VitaminX Evolution plus 総評

いや〜面白かった！PS2時代に一世を風靡したのも分かりますね！

システム

生徒の言動に突っ込んだりスルーしたりして好感度や偏差値を上げるのは面白いですね！

月末テストではこっちの偏差値も上げてくれますw

ストーリー

お馬鹿要素ばかりかと思ったけど全然違った。もちろんお馬鹿要素もあるけれど、ちゃんとシナリオとして成立してる。笑えるところは笑えるし、泣けるところは泣ける。

イラスト、スチル

これはなかなか……作画が低いところで安定している。変な体勢とか。翼くんの骨折眼鏡とか。

キャラ

主人公が料理下手、イケメン見る度クラクラするとかはちょっと萎えちゃいますね……

で、みんな個性強いのに被ってなくて凄いですね〜！

みんなちゃんと筋が通っていて、ストーリーが進む事にちゃんと成長してる。

萌順

草壁一＞真壁翼＞七瀬瞬＞斑目瑞希＞風門寺悟郎＞仙道清春

(先生は除外)

ですね！

一君が好きすぎる。あと、昔のゲームだから声優陣が豪華なのね。中学生のときは小野Dとか大好きだったなあとか思いながらやってました。

総合

★★★★☆

本当に面白かった。ただ、結構調整しないと思う通りのエンディングにいけないもどかしさや、月末テストで満点取らないと見られないストーリーとか(2つしか見れてない)、ザッピングで見られるストーリーとか、ちょっと面倒臭い部分も多い。やりごたえがあると言われればそうだとも言える。

好きなイベント

やっぱり聖帝舞踏祭でしょう！学校でパートナー見つけてワルツを踊るってシチュエーションは憧れますよね！

最近VitaだかSwitchに移植？されたようで、興味を持った方は是非そっちをやってもらいたいなと思いました！

先生

全員じゃなくて、好きな先生だけを……

鳳先生

物腰の柔らかくて色っぽい大人な先生。自√以外ではしょっちゅうデートに誘ってくれるのに、いざ√入ったら「昔の婚約者が忘れられないんだ……」だってさ！！！！はい！！！！地雷！！！！胃がキリキリと痛みます！！！

しかもperfectとdreamENDに全然行けなくてずっとNormal(三角関係？)ENDを1時間くらい続けてたから胃が溶けて無くなるかと思ったよ！！！！

どんなストーリーだったかはなんか忘れてしまいました……

二階堂先生

主人公は二階堂先生のことが苦手らしい。私は彼の真面目で冷静でちょっと神経質なところ、すごく好きですけどね。

そんな二階堂先生、実は可愛いもの好き。特にぬいぐるみ。

そんなぬいぐるみだらけの部屋に招待されるのですが、背景が……ない……。それだけでなんだかぬいぐるみ部屋に監禁されたような気持ちになるのでどうか背景を作ってあげて欲しかった……

こっちもどんなストーリーだったか忘れてしまった……ただ、すれ違う2人の仲をゴロちゃんが強引にくっつけてくれた覚えがある。

衣笠先生

常に笑顔を絶やさない余裕のある人。どこかミステリアス。

……この人、本物の悪魔かもしれない……

Normalでは清春くんとの取り合い、dreamではなんか異世界(？)に誘拐されて契約のキスを交わされて、perfectではいつの間にか結婚することになってた。

怖すぎる……

真田先生

ひたすらわんこ。主人公が大好きなのがばればれ。

Normalでは斑目くんとの取り合いに

dreamでは酔った真田先生を自宅で介抱してたらB6が「先生を返せ」と自宅崩壊させてきましたw

perfectでは舞踏祭で一緒に踊って、真田先生らしく明るくちょっとドジっぽくプロポーズしてくれました！

九影先生と葛城先生はどうしても好みじゃなくてやってないです……

斑目瑞希

おバカさんだと思って蓋を開けてみればIQ280の天才だった。

こういう、能ある鷹は爪を隠す的なキャラ好きなんですよね。最初は興味のきの字もなかったのですが、頭がいいとわかった瞬間の株の上がり度が半端なかった。

斑目瑞希くんは普段は寝てるかぼうっとしてるかトカゲと戯れてるかの超マイペースボーイ。たまに、特に怒ると白い爬虫類召喚という特殊能力付き(どんなだ)

