・趣味の粘土細工、陶芸、パソコン画、
詩などの紹介をしたい
・友達づくり
少しだけ 心を静めて
気持ちを 問う
少しだけ 風を入れて
やわらかさを 知る
少しだけ 陽射しの中で
あたたかさに 和む
少しだけ 吐息をして
悔やんでも 見る
ああ・・・・
少しだけ
少しの 優しさに
触れたいだけなのに~
何時からか 降り出した雨
時折 泣いているような
時折 怒っているような
春の雨にも似た 優しさで
シトシト シトシト…
何かを 濡らしている
誰を 待っている
誰に 会いたい?
濡らして 宥めて 諭しても
何も 変わらないのに
流して
流されて
奮い立たせて
きっと 穏やかでいられるなら
止んでしまう
まだ 止みそうにない
群青色の空が 見守って
明けそうにない~
窓辺から 眺めている
いつもの 何気ない景色だけど
新鮮に映るのは 何故だろう
額縁のような硝子窓 一枚の大きな画紙に
描かれていたのは 薄紅色でお洒落した
山茶花の花
毎年この時季に花開き
小枝から 緑葉に囲まれ 守られるように
鮮やか色で咲いて 魅せる
風もないのに 薄い花びら
揺れているようで
見せ場を演出しているように
想えてしまう
季節に咲いて
季節を彩りながら 少しずつ
蕾を膨らませ 咲いたなら
花びらを散らす 初冬に向かう
厳しい寒さに 耐え抜く花は
これから 周りを取り込み
仲間と一緒で 華やかに
生き抜く~
まだ 紅葉が残る欅や椛
競演しながら 四角い空のなかで
呼んでいるようでだから 窓の外へ
飛び出して行こうか?
まだ
夜明けを告げる鐘も
新聞配達のバイク音も
聴こえないのに
目覚めてしまえば 起きるしかない
どうしょう
どうする
忘れたい 戯言
胸に秘めるだけでいい だけど
何故だか 想い出して
厄介にも 引っ掛かる
出窓のカーテン
何となく 開けて
明けきらない空の
隠れた
朝の陽 薄雲の行方 風の音
気にしながら
「さあ 珈琲から始めよう~何て
言ってみた
空は 碧空は 朝空は 知らん顔で…

朝の香りを 楽しみながら
しばらくイメージしたら
粘土で遊ぶように 気儘な
作品づくりの
わたしと
みなが 寝静まった後
明りをつけないと
どうにもならない部屋で
黙々と 彫刻する夫
仏像作りに ハマってしまい
何故だか 夜中しか出来ない
どちらも 作業は決して
妥協しないから 絶対合わない
相いれない 趣味の時間
さあ 起きるよ!
さあ 寝ようか~
まだ 薄暗くて
明けきらない朝に 昨日から
降り続く 冷たい小雨
木斛の小枝に 珠のような
雫が無数について 微かに白く
光って見える
僅かな 輝きの中で
水の精と 遊んでいるのだろうか
少しづつ 少しずつ
雫を集めて 落としたら また
待っていたように 受け止めて...の
繰り返し
不思議な戯れを 何気なく
曇り空を眺めながら 出窓から
覗いている
もう そろそろ
雨が通り過ぎたら
秋空に会いたい~
風に揺れながら
色づいた欅の葉が
ひらひら ひらひら
舞いながら落ちて
何処へ 向かうのだろうか
いつの間にか もう緑が
黄や薄茶に染まり 幹も小枝も
隠されてしまうほどに
彩りのなかにいる
もうすぐ 落ち葉で
いっぱいになる庭は
樫も 木斛も 楓も 楠も....
見せ場を作りながら 輝く季節
まだ 落ちないで
まだ 落とさないで
落ちてしまえば 枯れ葉となって
何処かへ 行ってしまう
風に揺れながら
風に向かって
今を精いっぱい 弾んでいるから~
憧れのなかで あなたに出逢い
憧れのなかで あなたを待って
憧れのなかで あなたに恋して
憧れのなかで あなたを追いかけた
激しく燃え上がる炎のような 激しさよりも
薄っすらと広がる 残り香のような茜雲を
残したまま 何も言わず終えてしまう
沈みゆく夕陽に 魅かれている
あなたは 不思議で未知な世界を
隠したまま 何処へ向かうのだろう
追いかけても
追いつけない
追いつけないから
また追いかける
幼い頃に戻ったみたいに 燥いで
あなたを追いかける この瞬間に
憧れているのだろうか…?
何のために
誰のために
描くのか
誰ともなく 訪れて
誰ともなく 覗き
どのようにも 解釈出来る
この白いページ ブログ
理解や同意があっても 反対に
批判や反発も起こる
なのに 何故
心の窓を開けるのか
私にも分からないけど
葛藤しながら
道しるべを 捜して
迷いをなくている
表現した後の 心音に
素直でいたいだけ~
街を歩いた
心斎橋を歩いた
溢れるほどの 人混みをかき分け
大阪を少しだけ 知りたくて
懐かしさを抑え 隠しながら
歩いて行く
そこには かつての
食い倒れの店も お好み焼き屋も 洋画の映画館もなく
鮮やか色で描いた看板や ど派手なネオンサインが
”待っていたよ”とばかり 目立つ
阪神が優勝すると テレビ見ていた有名橋
大騒ぎしながら 飛び込む川は
以前と同じだけど 何かが確実に
変わったようにも見える 橋下を
観光クルーズが通り抜け 明らかに
華やかになったであろう街を 一巡りさせ
誘っているみたい!
