鎌倉はいつも、大勢の観光客でにぎわっています
お寺を巡ったり、季節の草花を楽しんだり、美味しいお店でお食事したり
そんな、楽しみいっぱいの鎌倉へほんの少しの時間で行かれる私は幸せ
若宮大路に立ち並ぶお店をブラブラ見て歩くのはとても楽しいものです
モダンな今どきのお店と老舗とが入り混じって少しアンバランス
でも、それもまた面白い
若宮大路を歩くとき、わたしにはもう一つの楽しみがあるのです
それは、店舗の上を見て歩くことなんです
そこには、意外な発見が…
このお蕎麦やさん、建物の上の方を見てください
建物の2階部分を隠すように銅版でみごとな細工が施されています
こんな風に木造建築の2階部分を銅版やモルタルで装飾した建物を「看板建築」と言います
(店名を入れた看板を取り付けたり、広告スペースとして用いられるものとは違います)
名もない職人さんの技が生きているのです
銅版の色の変色も地域や気候によって違ったりするのです
この建物の銅版の変色はとても美しいと思います
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/08/e24eda20e7b48e42b9fbeefe8eeb8b23.jpg)
そして、古くからある「おみやげ屋さん」湯浅商店
今はお土産品を主体としていますが、上の看板を見ると「貝細工製造卸」という文字が見えます
しかも、右側から書かれています
時代が偲ばれます
お店の方に伺ったら、戦後まもなく建築された建物と言う事でした
木造建築とは思えない造りです
新築当時はとてもモダンで注目を浴びたことでしょうね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/1c/5efd4213ea20ff58a5ae1047218ab081.jpg)
鳩サブレーでお馴染みの「豊島屋」
近年、建替えられたものです
看板建築とは少し違うかもしれませんが
ここの上にも秘密が…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/e6/83e4d487bbc46102ff77cdd0ec2f1257.jpg)
コンクリートの堅いイメージを白い柵が温かみのある雰囲気を造りだしています
そして、よく見ると
鳩のマークにくり抜いてあります
でもね、ほら
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/09/420d712deda83db2f258aef1e9389a2f.jpg)
くり抜かれた鳩の形はちゃんと意味があるのです
非常用進入口になっているんです!
そして、そして
鳩ポッポの目の部分は
赤色灯
非常用進入口が「ここにあります!」と示すものです
こんな風に時には「上も向いて歩きましょう」
面白い発見ができるかもしれませんよ~
あっ、でも上ばかり見て、人や物にぶつからない様にね
「看板建築」詳しくは
ここを見てね