極度の人間嫌いで、基本的に人に心を開いてません。友達はトカゲのトゲーだけ。

そんな斑目くん、最初は寝るわ逃げるわで他のB6と一緒で取り付く島もない感じだったのですが徐々に心を開いてくれます。

VitaminXの見事なところは、主人公の先生と、生徒とが徐々に打ち砕けていく様子が丁寧に描かれていること。小さなきっかけが大きな伏線となっていたり、重ねていた努力が大きな花となったり……とにかく人の心と心が重なっていく過程に無理がないし、自然。

斑目くんはその頭の良さでどっかの国の研究所の研究対象になってしまったことがシマウマ(トラウマ)で、人間が大嫌いです。

そんな中、唯一瑞希くんを思いやり、トゲーとも仲良くなって、瑞希くんのために自分を犠牲にした先生に心を開くようになります。

最初は瑞希くんの態度に逃げたり泣いたりしなかったことでしょうか。

それから瑞希くんを庇ってお湯を被ったのが大きなきっかけなんじゃないかと思います。そこからものすごく分かりにくく微妙に心を開いてくれます。

そして聖帝祭のパーティーでダンスに誘われた時は涙が出そうになりました……「Shall we dance？」だなんてさ……粋かよ！！！！この瞬間恋に落ちたよ！！！！

それから受験の受ける受けないの問題が立ちはだかります。瑞希くんは大学受験する意味がわからないとのことで受け付けてくれなくて、だけど校長からは受けさせないと先生をクビにすると脅されて……それで先生は瑞希くんの気持ちを尊重してあげます(まじ神みたいな先生)。そこに大きく心を動かされた瑞希くんはなんと満点でセンター試験を合格してきてくれます！

「実は僕……天才なんだ」は笑ったけれど本当に天才だった。

それで瑞希くんと二人でこれからどうしていこっか、でもゆっくり探していけばいいよね！ていう感じでエンド。

ひっさしぶりに乙女ゲームやりましたがやっぱり楽しいですね！

次は先生を攻略してザッピングも終わらせて〜だとめんどくさいので、好きな先生と気まぐれにザッピングして終わろうと思います。

七瀬瞬

ありおりはべりへそまがり


七瀬瞬は超人気インディースバンドのヴィスコンティのベースで、リーダー。一匹狼タイプで常に素っ気なく人と距離を置きたがる。仙道清春と犬猿の仲。
一人暮らしをしているので主夫。
バンドとバイトに忙しい。

上の理由から補習を受けてくれません。それどころか｢勉強する意味はなんだ｣と問われます。なんて言われたのかは忘れましたが、彼の理屈だと勉強する意味ってないんだなって思う、結構筋の通った理屈でした。

そんな七瀬君のことを少しでも知りたいと、先生は彼のバンドを見に行きます。その完成度の高さに感動する先生。そして理解を示します。｢瞬くんが命を懸けてやっていることだもの、それの邪魔はできないから、空いている昼休みだけでも補習を受けてくれない？｣と。感動する七瀬くん。
だけど七瀬くんが率いるヴィスコンティの舞台裏は修羅場でした。
七瀬くんは音楽に対する妥協がない、理想が高すぎるために、それについていけない、相応しくないと思ったチームメイトをすっぱすっぱと切り捨てているのでした。
｢いらないから廃棄しただけだ｣
と、まるでゴミ扱い。残ったチームメイトもいつ切られるんじゃないかとビクビクしています。
そんな七瀬くんを見て先生は激怒。だけど全く聞いてくれません。
...てかさ、私バンドのことなんてさっぱりわからないんだけど、そんなにころころメンバー変えても音楽って成り立つのだろうか？日々一緒に過ごすことで培われていく信頼と慣れが音楽を形にするんじゃないかって思うんだけど...どうなんだろう？