近くに知り合いの焼き肉店があり
みんなで寄って 食べて 騒いで
満腹になったから ご機嫌
法善寺横丁や有名劇場を見ながら
路地も覗いて さすがに
お疲れモードになってしまい
「まだまだ、これからだけど…」には
ついて行けそうにない
人混みに酔ったのか 歩き過ぎか
ダウン寸前になってしまったけど
昼間に見た繫昌亭の落語
ちょっぴり 想い出しながら
地下鉄乗り場に急いでいる
さあ、明日は何処へ行こうか?
大阪城や四天王寺 あべのハルカスなどに
行きたい
ハリキッテいるふりで
”頑張るよ”何て 返事して~
香りもない
艶やかでもない
繊細でもなく
何よりも 自ら
花開けない
開花しても蕾でも 固まってしまったら
そのままで 表情はいつも同じ
成長出来ない
でも
何か 何か あるはず
粘土で作ったお花は 寂しそう
薔薇 ダリア 欄 百日草 マーガレット
そう 何でも作ってしまう
丸めて のばして 形を作り 色づけして
出来あがれば 何処にでも飾れて
季節を問わない
いつも
どんな時も
控えめで 出しゃばらず
出番を待っていて
華やかに 時には素朴で
思いのまま
好きなように操られて
大事にされても
何かが 足りないと
想われる
机の上に 無造作に置かれた
沢山の花達が叫んでいるよう
わかっている
わかっているから
ひとつづつ 優しく 丁寧に
心を込めて 作るから
そして 大切にするよ
約束で・・・・
何故だか お花とお喋りして
分ったような 分らないような
粘土細工のひととき
秋風に揺れている
コスモスが好き
碧空を仰ぎながら
お喋りしているのは
ふんわり浮かぶ白い雲
野辺に咲いている野花 それとも
優しい陽射しだろうか
秋風とお喋りしている
コスモスが好き
薄も欅も顔をみせて
色づき始めた山野は 衣替えで
誰かを呼んでいるから コスモスも
桃色や白の花びらで お洒落して
お喋り~
秋風が通り抜ける
木立の隙間 陽だまりが好き
何処まで行くのか
何処まで揺らすのか
木々の幹や小枝 葉先まで
風がそよいで 誘っている
秋風に揺れている
コスモスが好き
あれだけ まっ赤に
野辺一面を 染めて
待っていたのに
もう 跡形もないほどに
雑草に埋もれてしまった 彼岸花
祭りの太鼓や笛も
運動会の競争曲も
見ることも 聴くこともなく
やがては 土に戻って
新たな季節を待つのだろうか?
繊細な花びらで 惑わすことも
火花の様相で 恐れられることも
いまはなく ただ 何とも言えない
不思議な魅力があったけど
もう ススキや野菊が
散らばりながら 咲いている野に
居場所はない
別れも告げられないまま 去って行った
鮮やか色で素朴に咲いた花
また いつか 会いたいから
秋風の頃には戻っておいで~
可笑しくなってしまう
野辺に咲いている 四つ葉のクローバー
幼い頃に戻って 必死にさがしている
いまさら ”幸せさがし”でも無いけど
何故だか 気になって
可愛い白の小花は 雑草に紛れ
蔓延り 仲間を増やしながら
いつの間にか 広がって
風を呼び
陽を受けて
碧空のもと
戯れる
三つ葉では駄目
四つ葉がいい
お伽話か 伝説か 噂なのか
魔法の花みたいで
見つけた人が幸せになれる…と言うから
面白い!
本当か 嘘か
誰にも分らない 誰も
その人にとって 何が幸せなのか
分るはずがない
だけど 信じていたい
訪れる何かしらの 幸せの約束
可笑しくて 笑ってしまうけど
その 言い伝えに乗っかって
本気モードになっている
見つけられたら そっと
密やかな夢が 広がるかも~
何かを語り
何かを伝え
夕陽が沈んで行く
穏やかに暮れゆく海空
鮮やかな茜色で染めながら
焦がしてしまう勢いで 燃え立ち
陽炎のように揺れる 妖しさと
火花を撒き散らす 光の輝きで
幻想的な世界に誘うように
水平線の彼方へ
届かない 届くだろうか
夕陽を追いかけて 諦めた想い
懐かしく蘇える
何かを伝えたかったけど
あまりにも 美しい夕映えに
何も言えず別れてしまった 遠い昔
いつの間にか 薄暗くなった浜辺
白い灯台に明りが灯り 沖には漁火
潮風が吹き抜け 波音だけがざわめく
少しの間 想い出に浸りながら
夕陽を気持ちが追いかける
ひとり 佇んで~