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みまわりさん

おもしろいこと見つけるために、楽しい人に出会うため
今日もてくてく「みまわり」です。
ルンルンをよろしく。

波からのプレゼント

2008-03-15 | SHONAN WEEKEND MAP応援
春の暖かさに誘われて、海辺を歩くのには良い季節となりました。

最近、私はビーチコーミングに夢中です。
コームは、髪をとかす櫛(クシ)のこと。
海辺を櫛ですくように宝物を探します。
それが、ビーチコーミング。

ビーチコーミングはまだまだ初心者の私、分からないことばかりです。
でも、きれいな、シーグラスや貝殻、陶器の破片など、思いがけないものが手に入ることもあります。

シーグラスはガラスビンなどの破片が波に揺れているうちに、鋭利なかけらが、時を経て手に傷をつけない丸みに変わっているのです。
まるで、きれいな「おはじき」のようです。
いっぱい集めたら、ランプを作りたいと思っているのです。



可愛い、貝殻も集めています。
さくら貝は、小さなビンに詰めてお友達へのプレゼンにします。



貝殻のなかで、私がとても気に入っているのが「ナミマガシワ」という美しい貝です。
直径3・4cmの花びらのような貝です。
ピンクやオレンジ、クリームなど、いろいろな色があります。
そして、その貝殻は、真珠のような光沢で、キラキラと輝いているのです。
この貝は、意外にたやすく見つけられます。



この間は、娘がとても面白いものを拾いました。
横浜崎陽軒のシュウマイに付いてくる「ひょうちゃん」のお醤油入れです。
欠けているけど、愉快な顔が描かれています。

そして、なんと!
そのシュウマイについてくる、醤油皿の破片も見つけたのです。
陶器のお皿には「・・浜駅シュウマイ」と書かれているのです
「横浜」の「横」の文字は欠けていますが、間違いありません。

昭和44年までは、「フクちゃん」で有名な横山隆一さんがこの顔を描いていたそうです。

40年以上前の「ひょうちゃん」が今ここにあるなんて!
しかも醤油皿も一緒見つかるとは。
偶然とはいえ、不思議です。
捨てられた場所も、年代も違うはずなのに、ここでセットになるなんて・・・
面白いものです。




鎌倉の材木座海岸では、古い青磁片(せいじへん)を見つけることができるそうです。
中国との交易の際に座礁した船からこぼれ落ちたものではないかといわれています。
私も探してみたいけれど、まだ見分けがつきません。

釉薬(うわぐすり)の厚みから、それと分かるそうですが、難しそう。
前に、材木座海岸でビーチコーミングに詳しいイギリス人女性のエマさんから青磁片をいただいたことがあります。
それを見本にして、是非見つけてみたいものです。




お友達のカスミさんは、逗子海岸で見つけた、とても素晴らしい宝物を持っています。

それは、小さな「マリア像」です。



その「マリア像」は花束と赤ちゃんらしきものを抱いると言うのです。



カスミさんによると、裏には「Made in Occupied Japan」とあるので、日本が占領下にあった1947年~1952年につくられたものじゃないかしら、とのことでした。



羨ましいわ~、こんな素敵なお宝に出会うなんて…

このマリア様はどんな旅をしてきたのでしょうか。


なんの知識もなく、気軽に始めたビーチコーミングですが、こうしてみるとなかなか奥が深いものです。

歴史を感じたり、楽しい空想で頭がいっぱいになったり。

嫌なことも、しばし忘れて、無心にさせてくれます。



自分の気に入ったものに巡り会えたら、それが「宝物」

時を越えて届けられた「波からのプレゼント」です。

きらめく海を見ながら足湯につかる

2008-01-26 | SHONAN WEEKEND MAP応援
寒い日が続いて、せっかくの休日も家にこもりがち。
「どこか近くで、ほっこりしながら楽しめる処はないかしら?」と考えていたら
思い出しました!
「葉山ホテル音羽ノ森」で足湯が楽しめることを。
この間、ホームページを見ていたら「海をみながら、展望足湯空間」とあったのです。
これは是非行かなくては。
30分500円も魅力です。
足湯は完全予約制、行く前にまず予約。

