図書館屋の雑記帳

自分のこと、図書館のこと、図書館関係団体のこと、本や雑誌など図書館の資料について気の向くまま書いていきたいと思います。

おばけの本2題

2006-11-11 | 本の紹介
やっと寒くなってきましたが、今回は季節はずれのおばけの本です。
『ぱらぱら山のおばけ』は、
しろブタのルルがパラパラ山から転げ落ちてきたところから始まります。
ルルが言うには、パラパラ山で、
「すみのように まっくろで、
 からだじゅう とげだらけ。
 みどりいろの 目を ひからせ、
 するどい つめを ふりまわして、
 おおきな きばをむいてるんだ」
ルルの話をきいたビーだま村のみんなは穴を掘ったり、水にもぐったり大騒ぎ!
そんなある日、山から下りてきた者がいた!!!

パラパラ山のおばけ パラパラ山のおばけ
ライ マー 中 由美子

岩崎書店 2006-09
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絵に雰囲気があります。ストーリー的にはよくある内容で、落ちもまあ普通。絵の細部を見ていくと面白く、お話し会よりおひざにだっこして読み聞かせると子どもが喜びそうです。

もうひとつは、『おばけ屋のおばけかぶ』。
出番の少なくなったおばけたちが、会社を作って働きはじめます。
勤勉なおばけたちは懸命に働きますが、特技が邪魔をして失業してしまいます。
ところが、こなきじじいとやまんば夫婦が作ったかぶがちょっと変わった「おばけかぶ」。
これが大ヒットします。

おばけ屋のおばけかぶ おばけ屋のおばけかぶ
あわた のぶこ

小峰書店 2006-10
売り上げランキング : 293389

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この本も絵がいい。ただ、おばけかぶの登場が唐突で、終わり方もちょっと尻切れ。
(というか次回作につながるような終わり方ともいえます。)
どうも主人公は有名なおばけたちではなく、畑で出来るおばけのようです。
小学生低学年くらいの子どもが自分で読める本です。

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2 コメント

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おばけ屋のおばけかぶ (おばけかぶ小僧)
2008-10-09 02:31:17
おばけ屋シリーズはおばけかぶが、最初で、そのあと、続々と本がでました、かぶの終わりは、次の作品につながっていますね、斬新なストーリーとイラストは、ますます、おもしろい展開になってます、おばけかきは、お勧めです!
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おばけ屋 (アンチャン)
2008-10-10 06:28:34
おばけ屋シリーズは、最近の児童向けの読物のなかでは、一番です。絵もすばらしいし、お話の発想が、今までにないおもしろさ、これからの新刊も期待してます
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