
まるで
春の嵐のような 今朝の雨
風が 梢や木の葉を揺すり
灰色の雲を蔓延らせ
雨を追いやるように
吹き飛ばしているから
軒下で煩く ざわめいて
窓辺の硝子戸を叩きつける
なんでこんなに騒ぐのか
なにがこんなに暴れるのか
天よ 風よ 雲よ 陽よ 吐息よ・・・・
もう 薄紅色の花びら
落としてしまった山茶花
周りに咲いた 菜の花や水仙の勢いに
圧倒されたように ただひたすら
緑葉を揺すって 耐えて
野花を驚かせている
風の響き 風の叫び 風の囁き
雨の中で渦巻いて 仲間を呼んで
いっとき このままで
時の過ぎるのを 待ちながら
絡まった 嵐の過ぎるのを待っている
先程からの雨音
波のうねりのように 押し寄せて
心にまで迫りくる~

朝の目覚め
雨音に起こされるのがいい
まだ明けきらない空
とんでもなく 群青色になるのがいい
風も吹かないのに
雫の雨だれ 泣いているのがいい
木立の合い間
小枝を揺するような 真珠の雨粒がいい
誰かを待って
明りが燈る窓 そんな訳ないけど揺れる灯がいい
野花が咲いて
すっかり潤ったのか 呼んでいるようでいい
薄紅色の山茶花
水仙と菜の花と 張り合うように並んで
輝いて映るのがいい
樫と 欅と 木斛と
裏庭にどっしり居座っているけど まだ知らん顔で
眠っているようでいい
少しずつ 明りのつく家並み
静かで密やかな雨に 濡れているがいい
さあ 起きようか!
優しく 濡らして欲しいけど 冷たい雨
気儘に降りしきるようで 雨空を見上げている~

不思議だけど
いつも 何か忘れた頃に
パソコントラブルに 見まわれる
今回もネットが繋がらず
訪問修理で分かったのは
外線の断線とかで 思わぬアクシデント
強風に ちぎれたのだろうか
1本の頼りの線なのに
だとしたら あまりにも弱すぎて
脆く 見えてしまう 繊細な機器
多くの 細かい線のなかで お世話になっているけど
いつ どうなるのか 波乱を含んでいる
少し 大げさかな~
少しずつ 老いてきて
元々 細繊細な機器が苦手なのに
面倒くさく 厄介になってきた
いまも 少し躓くと
立ち止まって 何も出来ない
それに輪をかけたように
今度は 印刷機が
反応しなくなった
また トラブル発生?
最悪だ!
どうにかして欲しい
どうにかなるかな…
パソコンが開通したけど
また 立止まって 周りを眺めてしまう
最近の私…です
何の話しですかね~

密やかに 梢を濡らす雨がいい
何かを叫んでみたいけど 黙って佇む街中がいい
山並みの向こう 何があるのか分からないからいい
いつから降っているのか 冬の雨は寂しいけどいい
賑やかでいたいのに ラインが繋がらないからいい
薄めた珈琲がちっとも苦味がないから 嫌いになりそうでいい
テレビをつけて ラジオ音楽かけて ブログを書くのがいい
明日は晴れるだろうか 曇天に微かな期待を込めて 見上げるのもいい
古びたラジカセから流れる 若い頃に流行った映画音楽がいい
ドロドロした韓国のドラマ ドキドキさせて 最後は爽やかな恋模様がいい
ユーチューブからのカラオケ 何でも歌えて お気に入りがあるからいい
窓辺には絵画のような 小さな世界が広がっているからいい
いつまで続くのか 冷たい雨が止みそうにないから 愚痴っているのがいい
「何処へ行こうか」「何処へ行きたい」誰かとこんな会話をするのがいい
今朝の雨 いつまでも届かぬ思い 思い出せるからいい
「いつまで続けるの」誰かに言われそうで 早めに切り上げるのがいい
「そうだろうか 今の雨を語りたい」 桜の頃に想いを寄せるのがいい
もう止めるから もう少し山茶花の紅色を眺めているのがいい
風が吹かない 小枝の珠のような雫がいっぱい並んで こちらを見てるのがいい
雨が好きだけど 寂し過ぎて冷たく凍るなら 覗くだけでいい
いっぱい いっぱい 好き放題でお喋りして 振り返らないのがいい
飾らない ありのまま 拘らない 自然体 笑顔がこぼれるならいい
やっぱり いつもの珈琲メーカーで淹れた苦味と甘みのある ブラックがいい
小雨で優しくて 少しだけ温めてくれる いま降る雨ならいい~

