見せる?見せない?どっちなの?

2012-10-19 23:18:44 | 赤文字雑誌
さて、今月もいよいよやってきましたよ!皆さんお待ちかねの、「赤文字雑誌フライングゲット」です!

今回ゲットできた雑誌は「JJ」「CanCam」、そして特別ボリュームアップとして「Mina」。「Mina」は「赤文字雑誌」の「Ray」と同じ、20歳前後のガールの皆さんを対象にした雑誌ですが、それ自体は「赤文字雑誌」ではありませんので、コーディネートの傾向の違いなどにつきましても解説したいと思います。

1. JJ
まずは元祖・赤文字雑誌「JJ」から。表紙からいきなり紗○子の谷間が強烈なインパクトを放ちます。この後の記事でも、紗○子現るところに谷間あり!よい子の皆さん、紗○子を街で見かけたら、谷間に1韓国ウォン放り込んでおきましょう!(ジンバブエドルだとなお有効! 笑)

巻頭には、その紗○子特集をはさむように、ひなの、ミランダ・カーの記事が配置されています。産後間もなくの復帰となったひなのの連載では、「パール×トレンド服」と題して、デニム、レースなどの衣装にパールアクセをまとって登場しています。グラマラスボディのお披露目、ありがたいことですが、産後間もないのですから、お体お大事に…
一方、「サマンサ」キャラクターとして、7月の来日以降各雑誌で出ずっぱりの彼女、今回のテーマは「神コレ(神戸コレクション)出演」でした。サマンサのスポンサー料も出ているでしょうし、これって、バーターみたいな形で今後連載のようになっていくのだろうか…

前半のテーマは、「大学生の通学コーデバイブル」。シチュエーション別に、いろいろなコーディネート、オススメアイテムが紹介されています。前号とシーズンが変わらないので、ペプラム、レザーボトムス、ライダースジャケット、ミリタリーアウターなど、今シーズンのトレンドアイテムの掲載は継続。ただし、本格的に冷えるこの時期とあって、合わせるアイテムにニット系が多くなっています。
私が気に入ったコーディネートは、ニコル(詳細は先月の記事をご覧ください)が着ている「ペプラムとショーパンコンボ」。カワイイ×セクシーの両方をバランスよく取っており、男の子ウケ抜群だと思います。

定期的に取り上げられる「4年生」(関西の方は「4回生」とおっしゃるそうですが)というキーワード。今回は「4年生後期の背伸び計画」と題して、読者モデルなども登場する特集が組まれています。やはり「デキる女」イメージを演出するパンツルック率高し!スキニーで美脚に見せるものから、ジャケパンコンボでキャリア風に…などいろいろありますので、「地味にならない・大人びすぎないパンツルック」をご希望の方には注目です。

ところで、「JJ」では、今年に入って「おしゃP」時代が一段落し、新モデルのデビューが数か月に1回のペースで相次いでいますが、またしても新モデルが登場します!岩崎名美(いわさきなみ)という高校生のモデルだそうです。(久松郁実と張り合ってる感が…)

中盤のテーマは「合コン&デート服」。相手の職業、合コンとデート別にいろいろ紹介されており、10日発売の男性誌「ゲイナー」と実質的に連動した内容といえます。相手の職業はいずれも社会人(勤務先の業種が違います)で、脚見せ、スカートとパンツなどなど、いろいろコーディネートの注意点が解説されているのですが、共通して言えるのは…

ファーストコンタクトから生脚を見せない方がいい。

やはりここは気品を重んじる(とはとても言えない内容が目立ちますが…)雑誌の意地とでもいうべきか。合コンの時点で生脚は出さない(ストッキングなりパンツなりで)、というスタンスは一貫しています。

ブロモ2期生、ミスキャンパスのなかのミスを決めようという「ミスJJ」など、本誌企画に関するお知らせも掲載されています。驚くべきは「ブロモ2期生」の私物!カルティエ、クロエなど、世界の名門ブランドのアイテムをヘビロテしているのです!このお金の巡りが悪く、経済が冷え切った時代に、こんな20歳前後の女子大生ブロガーが存在していたとは、驚かされます!

