忘れてはいない
あれは 誰もが通り過ぎて
ほとんど通ることがない
石垣に囲まれたお城の跡
小高い丘の片隅
陽が射さない
行き止まり
風がそよがない
話し声もしない
それでも 雑草にまみれながら
樹木に隠れるように
咲いていた 名もなき野花
白や黄色の花びらは 露草みたいで
背伸びするでもなく
周りを気遣いながらも
蔓延り 広がって
雨風にさらされても
熱さや寒さはしのいで
踏まれても 嫌われても
自分を見失うことはない 強さで
想うがままに 小さく花開いて
負けはしない
そっと
”このままで”と声かけながら
小路を歩く
迷う事となく咲くから
自分を信じて綺麗に咲くからね
野花でも。
どんな環境にあっても平気。
時がくれば、陽が差そうと射すまいと、
咲いてくれます、
曇り空のはっきりしない一日になりそう
です。
こんな午後は居眠りしそうになります。
ピエロさんたち、素敵です(^^)
野の花素朴ですが
小さな花も好きです。
ピエロの人形素敵ですね