そんなある日、先生はまた七瀬くんのライブを見に行きます。心配半分、期待半分で。
楽屋に応援に行きますが、そこでトラブルが起こっていました。
なんと七瀬くんのベースの弦が全部切られている上、予備の弦も切られていたのです。
他のバンドから借りるしかない、と焦りますが、他のバンドの人は｢自業自得だ｣と冷たい反応。まあ当たり前ですよね(´・ω・｀)
そんな中、先生が土下座までして貸してくれるよう頼みます。そんな様子に感動した人が予備の弦を貸すように言ってくれます。
そして犯人が｢そんなことしたら意味無いだろ！｣と出てきます。犯人は元ヴィスコンティのメンバー。一方的に切り捨てられゴミ扱いされたことへの報復でした。まさに身から出た錆...
この一件で、七瀬くんは少しだけ先生を信頼し始めます。

どこのタイミングだったか忘れましたが、仙道清春くんが七瀬くんのことについて真面目に語ってくれます。
あいつは母親に育児放棄されて育って、家出して今の家で一人暮らしをしていると。
泣いた。あのいたずら好きな仙道清春が真面目に話していることに(え？)
なんだかんだ言って、本当は心配してるんじゃないかなーなんて思ったり。

話の前後は忘れましたが、七瀬くんが学校に来なくなります。仙道くん曰く｢風邪引いた｣らしい。
心配してお家にお邪魔し、看病をすることに。
そこになぜかお母様登場。忘れ物を取りに来たらしい？で、息子が熱を出しているのに何も気にしない様子に悲しくなる先生は泣いてしまいます。
｢初めて俺のために泣いてくれる人がいて、初めて俺のために看病してくれる人がいた...｣
なんて言われるものですからこっちも悲しくなります...なんていうか、瞬くん抱きしめたい。

そして瞬くんは先生を信頼します。そして補習を受けてくれるように。

だけど近づく卒業...七瀬くんは不安になります。｢俺と先生は、ただの生徒と先生なんだ｣と。
そこで、ヴィスコンティのメンバーで瞬に恋しているふみさんが声をかけます。
｢瞬の母親と同じように、卒業したら捨てるんだよ？だから捨てられる前に捨てなさいよ！｣と...Σ(￣□￣)！
そして瞬くんは先生を売ります。レイプされそうになるところに、乗り気ではなかった瞬くんが泣きながら助けてくれるんですが...
やっていいことと悪いことがあるだろ！！！レイプとかふざけてんのか！！とりあえず瞬くんのこと殴っていいかな？
でもきっとふみさんに乗せられただけだったんでしょうね。それで嫌々売ったと...
先生は自分を捨てないと知った瞬くんは、ふみさんに迫られます｢私を選ばないとヴィスコンティのキーボードを連れて辞めてやるんだから！｣って...浅ましい女だなあふみさん...
もちろん瞬くんは先生を選んでくれます。
｢いいだけ捨ててきたんだ...今度は俺が捨てられる番なんだろう。｣って。ここで先生は勉強をする意味の答えを出します。
｢今まで勉強した分、あなたの両手にはたくさんのものが乗っているはずよ｣...的な。ものすごく感動的なセリフだったんですけど、忘れましたｗ

そして卒業。式が終わったらライブハウスに来てくれって言われて行ったらお客さんは先生だけ...目の前には新生ヴィスコンティが...
嫌な予感が背中を走ります...｢先生のために作ったんだ...聞いてくれ、｢I love you｣！！｣とかだったらどうしようかと思いましたが、そんなことはなかったｗｗｗ良かったｗｗｗ新しく生まれ変わったヴィスコンティを見てほしい、その最初の人は先生がいいとのことでした...本当に良かったｗｗｗ
新しく生まれ変わったヴィスコンティはとても柔らかい空気で音楽も熱い。素敵なバンドに生まれ変わりました。まるで瞬くんの心と同じです。
本当に良かった...

