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百戦錬磨を目指す日記

140文字じゃ表せない乙女ゲーやアニメの感想をぶちまけるブログ。ネタバレしかないので注意
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四ツ目神について

2018-08-23 19:54:46 | 四ツ目神
私のブログが恐れ多くも沢山の方が見に来て下さっていて、何事かと思ったら四ツ目神のネタバレを見に来て下さっていているのですね。

ブログに来てくれるのはものすごく嬉しい、もうすごい嬉しい。
だけど、四ツ目神は是非プレイして欲しい。

こんな底辺ブログなんて誰も読まんだろwwwって思ってネタバレどしどし書き込んでいるんだけど、思ったより沢山の方が来てくださっていて……嬉しいんだけどものすごく嬉しいんだけど、四ツ目神をダウンロード、インストールする妨げになっていたら辛いんですよね……
どうしよう、記事消した方がいいのかな……

四つ目神 ネタバレ

2017-08-13 00:54:07 | 四ツ目神
真依ちゃんの出生の秘密と、相良家、四ツ目神についての物語のネタバレと感想を。


四ツ目神と四津村の成り立ち
昔双子が生まれ、その合わせて四つの目を持つ双子ははかりきれないほどの神気を持っていたそうで、その弟を殺して供養することで村は繁栄した……その弟が四ツ目神、生き残った方がタガタさんです。
タガタさんは死後魂を土地に縛り付けられ、神としてこの地に繁栄をもたらすよう求められました。
タガタさんは自分が生き残ってしまったことに罪悪感を抱え、たった一人神社で暮らしていくことが寂しくて仕方がない人でした。
そして、この四津村の村長であり四ツ目神神社の宮司であり冠婚葬祭全てを司るのが相良家、ということになります。
四津村では四ツ目神への信仰心が強く、封鎖感の強い村です。
そして相良家では長男を大事に育て、その他はおまけとして扱われます。
村の雰囲気や家での扱いに納得のいかなかった三男誠は家を飛び出すことになるのです。

主人公、真依ちゃんと悠真の出生
相良家の長男、総一郎の元へ嫁いできたのが真由子さん。
真由子さんと総一郎さんの間には長いこと子供が授からず、真由子さんは石女と罵られることになります(石女うまずめとは子供が授からない女性への差別用語。絶対に使ってはいけない)
その苦労の末やっと子供を授かったが、なんと双子。双子は忌み子として先に生まれた弟なり妹なりを殺すというしきたりがあります。(昔は先に生まれた方が下の子、後に生まれた子が上の子だった)
猛反対する総一郎と真由子さん。
その上真由子さんは双子を授かった畜生腹と罵られることになります(畜生腹とは一度に二人以上の子供を授かった女性に対する差別用語。昔は双子、もしくはそれ以上への理解が無かったとはいえあまりに酷い言葉です。絶対に使ってはいけない)
二人の反対も虚しく、先に生まれた弟の悠真は忌み子として四ツ目神に献上されてしまいます。
この村や相良家は間違っていると気づいた総一郎は真依ちゃんを連れて誠の元へ。しばらく預かってくれと言って村へ戻ります。
真由子さんは異端児として監禁、そして死んでしまいます。
総一郎も同じように異端児として監禁、真依ちゃんをどこへやったのかと尋問の末死亡。
二人がどうなったのか知らないまま真依ちゃんを育てることになった誠さん。

……重い……重すぎる……
昔の日本の考えや、閉鎖的な村のしきたりというのは想像を絶する程残酷ですよね……

そして真由子さんは四ツ目神の一部となってしまいます。四ツ目神の中で子を求め苦しみ続けることに……だから真依ちゃんに助けを求め、神社に閉じ込めてしまったのです。

日本の古いしきたりについては賛否両論ありますが、きっとこういう村っていうのは未だあるのではないのかと思います。
そして宗教と神隠し、出生の秘密を上手く絡めて一つの物語として作り上げたこと、その完成度の高さに拍手を送りたいです。
あまり宗教や神話、昔の日本の背景(特に閉鎖的な村の掟等)について詳しくはないのですが、よく調べて作られたんだなと思います。

前作と比べて
前作(アリスの精神裁判)は心理的なところにスポットを当てて作られていました。
今作は宗教にスポットを当てて作られていたと思います。
どっちが良かったと比べることはできません。どちらも素晴らしい出来です。

とても残酷で神秘的で、感動的な作品でした。大変面白くプレイさせていただきました……が、終わった後に「ああ終わった!!感動!!」という達成感よりは……こう……胸に何かが突っかかっているような、そんな感じが拭えない作品でした。(アリスの精神裁判でも同じようなことを思った気がする)
こういう感動だけで終わらない話、好きです。
そして課金した人のみ楽しめる後日談があるのですが……読みたい……けど課金できないのが辛いです