世界の名門ブランド…といったところで、記事にも「名門」が登場してきます!今回ピックアップされているのは、フェンディ、ミュウミュウ、フィリップ・リム、そしてラルフローレンのラインのひとつ「デニム&サプライ」(D&S)。カジュアルからモード風、お嬢様系まで、ハイブランドが叶える幅広いスタイルを提案しています。

そこそこ正統派な内容になったと思ったら…

みんな大好き、ミステリアスマーガレット!

既報の通り、今年になってから掲載がスタートしたのですが、三愛がスポンサーになった「タイアップ」で、隔月連載ということのようです。ボリュームのある谷間は男女を問わず(ry

後半はメイク・ヘア・クリスマスコフレなど、コスメ関連。メイク特集のテーマは「カナやんメイク」。読者モデルがトライしているのですが、意外に似せるのは難しくないかも??あと、クリスマスコフレの特集に載っている「クロエ」は絶対注目ですよ!!!ガールの皆さんに熱心なファンが多いこのブランドだけに、競争率は相当高くなりそうです。

全体としては、ファッションに関しては前号とあまり大きく変わらなかったものの、生脚の露出はだいぶ抑えられ、パンツルックやタイツなどの使用が目立ちました。ブーツの登場も少なめでした(ブーツについてはこのあとの「CanCam」をご覧ください)。極端に生脚を見せないという点においては、伝統の「おしとやか」路線を歩んでいるといえます。「男の子ウケ」がメインテーマのこの雑誌ですが、これも含めて、今月はいろいろな意味でそのテーマにピッタリ合致していると言えそうです。
あと、光文社さん、そろそろ都政に目をつけられないようにご注意ください!先月のソウル観光ブックも含めて、特に石原さんがいい顔をしなさそうな内容が最近目立ちますので…。

2. CanCam
続いて、カワイイOLの必読書「CanCam」。実はターゲットの中心が25歳であるというのは公然の秘密だったりします。別冊付録のテーマは「男ゴコロ」。本誌だけで400ページ近くあり、かなりのボリュームです。

ファッション・コスメ・インテリアなどの最新グッズを紹介する巻頭コラムでの注目は「ビジューアイテム」。ドレス、アクセなどなど、いろいろな「ビジュー装飾」アイテムを取り上げます。お呼ばれも多いこの時期、キラキラしたアイテムで、パーティルックを可愛く仕上げましょう。

今回のテーマは「世界に一つ、自分だけの「かわいい」を探そう」。アイテムとしては、定番のニット、素材やボタンなどが可愛いアウター、レザーボトムス・ペプラムなどのトレンドアイテム、ピンク・ベージュ・パステルカラーなど温かみを感じさせる色のものがメインでした。意外にも、生脚を積極的に見せ、ブーツとショーパンなどのコンボで「絶対領域」見せのコーディネートも目立ちました。生脚を出したコーディネートのモデルは、スポンサーのある「タイアップ」を含めて、主力の舞川あいく&安座間美優が7割程度。大きい写真で思いっきり太ももを見せた、セクシー度満点のページも多く、分量は多いながらも見ていて飽きません。

2カ月前から連載がスタートした「恋味派」のテーマは「温泉Style」。あ、見返り美人セクシーショットとかは期待しないように!

数か月おきに掲載されている「あの人をCan流コーディネート」では、白鳥美麗でおなじみの渡辺直美が登場!「ボリューム特盛」のCan流をぜひお楽しみあれ!!

誌面中ほどには、「JJ」と同じく、サマンサのキャラクターとして来日して以降毎月登場しているミランダ・カーの生き様を取り上げた特集が掲載されています。毎月のスポンサー出稿のバーターと思われますが、なまじ「CanCam」が一番早かっただけに、もう飽きてきた…

続いて、各社・ブランドの新作手帳・財布に関する特集。新作手帳・財布系の特集は、先月の「JJ」で最初に掲載されましたので、1ヶ月出遅れた形となりましたが、読者や専属モデルの私物、使い方などに触れた、内容の濃いものとなっています。

