田空港→横浜方面)が全面高架化されました!

新設されたもの(北総・千葉NT車の快特、オレンジ幕のエアポート快特、蒲田普通など)につきましては、後日取材してお伝えしますので、こちらでは「廃止されたもの」について。

・日中の「北エア急」
エアポート快特に比べて途中駅(大田区・品川区の各駅)にこまめに停車し、通勤・通学などで途中駅からもそれなりの利用がありました。今回の改正で快特(蒲田停車)に置き換わり、停車パターンがほぼ同じ「特急」と同じく、日中を避けて運転されるようになりました。
「北エア急」が停車していた各駅については、品川~蒲田間では新設の「普通蒲田発着」、空港線内では増発された「南エア急」がフォローします。この2列車で品川→羽田間を乗り継ぐ場合、蒲田での乗り継ぎ時分は約2分間ですが、フロア移動があるので、エスカレーター近くに構えておかないと難しいかもしれません。

・極端な格上げ/格落ち
京急マニアの方ならご存知ですね。。。「押上線始発のエアポート快特」です。品川を境に、南は羽田空港国際線ターミナルまでノンストップ、北は終点まで各駅停車という「最高速から最鈍足への格落ち」列車として有名でしたが、これも蒲田停車に置き換わり、廃止されました。したがって、都営地下鉄の「悪魔」など、成田スカイアクセス線に対応しない車両の「エアポート快特」が全廃されたことになります。
これで、日中ダイヤに限って言えば、「押上線内各駅停車=京急線内蒲田停車快特」という法則が完全に成立し、わかりやすくなったといえます。

・緑のエアポート快特
蒲田通過の「エアポート快特」は、所要時間を短縮して今後も運行が継続されますが、京成成田スカイアクセス線からの直通列車のみが原則として対象となることもあって、「アクセス特急」と一体のものとして、種別カラーがオレンジへと変更されています。そのため、緑のエアポート快特は、公式には本改正前日で見納めとなります(各所で伝えられている情報によると、京成車ではROMの交換が遅れており、今なおみられる模様)。

・し~め~き~り~
全国的に有名どころでしょう。梅屋敷の地上ホームでやっていた「ドアカット」です。上り線では2010年5月15日まで後ろ2両、下り線では本改正前日まで前2両が「し~め~き~り~」の対象でした。
高架化のために撤廃された分、愛知県にある某赤い空港連絡鉄道(利用減による現車で削減している)よりずっとマシといえます。

・糀谷駅前後の双単線区間
工事進行中の糀谷駅では、同じ方面に向かう列車でも、ダイヤによって上のホームに来たり、下のホームに来たりと、ややこしい仕組みになっていました。列車の交換ポイントが糀谷~大鳥居にあったためにこうなっていたのですが、このポイントが糀谷駅の蒲田寄りに移った結果、このようなややこしい仕組みも撤廃されました。今後、羽田空港行きはすべて「下り線」、品川方面行きと横浜方面行きが「上り線」に発着します。

「なくなったもの」の写真は大部分が撮影済みですが、後日追ってUPいたします。来月初めあたりには、改正後に新設されたものを取材したいと思います。

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