実はわたし、音羽ノ森を訪れるのは初めてです。
ホテルのロビーはまるで別世界。
南仏、プロバンスをイメージしたというその言葉どおり、日常を忘れさせる空間が広がります。



まずは、フロントで料金を払うと、バスタオルの入ったバッグを渡してくれます。
ホテルの方は親切で丁寧な応対をしてくださいます。
たった、500円のお客さんなのに。

案内されたとおり、2階フロアーを抜けて、足湯へとつながる通路へと向かいます。
足湯は屋上サンデッキに設置されたジャグジーを利用しています。



わくわくしながら、足湯への通路を歩きます。
そこは、裏山を利用した空中の通路になっています。
まるで長い橋を渡っているよう。
途中、可愛い山小屋のような建物があったり、ベンチが置かれています。
とても楽しいアプローチです。



屋上にある、二つのジャグジーが足湯として利用されています。



この日は気温6度の寒い日、でも、ここはちっとも寒くありませんでした。
お湯の温度は少し熱め、体がホカホカと暖かくなってきます。



目の前に広がる冬の海は静かで、美しく輝いていました。
絵のように美しい海の風景をひとり占めできるなんて、とても贅沢。
空気が澄んでいれば、富士山もきれいに見えることでしょう。
夕焼けの美しい時間に予約すれば、茜色に染まる海を眺めることもできるはず。
今度は夕日に染まる富士山を眺めてみた~い。




途中、ホテルの方がミネラルウォータを届けにきてくださいました。
そして、私たちのカメラをみて「写真を写しましょうか?」と声をかけてくださいました。
本当に気配りのあるスタッフの方でした。



足湯の30分はあっという間でした。
体のなかまで、ぽっかぽか。

足湯の後は、ホテルのカフェテラスでコーヒーを飲みながら、ホテルの雰囲気をゆったりと楽しみました。

コーヒーもケーキもとても美味しかった!



休日の午後のひととき、とてもステキな時間を過ごすことができました。

足湯の期間は5月31日まで、まだまだ楽しめそう。
是非また行かなくては。

そうだわ!マイケルジャクソンがお忍びで訪れたときに座ったと言われる「椅子」を見てくるの忘れたわ~。

*******

葉山ホテル音羽ノ森(電話/046-857-0108)

足湯の利用は、完全予約制です。
(宿泊のお客さまが優先だそうです)

期  間 : 1/7~5/31
営業時間 : 13時~17時40分(最終入場)
料  金 : 外来のお客様
       1回500円(30分/ミネラルウォーター付)

☆☆「葉山ホテル音羽ノ森」ホームページ☆☆


 

そらいろ

2007-11-03 | SHONAN WEEKEND MAP応援

葉山、森戸神社近く
バス通り沿いに、すてきな空間を見つけました。

和スイーツのお店 CAFE「sorairo」(そらいろ)です。

小さな看板の先には細い路地が。



地面には「こちらですよ」と言うように チョークで矢印が描かれています。
まるで、子どもの いたずら書きのよう。
なんだか、ワクワクします。
その矢印に導かれて進むと、そこが、お店の上がり段につながります。

お店と言うより、お家なのです。
子どもの頃にお友達のお家へ遊びに行ったような、そんな感覚。

思わず「え?ここ?」とつぶやいてしまいました。

中に入るとすぐに階段があります。
靴は脱いで上がりますよ。
「靴下、穴が開いてなかったかしら?」

そして、2階へ上がると、そこには「sorairoワールド」が広がります。

板の間を通り、ちゃぶ台の置かれた畳のお部屋へ。
レトロなテーブルもちゃぷ台も、とてもオシャレです。

このお家は以前、お店のオーナーsoraさんの、おじい様とおばあ様がお住まいだったとか。
そのお家が今は、soraさんのカフェとして、私たちを楽しませてくれるなんて
なんだか、とっても素敵なことだと思います。
お部屋はとっても可愛いです。

