図書館屋の雑記帳

自分のこと、図書館のこと、図書館関係団体のこと、本や雑誌など図書館の資料について気の向くまま書いていきたいと思います。

踏み台凡兆(2)

2006-03-07 | 踏み台凡兆
 2.凡兆の伝記 これからしばらく芭蕉とのかかわりを中心に、凡兆の人生を見ていこうと思います。便宜的に凡兆の人生を『猿蓑』の刊行された元禄4年(1691年)と、その準備期で芭蕉と凡兆がも最も親しく行き来した元禄3年(1690年)を真ん中に置き、前後併せて3期とし考えてみます。1)第1期-元禄2年(1689年)まで 凡兆の生まれに関する記事は次のもののみのようです。「凡兆加州之産也。業医居于洛。」( . . . 本文を読む