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心もよう

 ・趣味の粘土細工、陶芸、パソコン画、
  詩などの紹介をしたい
 ・友達づくり

~風が吹かない~

2019-04-28 | 粘土細工
       


 何処かへ 
飛んでみたいけど
風が吹かない

何処かで
泣きたいけど
風が吹かない

何処かへ
さ迷いたいけど
風が吹かない

何処かで
風に乗りたいけど
風が吹かない

  見えない風を 追いかけて
  何処までも 飛んで行きたいのに
  碧空も ちぎれ雲も 山並みも
  知らん顔で 何も教えてくれない

   何処に行こう
    何処がいいだろうか

  風の中で 騒いでみても
   誰も何も言わないから 
    雑木林のなかで
  
  風を呼んでいる~
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~若き日の雨詩~

2019-04-17 | 粘土細工


       



  雨の 囁くような 調べがいい

 雨の 匂いを消し去るような 荒さがいい

 雨の 別れを演出するような 惑いがいい

 雨の 静けさと煩いほどの落差に 涙するのがいい

 静かに それでいて

 時おり 

 激しく降リ続き 止みそうにない

 気持ちを 揺らせるから

 窓際の硝子 流れる滴を

 辿りながら 天を仰いで


 しばらくは このままで

 そっと 雨音を聴いている~
 

  



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~夕陽を追いかけて~

2019-04-12 | 粘土細工

         


  
 
 何かを語りかけ
 何かを伝えるように
 西空を真っ赤に染めた夕陽が
 島並みの向こう 遥か彼方へと
 沈もうとしている
 
 燃え立つような激炎と
 眩いばかりの輝きは
 大空を焦がしてしまう
 圧倒的な勢いで 怖いほどに映るけど
 ゆらゆら揺れて 陽炎のように
 緩やかに波打つ光は 
 何処までも 幻想的で 
 ついつい
 引き込まれそうになって

 何処へ行く
 何処へ行きたい

 ”綺麗い~”
 この言葉しか浮かばない
 不思議な 感動のなかで
 夕景との出会いに 何故か
 心で追いかけている~
  
 もう少し このまま
 もう少し 沈まないで
 
 何かを残して 
 去ろうとしている夕陽 
 薄暗くなりかけた浜辺には もう 
 誰もいないけど 残された
 あかね雲が 悠々と流れて
 穏やかに包んでいく
 
  
  
 
 

   
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~桜の雨~

2019-04-11 | 粘土細工

    

 いつ頃からだろうか 
 降り始めた雨が 春の到来を 
 追っ払うかのように 
 冷たい雨を降らし 出窓を
 静かに濡らして行く 
 シトシト しんしん シトシト

 音もなく降る雨
 やっと 満開になったばかりの桜 
 薄桃色の 二本の桜は
 我が家で 見事に咲いて 
 華やいでいたのに
 季節外れの寒波に 花びらが 
 凍えそうで 風もないのに
 震えている

 まだまだ 雨空は
 灰色一色で まるで 
 絵具を流したみたい
 山並みの 向こうまで  
 何処までも 続くから
 しばらくは 外に出られそうにない
 
 ガラス越しの お花見も
 風情があるかもしれない 
 何て~笑って 言いながら 
 ”まだ 散ってしまわないで”と 
 声をかけて
 
 何故だか 雨の行方 
 気にしながら
 優しい花を眺めている・・・ 
 
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~春風に誘われて~

2019-03-16 | 粘土細工

      



 何処からか 風が吹いて

 出窓の硝子を 揺するから

 微かな響きは 誰かが

 呼んでいるようで 思わず

 窓を開けて 大きく深呼吸してみる

 
 何故だか いつもの

 額縁の中から 眺めている 

 画面に映る 小さな世界が

 今日は やけに輝いているようで

 碧空も 千切れ雲も 土手の水仙も 花壇の花も

 通り抜けて行く風に 

 生きいきして ”待っていたよ”と

 言っているみたい


 何かが 始まり

 何かが ざわめき

 何かに 誘われ

 何かを 求めて


 さあ どうしょうか?

