図書館屋の雑記帳

自分のこと、図書館のこと、図書館関係団体のこと、本や雑誌など図書館の資料について気の向くまま書いていきたいと思います。

『精霊の守り人』

2006-03-26 | 本の紹介
 上橋菜穂子人気シリーズの第1作です。
    (今度アニメ化されるそうです→オフィシャルサイト

 新ヨゴ皇国のチャグム皇子はその体内に精霊の卵を産みつけられてしまいます。それを知った皇帝は皇子を殺そうとしますし、その卵が好物である異界の生き物ラルンガに追われるやら、もう大変!
 それでも主人公の女用心棒バルサやその仲間に助けられ、精霊の卵を見事孵化させることに成功します。それは皇国に慈雨をもたらす異界の生き物の卵だったのです。
 
 輪郭のはっきりした登場人物、起伏のあるストーリー、流れるようでいてかつしっとりした文体によりどんどん引き込まれ、結局続編の『闇の守り人』『夢の守り人』、チャグムの生きていく姿を描いた『虚空の旅人」』『蒼路の旅人』も読んでしまいました(『神の守り人』上・下のみ読んでません)。

 さらに『蒼路の旅人』ではチャグム皇太子が新ヨゴ皇国に迫った危険を取り除くため、国へと帰る船から単身海に飛び込み他国に向かうところで終わります。つまりまだまだ続く訳です。楽しみのような、怖いような・・・。
 やっぱり私図書館屋はファンタジー系が好きなのですね。
精霊の守り人 精霊の守り人
上橋 菜穂子

偕成社 1996-07
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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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もぅ、はまりました。 (さく)
2006-05-15 21:56:55
こんばんゎ~^^

また来ちゃいました☆

最近、精霊の守り人を読んで、すっかりこの世界にはまってしまいました。

そして思わずコメントを^^



私もファンタジーが大好きで、この作品なんかかなりツボってしまいました(笑)

まだ1巻しか読んでいないのですが…まだまだ続編があるのですね!探ってみます。

チャグムが登場人物の中でお気に入りなので、また出てくると知って小躍りしています☆

アニメか情報も見ましたよvあの、I.Gが手がけるとは…もう、期待しまくりです!

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さくさん、いらっしゃいませ (図書館屋)
2006-05-16 08:02:54
 もう指折りに面白いファンタジーですよね。そして1巻だけでなく刊行されているシリーズすべて文句なく面白いです。児童書に分類されていますが、もちろん大人でも十二分に楽しめます。 

 思うに、このシリーズは日本人作家だけに、異国のようであり昔の日本のようであり、どこか郷愁を感じさせる物語です。キャラクターの魅力とともに、こんな部分でも私たちを引きつけるのかも・・・。
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