そうそう、ここはカフェでした。

「sorairo」のメニューは週替わり。
この日、私が頂いたのは「黄金(こがね)羊羹と 山づと」です。
「黄金羊羹」はさつまいもの羊羹です。
お芋のホクホク感と羊羹の甘さが生きてます。
そして「山つど」は生地に、こし餡を練りこんで、松の実をちりばめた蒸し菓子です。
しっとりと、美味しい。

お茶と和菓子のセットで650円。
好みのお茶を選ぶことができます。
私は、生姜のお茶をお願いしました。

お菓子は優しい甘さです。
それぞれの素材の味が生かされています。
soraさんの和菓子へのこだわりを感じます。

そして、嬉しいことに和菓子にはお漬け物が添えられています。
甘いもの後にお漬物が頂けるなんて、なによりです。
美味しいお漬物も、もちろん自家製とのことでした。

生姜の利いたお茶は体と心に、ホッと広がります。
お茶は他にも、柿の葉茶や、ゆず茶などもあります。
これからの季節には、栗の飲み物と抹茶の飲み物も登場する予定だそうです。
楽しみです。

一緒にいたお友達が注文したのは「栗きんとんと菊花餅」そして「クリームあんみつ」です。
こちらのメニューは、この次、来た時のお楽しみにします。

和菓子は、オーナー、soraさんの手間ひまかかった作品です。
自家製ジンジャエールや梅ジュースもあります。

この日私は、ひとつの心のこりが…
それは、soraさんのスープを飲めなかったこと。
雑誌「湘南スタイル」にsoraさんのごぼうのスープが紹介されていました。
(現在発売中)
それを見て、是非飲みたいと思っていたのですが、食後にお店に行ったのでこの日は諦めたのです。
今度は絶対スープだわ、と思っています。

sorairoにいると、いつまでもちゃぷ台の前に座って居たくなります。
ここには、昭和の温もりがあります。
若い方には、きっと、新鮮に感じられるお店だと思います。
そして、昭和世代の方達には、懐かしさに心和む場所です。

お店には、多才なsoraさんが作られた雑貨も展示されています。
それらの作品が素敵なインテリアにもなっているのです。


「sorario」では、毎月第1週目にワークショップが開かれているそうです。
そのため、第1週目はカフェはお休みになります。

11月は「和菓子づくり」のワークショップが開催されます。
参加には予約が必要ですが、まだ少し空席もあるとのことでした。

12月は「クリスマスリース」のワークショップのが開催されます。
詳しくは、sorairoのプログを参照してください。

週替わりのメニュー予定も、ブログでも紹介されています。

「sorairo」のblogはコチラ

soraさんは、本当に「空」のようサラリとした透明感を感じさせる方。
お客さまが居心地よく過ごせるよう、さりげない心くばりがとても嬉しいです。

一人になりたいときも、お友達と寛ぎたいときにもお勧めですよ。

本当は内緒にしておきたいお店でもあります。  



営業時間は12時~17時
定休日は、水~金曜日です。
(臨時休業をすることも時々ありますが、そのお知らせは必ず、ブログにお知らせしています。)

花のお寺

2007-08-25 | SHONAN WEEKEND MAP応援
鎌倉駅からまっすぐ若宮大路へと進みます。
道路の向こう側、信号を渡ると「島森書店」があります。
そして、その右側に赤い門が見えてきます。



私のお気に入りの「花のお寺」「大巧寺」(だいぎょうじ)です。
通称「おんめさま」
小さな小さなお寺ですが、手入れの行き届いた境内は、いつ訪れても可憐な花々が私たちを迎えてくれるのです。

8月の暑い日でしたが水を打ったばかりの小径は清々しく、暑さを忘れるほどでした。



そして、境内の花々が凛としてそこにありました。

門を入ってすぐにかわいいピンクの花の塊り、カラボタン



午後三時過ぎでなければ咲かない、「三時草」(サンジソウ)
小さなピンクの花が、ポツッンポツンと花火のように咲いています。



秋になったら、美しい紫の実をつける「紫式部」今は青い実がびっしりなっています。

薄紫の「ハナトラノオ」(花虎の尾)、虎の尻尾に似ているかな?