 
 きっと 春風

 何処からか 脅かすように吹いて

 ”ここまでお出で”と

 誘っている~ 


 温かさ 穏やかさ 優しさ

 季節を乗せて やって来たから

 もう 出て行くよ! 
 

 
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~風のなかで~

2019-03-08 | 粘土細工

      

 
 いつからだろう
 
 鮮やかな薄紅色で染めて 
 辺りいちめんを包み込みながら
 野辺に咲いている 山茶花

 寒風が吹いて
 飛ばされそうになっても
 負けないで ただひたすら
 仲間と一緒に 散らばり 広がって
 守り合い 助け合う
 
 何処へ 行きたい
 何処まで 飛びたい

 だけど 
 揺らし 揺らされ 
 舞い落ちた花びら
 飛んで 飛ばされ
 何処まで さ迷う

 碧空を 薄雲を 陽射しを追いかけ
 辿りつきたい 場所があるけど
 飛んでしまえば もう誰にも会えない 
 
 風のなかで
 飛ばされて 
 何処へ行き
 何を求めて 
 旅立つのだろう

 誰にも わからないけど~
     



         
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~ココロは気まぐれ~

2019-03-07 | 粘土細工

       

 
 何か 可笑しいけど

 ココロが コロコロ転がって

 何処かへ 辿りつきたいらしい

 
 何処へ行く

 何処に行きたい

 
 あてもないのに

 行く先もわからないのに

 気の向くまま 気まぐれに

 コロコロ コロコロ


 きっと ある

 飛ぶことも

 飛ばすことも

 いまなら 出来るかも知れない

 いまなら どうにでもなる

 
 でも 転がりながら

    転がるだけで

    ホッと しているのは

    何故


 コロコロ コロリ

 ココロに 戻れる場所が

 あるうちは 転がりながら

 元通り~

 
 





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~窓辺で降る雨~

2019-03-04 | 粘土細工

    


 また また

 降り続く雨

 春の雨は寂しそうに

 小枝を濡らす

 しとしと しとしとしん....

 
 窓辺で  

 薄紅色で咲いた山茶花も 

 もう 花びらを散らして

 嘆いているようで

 小さな葉が 小刻みに震え

 雫を優しく受け止める

 まだ 眠っているような欅

 一枚の葉も残っていないけど

 芽吹きの雨に 起こされたのか

 ざわつき 始めて

  

 灰色で どんより雲色の空

 山並みの向こう 

 何処までも 果てしなく続くけど 

 何処かで 呼んでいるようで 

 ふと 

 追いかけてみたくなる

 
 いつまで 降る

 いつまで 濡らす

 
 しばらくは
 
 止みそうにないから 

 硝子窓から映し出される

 景色のなかで  

 このまま 静かに

 心を寄せてみたい~

 

 
 

 

 


 

 



 
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~風に乗って~

2019-03-01 | 粘土細工

       

  
  何処かへ 

  行きたいけど

  風が吹かない

  飛びたい

  飛んでみたいのに


  何処かで

  泣きたいけど

  風が吹かない

  話したい

  聴いて欲しいのに


  何処かへ

  さ迷いたいけど

  風が吹かない

  舞いたい

  飛ばされたいのに


  何処かで

  風に乗りたいけど

  風が吹かない

  寄りたい

  羽ばたきたいのに

  
  何故だか 通り過ぎて行くから

  追いかける

  追いかけたい

  風のなか 風と戯れ 風に乗って~
    
  

  
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~野辺に咲いた山茶花~

2019-02-24 | 粘土細工


       

 
 冬枯れの野辺に 辺りいちめん

 花びらを 鮮やかな薄紅色に

 染めて ひときわ目立つように

 咲誇っている 山茶花

 仲間と一緒で 

 緑の小さな葉に包まれ

 守られるように 広がって

 
 誰を待っているのか

 誰に会いたいのか

 風に揺すられ 小刻みに

 震えるように 可愛い

 花びらを揺らしているけど

 いまは 誰もいない

 
 碧空が好きで

 薄雲に魅かれ

 陽射しを待って

 精いっぱい 花開く

 
 でも

 厳しい寒さに 負けないで

 新たな季節を迎えても

 花びらは 舞わされ 落とされ 飛ばされて

 何処へ 旅立つのか 

 誰にも わからない


 もうすぐ 

 季節が巡り ざわめく野に

 芽吹きが始まり 春風が吹いて

 何かが 始まるけど~
  






 


