**長いです**
この間、
カスミさんにお願いしてあった、
「マーガレット・プレス」を
受け取るためにスタバで待ち合わせ。
マーガレットプレスは9人の方の文章が掲載されている冊子です。
今号は、付録が付いています~
「わ~素敵!」
カスミさんとコーヒーを飲みながらの、朝のひと時…
お互いの小学生時代の話に夢中になりました。
カスミさん、鉄棒が大好きだってこと、初めて知ったわ~
「スカートを鉄棒に巻いて、くるくる、くるくる回ったね」
「そうそう!」
楽しいおしゃべり。
話は尽きないけれど
お互い、用事があったのでその場でお別れ。
私は電車に乗るために駅へ
電車の中で、私はおしゃべりの続きのように
小学生の頃を思い出していました。
私の小学生時代には、いつも、そばにA子ちゃんがいました。
休み時間も、遠足の時も…
放課後も…
A子ちゃんは障害を持っていたので、私は入学前からA子ちゃんの
お母様からお願いされていました。
「面倒みてね」と
子ども心に、自分の役目と思っていたのです。
A子ちゃんの手を振り切って、仲良しのお友達と活発に
遊びたいと何度も思ったことがあります。
でも、それは出来なかった。
離れて遊ぶ時は、A子ちゃんの目の届くところで遊んでいた気がします。
そんな6年間…。
でも、ちっとも嫌でありませんでした。
ひとつだけ「誰にも話さなかったこと」を思い出しました。
5年生の頃でした。
国語の時間、先生が突然、黒板に1篇の詩を書き始めました。
「梅の花」をモチーフにした詩です。
梅の花の匂い、可憐さを詩ったもの。
そして、先生は「この詩は、誰が書いたと思いますか?」と
みんなに質問しました。
誰も分かりません。
先生はおっしゃいました。
「これはA子ちゃんの書いた詩です、こんなに上手な
詩を書きました」
A子ちゃんは、知能障害のため小学2、3年生位の学力しか
ありませんでした。
そんなA子ちゃが、「梅の花の匂いや可憐さ」を詩にしたことが
先生には、とても大きな驚きだったのだと思います。
きっと、クラスのみんなも驚いたと思います。
先生はその詩の良い部分について話しています。
私はその時の気持ちを、ずっと忘れることができませんでした。
ただ黙って黒板を見つめていました。
そして…
「先生!それは…私の書いた詩…」
「私の…」
心の中で、声にならない声を繰り返していました。
内気だった私は、そのことを、どうしても口に
出して言うことが出来なかったのです。
それに「今」言ってはいけない気がしたのです。
釈然としない想いが、子どもの私には強く残ったのです。
どうして、そんなことになったのか?
それは、家で一緒に宿題をしていたA子ちゃんが、
いつの間にか、その詩を書き写していたのですね。
何も気づかなかった私。
そして、私はその詩は提出しなかったのでしょうね。
先生だって、気づくはずがありせん。
大人になってからも、そのことをふっと、思い出すことがあります。
だけど、この思い出とは、もう「さよらなら」したい。
だから今日まで「誰にも話さなかったこと」をここに書いて
「さよなら」しようと思ったのです。
A子ちゃんは、もうこの世にいません。
22・3歳の若さで、色白の可愛いままでこの世を去ってしまいました。
もう、長い年月が経ちました。
だから、今なら打ち明けても良いよね?
カスミさんとのおしゃべりがきっかけで、書くことができました。
ありがとう。
バッグの中の「マーガレット・プレス」を開きました。
カスミさんの文章も掲載されています。
ほのぼのとした、小学生の頃の想い出が書かれています。
カスミさんの元気な小学生時代の姿が見えてきます。
「今日、ひとつ、心が軽くなった!」