手水の水盤のそばには、「トクサ」が涼しげに長い穂を伸ばしています。
「トクサ」は砥ぐ草と書いて「トクサ」と読みます。
その名のとおり、昔は、歯ブラシの代わりに使われたり、金属を磨くのにも使用されたそうです。


そして、水鉢にはうす桃色の睡蓮の花が美しく神秘的な姿を見せてくれます。



「おんめさま」は小さな小さなお寺
ほんの少しの時間さえあればお庭の花をゆっくり、楽しむことができます。
そして、境内から裏の道へと通り抜けられるのです。
地元の方の抜け道としても親しまれているようです。



おんめ様はその名の通り、安産にご利益のあるお寺。
お参りに訪れる方も多いのです。
妊娠五ヶ月目の戌の日(いぬのひ)にお参りをして腹帯やお札を受けるのです。
また、「秘妙符」(ひみょうふ)という包みの中には赤か白の折り紙が入っています。
その折り紙の色が「白なら男の子」「赤なら女の子」が産まれると言い伝えられています。

かつて私も、安産祈願のお参りをしたことがあります。
もちろん、産まれた子どもは、妙符の色が示すとおりとなりました。

これから、秋になるとますます沢山の花々が咲いてきます。
見ごろはこれから、秋の日、人ごみを避けて「大巧寺」(だいぎょうじ)を訪れてみませんか。

お花の名前が分からなくても大丈夫。



お花にはそれぞれ花名が書かれていますから。。。

「大巧寺」(だいぎょうじ)については鎌倉市観光協会のサイトをリンクします。

http://www.kcn-net.org/kamakura/komati/daigyozi.html




上も向いてあるこう♪

2007-06-16 | SHONAN WEEKEND MAP応援

鎌倉はいつも、大勢の観光客でにぎわっています
お寺を巡ったり、季節の草花を楽しんだり、美味しいお店でお食事したり
そんな、楽しみいっぱいの鎌倉へほんの少しの時間で行かれる私は幸せ

若宮大路に立ち並ぶお店をブラブラ見て歩くのはとても楽しいものです
モダンな今どきのお店と老舗とが入り混じって少しアンバランス
でも、それもまた面白い
若宮大路を歩くとき、わたしにはもう一つの楽しみがあるのです
それは、店舗の上を見て歩くことなんです

そこには、意外な発見が…

このお蕎麦やさん、建物の上の方を見てください
建物の2階部分を隠すように銅版でみごとな細工が施されています

こんな風に木造建築の2階部分を銅版やモルタルで装飾した建物を「看板建築」と言います
(店名を入れた看板を取り付けたり、広告スペースとして用いられるものとは違います)

名もない職人さんの技が生きているのです
銅版の色の変色も地域や気候によって違ったりするのです
この建物の銅版の変色はとても美しいと思います



そして、古くからある「おみやげ屋さん」湯浅商店
今はお土産品を主体としていますが、上の看板を見ると「貝細工製造卸」という文字が見えます
しかも、右側から書かれています
時代が偲ばれます
お店の方に伺ったら、戦後まもなく建築された建物と言う事でした
木造建築とは思えない造りです
新築当時はとてもモダンで注目を浴びたことでしょうね



鳩サブレーでお馴染みの「豊島屋」
近年、建替えられたものです
看板建築とは少し違うかもしれませんが
ここの上にも秘密が…



コンクリートの堅いイメージを白い柵が温かみのある雰囲気を造りだしています
そして、よく見ると
鳩のマークにくり抜いてあります
でもね、ほら



くり抜かれた鳩の形はちゃんと意味があるのです
非常用進入口になっているんです!

そして、そして
鳩ポッポの目の部分は
赤色灯
非常用進入口が「ここにあります!」と示すものです

こんな風に時には「上も向いて歩きましょう」
面白い発見ができるかもしれませんよ~

あっ、でも上ばかり見て、人や物にぶつからない様にね

「看板建築」詳しくは
ここを見てね