何を持って
今年を終わりにしょうか?
膝の手術をして もう一年が過ぎて
痛みも治まったけど まだ他人の足のように
硬くて 重くて 曲がりにくい
慣れてしまえば このままで
これ以上は 望めそうにないから
我慢して 筋力低下の足に
付き合うのだろう
そして 何よりも
思いがけない 出来事
悪夢のような コロナの威力
感染の拡大に歯止めがかからない
いま この現状
どうしょうか どうにも出来ない
自然界の天災に ただただ…感染防止を
個人レベルで徹底するだけ
何よりも 予想外の大きな異変が
今更ながら 人間界の危機になっている
どうなるのだろう
どうすればいいのだろう
そんなことに襲われた 令和二年
自分自身のこと いっぱいあるけど
2つのことが大きくて 他のことが
もう ぶっ飛んでしまった
来年はどうなるのだろう
占い師も予測不可能だろう
どうにか オリンピックは成功して欲しい
国民みんなの願い 希望の光になっている
ブログを書いたり 休んだりの一年
アクセスが多くあり コメントに助けられ
どうにか 今日がある
これからどうなるか わからないけど
取あえず 我が儘に気の向くまま
今迄通りでありたい
ポエムと言えない ポエムを書いて
心を伝えて 交流して 仲間とお喋り
心穏やかに ゆっくり マイペース
ブログへの訪問 応援を有難う
大きな支えになって 感謝でいっぱい!
来年も会えるだろうと想うけど
これからも宜しく~
(コロナ感染の終息を心から願って・・・・)

風もない 柔らかな陽射しに
華やいで咲いた 薄紅色の山茶花
優しい花色だけど ちょっぴり大人びて
裏庭で 今日はお洒落に見える
寒空なのに 窓辺で眺めると
何だか 初秋のようで
まだまだ 寒さは無縁だろうか?
そんなことは無い
すっかり 落ち葉になったケヤキ
折角 紅葉で 見事に季節を飾っていたのに
今では 邪魔になった枯れ葉
拾い集めて 田の隅に追いやって
寂しそうに映るのは 季節のせい…
桜の葉は散って 椛は赤に染まり
まだ緑葉の樫や木斛 必死だけど
やがて 摘まれて 春を待つ
花壇で いっぱい咲いた花たち
それぞれが 移り変わりの中で
精いっぱい 生きている
いまは 山茶花が愛らしい
色んなことを吹き飛ばし
今を飾って 楽しませる
木々や草花に囲まれながら
移り香のなかで 気持ちを
静めながら 和ませて貰う
この庭に 助けられて
いま この時~

いつの間にか
薄緑から黄色に 色づき始めた欅(けや木)
ずっと遠い昔 植えられた木は
いまでは街路樹のように 大きく成長し
我が家で 家族を見守るように
窓辺に居座っている
あんなに 重なり合い 枝垂れ
あんなに でっかく 小枝まで広げて
あんなに 優しいミドリを 深く刻み
あんなに 立派になり 見守り
すべてを解かって
何もかも承知で
いまを 生める
激しい風雨も 自然の逆流も 天の遺物も
撥ね退けながら それでも
生き抜いた強さ 逞しさがある
やがて 少しずつ
彩りの中で 生まれ変わるように
受け入れ 戒め 闘い 再生 そして輝く
何でもないような 何でもないように
それでいて 何か ほっとけない巨木
さあ~どのように 楽しませてくれるのか
いまを思いっきり 魅せて
貫いているのは 何だろう
これから これから~

いつもと同じように 朝が明けて
いつもと同じように 空を見上げる
いつもと同じように 風の行方を確かめ
いつもと同じように 珈琲タイム
窓辺の空は 薄っすら灰色だけど
風も 雲も 雨も 吐息も
連れて来たようで 何かが
起こりそうな 空の彩り
暴風雨前の 静けさだろうか
今朝の台風ニュース 騒がしい
いまは
コロナで明けて コロナ禍に居る
真夏の行事は ほとんどが中止で
旅行や外出が儘ならない
感染拡大が止まらないから 不安が大きい
楽しみや 喜びが
奪われてしまったような この夏
何もかも 埋もれてしまった
いつもと同じようだけど
いつもとは全然違う 夏模様
珈琲を楽しむのは 誰も奪わない
仄かな香りの中で ささやかな安らぎ
どうにか 守りたい
どうにも出来ない 天空を
やっぱり 眺めてしまうけど
今朝 9月が始まったばかり~