後半はもはやお家芸ともいえる「就活」テーマの特集。エントリーから内定までのおおよその流れ、各社の紹介、選考では何をみられているのか、資生堂コスメで完成させる就活ヘア&メイクなど、「就活のすべて」が詰まったガイドブックのような内容。
テクニック的なものから思考法まで、いろいろ書かれてはいますが、「コレが得意です!」という分野を持ち、なおかつ自分自身を愛せる人にこそ、幸せな就活と社会人ライフというのが待っているのではないかと、私は思います。逆に、得意分野もない、自分自身を愛せない人には、幸せな就活というのは難しいのではないかと。かくいう私自身がまさにそうでした。
だから、言います。

皆さん、ご自身の得意分野、好きなものに誇りを持ち、
どうか自分自身を愛してください。


なんだか、大それた話になってしまった…別に「上手いこと言った!」なんて思ってません。それどころか、私がこんなことを言っていいのか、と、今さら反省してます(汗)

巻末の芸能人、カルチャー、ライフスタイル特集には、玉木宏などの注目の芸能人が多数登場します。この記事、メンバーにJJモデルの荒井玲良を擁するアイドルユニット「SUPER GiRLS」が登場しており、結果的にライバル誌からゲスト出演する形となりました。また、「JJプロジェクト」なる韓国アイドル(男性)も登場しています。ライバル誌に乗っ取られていいのか?CanCam。

別冊付録の「男ゴコロ」は読者投稿メインの特集で、CanCam世代の男の子達の本音が語られています。
アナタの彼氏も、もしかしたら、こう感じているかも???

記事の内容が非常に広範囲にわたっており、見どころをひとつに絞ることはなかなか難しいですが、就活生のみなさんにとっても、はたまた同世代の男の子にも、見ごたえある一冊と言えます。ちなみに私のイチ押しは「絶対領域見せコーディネート」。太ももの限られた部分だけを出すことで、自慢の脚を最高にセクシーに見せることができますので、ガールの皆さん、絶対注目ですよ!

3. Mina
今回はスペシャルゲスト(?)として、「赤文字系」ではないこの雑誌もピックアップします。ちなみに、「Ray」については、表紙が香里奈であることは確認できましたが、異なる取引先からの雑誌で、内容までは確認しておりません。

「CanCam」の安座間美優に対抗してか、表紙は北川景子。インタビューもあり、髪を肩ぐらいまでの高さにカットし、ブルックス・ブラザーズなどのアイテムを使用した、彼女には珍しいボーイッシュなコーディネートで登場しています。

巻頭のブランドピックアップでは、いろいろなジュエリー、アースミュージックエコロジー、ミュウミュウなどが取り上げられています。なお、これらの記事は、「Ray」と異なり、目次よりもあとに配置されています。

特集のテーマは「mina的カジュアルとは?」で、色テク、「ふわ×ピタ」でだらしなくならない抜け感を出すコーディネート、ガーリー×プレッピーなど異なるテイストのアイテムかけあわせなどのコーディネートテクを紹介しています。続く「アイテム100」にも、スタジャン、チェック柄パンツ、ドット柄タイツ、ファーアイテムなど、「赤文字系」ではそれほど見かけないアイテムが多数見かけられます。

「Ray」と同様に、巻末には白黒ページが配置され、カルチャー、読者投稿などの情報が掲載されています。今回のテーマは「人間関係の悩み」。性格の合う合わない、自分を変える思考法、インタビューなどなど、「人間関係」にまつわる様々な意見が取り上げられています。

傾向としては、女のコらしい、「カワイイ」系のコーディネートを主に提案する「Ray」と違い、プレッピー、ゆるカワ系、ボーイッシュなど、セクシー度や男の子ウケをあまり考えない、どちらかといえば女の子ウケしやすいコーディネートが中心であるといえます。

以上、「スペシャルゲスト」を含めた特大号となりましたが、いかがでしたでしょうか?生脚見せの是非、男の子ウケと女の子ウケなど、さまざまな部分で3誌の立ち位置が分かれました。

「Ray」は手に入らない予定ですので、次回は可能であれば「ViVi」について解説いたします。お楽しみに!

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