次回作、監獄少年やネバーランドシンドロームも楽しみながらやっています。

四ツ目神

2017-08-12 23:53:34 | 四ツ目神
最高オブ最高だった
何度涙したかわからない。
もう私一生SEECさんについていく。そしてめっちゃ課金したい。

荒すぎるあらすじ
主人公が神社に閉じ込められて脱出を試みる話
その中で知らなかった自分の過去や家族について少しずつ明らかになっていきます。
日本の古き悪し伝統と神様にまつわる伝承を上手くまとめたなあと感動しました。

雑すぎる登場人物
佐原真依
主人公。父とぼろアパートで2人暮らし。生まれて初めて知った相良という実家の存在と、そこに行くことになって神社に迷い込むことになる。
少しドジで、あまり明るいとはいえない性格。冷静で聡いところがある。

イミゴ
神社で出会う布を覆った少年(?)
主人公の神社脱出を手助けしてくれるが、頑なに「触るなよ」と言う。毒舌。
多分イケメン

シロ
狐のお面を被った女の子。この子とクロに誘われて神社に迷い込むことになる

クロ
鬼のお面を被った男の子。

タガタ
優しくて温厚で笑顔が最高に素敵な青年。紛うことなきイケメン

佐原誠
真依ちゃんのお父さん。2人の兄がいる

ここからはネタバレ

エンディング1 ヨモツヘグイ
シロとクロに促されて神社にある食べ物を食べてしまうとたどり着くENDです。(散々イミゴに食べるなと言われていたのに)
あの世の物を食べたらこの世には帰れない……そういうエンドでした。シロちゃんとクロくんの無邪気な悪意と笑顔が怖かったです

エンディング2 忘れられた名前
形代を使って此岸帰りという儀式をする際、名前を間違えるとこのENDにたどり着きます。散々名前を忘れるなと言われていたのに。
名前を忘れて神社に囚われてしまうエンドでした。

エンディング3 タダイマ
無事此岸帰りの儀式を終え、父の元へ帰るエンドです。
そこで父と真依ちゃんの感動の再会があります。

エンディング4 イレカワリ
四ツ目神を鎮める際、主人公は四ツ目神に捕らわれてしまいそうになります。それをイミゴが庇うのですが、ここでの選択肢
→イミゴの手をとる
→イミゴの手を取らない
手を取るに決まってるじゃないですかああああああああああああ(散々触るなって言われていたのに)
そしたらBADエンドで真依ちゃんは真依ちゃんではなくなってしまいます。何になったのかは分かりませんが……

エンディング5 お母さん
四ツ目神に捕らわれてしまうエンドです。
四ツ目神に捕らわれる前はあんなに恐ろしかったのに、いざ捕らわれるとそこには飢えていた母の愛で溢れていました。そこで安らかに眠る真依ちゃん……

エンディング6 四つ目神
四ツ目神に捕らわれる前に、自分の名前の書かれた形代を投げると、自分の分身が現れ、四ツ目神と共に消えていきます。
そのまま神社を出てエンド。

エンディング7 四ツ目の巫女
神社を出る前、ある手記を発見。自分は誠の子供ではないという出生の秘密を見てしまい、父(仮)への不信感が拭えないまま、誠の兄、修二さんに言いくるめられて相良家の子として四ツ目神の巫女となるエンドです。
優しい顔をした修二さんの意地汚い笑が恐ろしかったです。

エンディング8 ヒトリダチ
自分は誠の子供ではないこと、そしてイミゴが自分の双子の弟(悠真)であることが明らかになります。
無事神社から出て誠さんに自立を伝えるエンドでした。

エンディング9 四ツ目神(新)
エンディング8と変わりませんが、誠さんをこれまで通りお父さんと呼ぶとこのENDになります。血は繋がってないけど親子の絆が涙を誘うエンドでした。

エンディング10 神隠し
悠真を救いたいと願う主人公が過去を変えようとすると、なんと優男のタガタさんが襲いかかってきます。
為す術もなく襲われるとそのまま気絶、真依ちゃん、悠真、シロちゃん、クロちゃんとタガタの閉ざされた世界でタガタが幸せそうに皆を愛でるというエンドでした。

エンディング11 時戻し
なんとかタガタさんを退け、過去を変えますが、産まれてくる順番が逆になっただけ、つまり真依ちゃんが忌み子となってしまうバッドエンドでした。

エンディング12 四ツ目神(新)
過去を変え、死んでしまった本当の父と母と悠真が生きている世界で家族をするという幸せなエンドでした。(泣ける)
学校へ行く途中、誠さんとすれ違いますが真依ちゃんは誰だか思い出せないという、幸せですがどこか切ないエンドでした。

長くなってしまったので、次に続きます