図書館屋の雑記帳

自分のこと、図書館のこと、図書館関係団体のこと、本や雑誌など図書館の資料について気の向くまま書いていきたいと思います。

『スタバではグランデを買え!』

2007-10-12 | 本の紹介
 『金融広告を読め』の吉本佳生さんの新しい本が『スタバではグランデを買え!』です。
一見変に思えることでも経済活動には必ず訳がある、それを解くポイントは「取引コスト」であり「裁定」であり「比較優位」である、という内容です。常に「取引コスト」を念頭に置くことで、経済活動が見えてくるという、経済初心者向けの入門書といえるでしょう。「比較優位」の項目では経済活動を超えて、能力と仕事の関係にまで言及しています。
 そういう意味では『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』とコンセプトが似ています。具体的で説得力があり、読み物としても面白いかなと思います。
スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学 スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学
吉本 佳生

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