「ナルニア国物語」の「ライオンと魔女」の予約が旧版、カラー版、絵本などを含めて16件(カラー版が一番人気)、「ゲド戦記」もぼちぼち(合計7件の予約)というなか、私図書館屋は「チャーリーとチョコレート工場」のDVDを入手(といっても自腹ではなく、図書館屋の弟が子どもたちに送ってきたのでした)し、子どもより夢中になって見てしまいました。
原作はよく知られたロアルド・ダールの『チョコレート工場の秘密』で、映画もほぼ原作通り作られています。違いといえば工場の持ち主ウィリー・ウォンカ(本ではウィリー・ワンカ)が山羊ひげの小さな男ではなく、ジョニー・デップがマイケル・ジャクソンばりの神経異常的中性的雰囲気で演じていることと、ウォンカの回想シーンが重要な役回りで挿入されていること、登場する子どもたちがややデフォルメされていること、特にマイクという子どもの設定が西部劇好きな子どもから、コンピュータゲーム大好きのハイテクおたくとして描かれている点あたりでしょうか(でも原作の雰囲気はよく残されていますです)。また、ウンパ・ルンパが原作ではピグミー族のひとつとなっていますが、映画では架空の地の者的扱いとなっています。
ということで、原作の楽しくも教訓的な雰囲気を保ちつつ、デップの怪演もあり、大人も楽しめる内容となっています。ただ、アメリカ映画の特徴でもある家族愛や勇気、正直さというような点が原作より強調されているのは、仕方がないとはいえ、やや鼻に付くのは私図書館屋だけでしょうか。
なお、原作本は最近出た新訳(柳瀬尚紀訳)よりも、旧訳(田村隆一訳)の方が、私図書館屋は好きです。柳瀬訳は訳が飛び跳ねているような印象で、落ち着いて物語の世界に入っていけないのです。
原作はよく知られたロアルド・ダールの『チョコレート工場の秘密』で、映画もほぼ原作通り作られています。違いといえば工場の持ち主ウィリー・ウォンカ(本ではウィリー・ワンカ)が山羊ひげの小さな男ではなく、ジョニー・デップがマイケル・ジャクソンばりの神経異常的中性的雰囲気で演じていることと、ウォンカの回想シーンが重要な役回りで挿入されていること、登場する子どもたちがややデフォルメされていること、特にマイクという子どもの設定が西部劇好きな子どもから、コンピュータゲーム大好きのハイテクおたくとして描かれている点あたりでしょうか(でも原作の雰囲気はよく残されていますです)。また、ウンパ・ルンパが原作ではピグミー族のひとつとなっていますが、映画では架空の地の者的扱いとなっています。
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