どのエンドかは忘れましたが、そのまま告白されるパターンと、合格報告をしてくれるパターン、プロデビューするパターンがありました。

人を信頼しない七瀬瞬くんが、人を信じ、その力を信じられる様になるお話でした。

真壁翼

お琴に二音はないらしい

真壁翼は、真壁財閥の一人息子で、なんでも金で解決しようとするわ、金をドブに捨てるような趣味の悪いものをどんどん買ったり、気が向いたままにリゾート施設を作ったり、｢食べたい｣という理由だけで全国からスイカを集めたりもうやりたい放題のお馬鹿さんです。モデルのバイトをしています。
先生のことも金で買収しようします。
｢なんでも欲しいものを言え。くれてやるから補習はなしだ｣
なんてねｗｗｗ誰が乗るかｗｗｗ

そんなこんなでなかなか先生が金で買えないので、渋々補習に出てくれます(１度ロボットを使われたけど)

彼との絆が深まった頃、あるものを見せてくれます。
それは校庭を割って出てきたスポーツ施設。雨でも台風でも吹雪でも使うことが出来るらしいが、翼くんの許可がないと使えないんだとか。
その理由はゴロちゃんが教えてくれます。
｢サッカー部にはぜえったいに許可を出さないんだよ～！サッカー部への嫌がらせのためだけに作ったの！規模が大きい嫌がらせだよね～！｣
これ、草薙一ルートやったあとなら納得できる話ですね。
きっと、これは推測でしかありませんが、翼くんは一くんとサッカー部の真相を知ってたんじゃないかと思います。だけど金で解決しなかったのはそれでは一くんが納得しないし、心の傷が癒えないことをよく理解していたから。改めて2人の友情が胸を締め付けます。

文化祭では手作りの喫茶店を作ります。ペーパーフラワーで飾り付けをして。翼くんも協力してくれますが、鼻をかんだ後のティシュにしか見えないっていう最悪の出来。やっとのことで形になった花を作り上げてくれますが...
その夜中、なんと翼くんの指示で教室の装飾を引き剥がしている業者がいるではありませんか！！
｢本物の薔薇の方がいいだろう？担任は気に入らないか？ならもうワンランク上の薔薇を...｣
なんて言い出すものですから怒りと涙でPSPが壊れるかと...
先生も怒ります。納得がいかないまま翼くんは怒って帰り、ぐちゃぐちゃにされた教室を、先生が一人で元通りにしようとします。
次の日、装飾がずれていることがバレ、先生はうちのクラスが気に入らないから自分の思い通りの装飾に変えたんだ！と糾弾されます。
咄嗟のいいわけは｢大きなゴキブリを退治してたらぐちゃぐちゃになっちゃった｣です(真壁翼がゴキブリ扱いｗｗｗ)。納得する生徒と、庇われたことと、みんなは心のこもった手作りの方が喜ぶんだとやっと理解する翼くん。

先生の教育の甲斐あって、常識を理解することができるように。
そして近づく卒業。なぜか元気が無くなる彼。理由は｢卒業したら先生と離れてしまう...嫌だ｣から！！！！小学生かよ！！！！可愛すぎか！！！！！
まあ先生が落ちこんでる理由はわからないけど、そんなの翼くんらしくないと叱咤激励します。先生の言葉を受け元気になった翼くん。

ノーマルエンドでは卒業のあと、大量の薔薇が空から降ってきました。そして今までありがとう、と。
パーフェクト、ドリームエンドでも大量の薔薇が空から降ってきます。そして｢先生に渡したいものがある｣と言う翼くん。...特大のダイヤをあしらった婚約指輪だったら嫌だなあと思っていたのですが！！！彼がプレゼントしてくれたのは、貧相で華がなく安っぽいと馬鹿にしていたあのペーパーフラワー！！！予想外で涙が出ました...心をこめて作ってくれたんです...お金では買えないもの、お金では解決出来ないものがある、先生の心はお金では動かない、いや人の心はお金では動かないとやっと...やっと理解してくれたんだと思うともう涙が止まりませんでした...
そしてそのまま告白をしてくれて、恋人同士に。

どのエンドだったかは忘れましたが、
大学に落ちてモデルの仕事を本格的に始め、パリコレに出ることが決まり、先生をパリの学校に転勤させる話や
日本一の大学に受かり、父を超える経営者になることを目標として、先生と一緒にいたいからという理由で自家用ジェットで拉致ったりする話もありましたｗ

好きなシーンはやっぱり聖帝舞踏祭ですね！
｢俺がエスコートしてやらんこともないからこのドレスを受け取れ｣
とツンデレ大爆発。超可愛い。
そして先生は髪飾りに、あの文化祭で翼くんが作ってくれたペーパーフラワーを付けるんですよね...なんて素敵な先生なんだろう