 

  



 
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~いま、この瞬間~

2019-02-20 | 粘土細工

    

 
 微睡む 蒼空

 傾げる 吐息

 生まれる 響き

 奏でる 風音 

 
 何もかも 

 壊されたまま

 時が 何気なく

 めくられ

 カレンダーのように

 音もなく 過ぎ去るから

 忘れられるのか

 忘れたい


 いまの 

 この 瞬間....
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~春待つ花~

2019-02-18 | 粘土細工
     


 
 窓際で 

 ただ ひたすら

 春を待つように

 陽射しを 浴びながら

 背伸びして みせる

 シクラメン

 真赤な 可愛い花びらで

 ちょっぴり 

 仄かな香りを 漂わせ

 いまを 輝いて


 厳しい寒さを 

 冷たい朝を

 幾度となく 乗り越え

 室内を明るく 温めるように  

 癒しの空間を 作って

 待っている

 
 もうすぐ 碧空に

 薄雲が たなびいて

 煌めくような 光が届いたら

 窓を開けて

 たっぷり 水をあげるから~

 
  
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~いつもの散歩道で~

2019-02-15 | 粘土細工

     

 
 いつもの散歩道を歩いて行く

 
 いつもの場所で いつものように 

 待っていたのは 薄紅色で

 お洒落した山茶花

 北風に 凍えるほどの寒さのなか

 揺らぎながら 舞い落ちて

 散らされながら 飛ばされて

 留まることも

 飛び出すことも

 儘ならないから

 重なり 固まり かばい合うように

 雑木林に囲まれた 冬野

 鮮やかに咲いて 目立つほどに 

 逞しく 揺れながら

 季節の巡りに 立ち向う


 「今年も綺麗に咲いたね」

 あなたの呟きに 勢いづいたのか

 風をもろともしないけど

 もうすぐ 暖かな風が吹いて

 いっせいに ざわめきが始まる

 
 精いっぱいに 咲いて

 魅せるから

 いつもの道は いつもの通り

 何処までも続いて~


 
 

 
 


  

 
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~雨よ!このままで~

2019-02-11 | 粘土細工

    


 
 窓辺を 密やかに 

 濡らしながら 降り続く雨

 
 いつから 濡らしてか

 いつまで 濡らすのか

 まだ 外灯の明り

 灯したままなのに 

 近くの 窓明かり

 消えたままなのに

 うす暗い 曇り空から

 音もなく 落ちて

 何もかも 包み込むように

 静寂な時を 

 作り出しているかのよう

 
 しとしと しんしん しん....

 何も語らず

 何も訊かず

 全てのもの 濡らして

 庭で木斛や欅 山茶花が

 ホッとして 晴れやかだけど

 
 いつまで 降るのか

 遠くの山並みも 住宅地も

 霞んでいるから しばらくは

 どうにもならない

 
 何故だか 冬降る雨

 心に響くような 調べに聴こえて

 呟いてしまう 

 ”もう少し このままで~”と

 
 

 

 
 

 

 
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~冬の雨~

2019-02-07 | 粘土細工

      


 ほら まだ薄暗く
 
 明けない空から いつ

 降り出したのか 冬の雨

 しとしと しとしと しんしん

 何も言わず

 何も言えず

 噛みしめるような 気配のなかで

 冷たい雨が降っている


 何を待つのか 欅からの風

 何を待つのか 雲間から 僅かな陽射し

 まだ 吹かない

 まだ 届かない

 
 少しずつ 芽生えた来た

 息吹の始まりに

 何かを 待って

 自然の流れに 邪魔する輩を

 気にしてる

 
 如何したい

 如何すればいい

 交錯する気持ちに 

 雨は止まないけど 何かを求めて

 しとしと しんしん....
   



 http://www.senior-navi.com/シニアナビです


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